2012年08月18日

祭 その1

私の初めてのブログは,『DEBUO日記』という。
2006年に始めて,1年間続けた。
内容は,主に韓国ウォッチブログである。

私は20年来の韓国ウォッチャーであるので,
それをブログにしたためたのだが,
数ヶ月もすれば数千人の訪れるブログになった。

内容はともかく,当時は『嫌韓ブーム』であったのだ。


昨日そのブログに久しぶりに訪れた。
韓国に関する当時のデータを確認するためである。

すると,5年以上そのブログを更新していないにも関わらず,
前日に500人近くの人が当ブログを訪問していた。
(ユニーク数)
GOOブログは訪問者数がすぐにわかるようになっているのだ。

嫌韓ブーム』が再び日本に吹き荒れているのである。


この第2次嫌韓ブーム,火付け役はマスコミである。
フジに代表されるマスコミの韓国押しが逆に作用したのだが,
そこに大量の燃料を投下したのが,イ・ミョンバク韓国大統領である。

竹島上陸だけならここまで盛り上がらなかったかもしれないが,
天皇卑下発言により,彼は日本の虎の尻尾を踏んでしまったのだ。

祭がやってきたのだ(怒。

しばらくはブログを休もうと思っていたのだが,
こうなると記念カキコしなくてはなるまい(笑



李大統領の気が狂ったような反日姿勢の背景?

李大統領は,歴代大統領としては有能なほうである。
ノムヒョンの負の遺産である,経済運営と外交の失敗を,
李大統領は就任1年ほどでなんとか立て直したのだ。

敏腕といってよいと思う。

経済運営に関しては,
ノムヒョンの経済無策/愚策とリーマンショックにより,
2008年,韓国はデフォルト寸前にまで陥った。
2010年にも韓国には準経済危機が訪れている。

韓国経済には様々な問題が山積みなのだが,
上記にあげた危機の根本は,韓国経済の信用の無さと,
韓国の外貨不足が根底にある。

それに対して李大統領は,日中(米)スワップ協定
体の良い借金によって乗り切った。


外交に関しては,
ノムヒョン政権は日米中北朝鮮などの主要関係国から
まるで相手にされなくなってしまった。

最悪だったのは対米関係であり,
当時のアメリカは韓国を切り捨てるつもりだったと思う。

そのぐらい,ノムヒョンはアメリカに無礼な態度をとり続けたのだ。


李大統領は,オバマとの個人的修好を深めることにより,
対米関係を好転させた。
特に,当時の日本政府がアレだったので,米韓関係改善は際立っていた。


そうした李大統領の手腕は賞賛されるべきであり,
優秀な政治家として記憶されていくものだと私は思っていた。

しかし,李大統領に何がおきたのか?
最近の彼の言動はまさに口から泡を噴いているようだ。


考えられるのは,
任期末期であり,支持率がどん底である。
任期末期であり,身内の犯罪がどんどん明らかになってきた。
  韓国・李大統領の兄を逮捕

韓国大統領の任期は5年。
最後の1年ぐらいになると大統領の支持率はどんどん低下する。
何しろ,もうすぐ大統領でなくなる(来年の2月)のだから,
人々がどんどん周りから逃げ始めるのだ。
  李明博系が次々と脱落…レームダックが加速

韓国人は地位につくと大抵悪いことをする。
本人は清廉潔白でも,本人の身内が悪いことをする。
悪いことをしなくても,関係のない人があら捜しを始める。

あら探しの結果,古い統治者は新しい統治者から迫害される。
半島にはそういう政治風土が古くから存在する。

実際,20世紀の歴代韓国大統領の殆どは,国外追放されたり,
死刑判決をうけたり,暗殺されたり,ひどい有様だった。


李大統領にも韓国のルーティンともいうべき状況が舞い降りた,
ということだろう。
その状況から逃げるための伝統的な手法は『反日ドーピング』である。


竹島上陸

しかし,反日ドーピングだとしても,李大統領はやりすぎた。
どうやりすぎたのか。

竹島(韓国名は独島ドクト)問題は曖昧にしていこうという暗黙の了解が
過去の日韓の政治家にはあった。

元々は韓国の初代大統領イ・スンマンの竹島不法占拠が元である。
しかし,韓国は違法であることを認めず,それを韓国独立の象徴としてしまった。

日本側も抗議をし続けているが,どこか及び腰だったのは,
竹島が重要な島ではなかったこと,
戦争の記憶により半島に引け目を感じていたこと,
冷静構造の中,日韓が最悪の事態になるのは避けたかったこと,
そういう事情があった。


おそらく,その玉虫色の竹島事情をKYで破ったのが,ノムヒョンである。
ノムヒョン時代,竹島をめぐって,
日韓の軍事衝突の一歩手前まで進んだことがある。
  独島:韓日、06年に銃撃戦寸前だった 朝鮮日報

そして今回の李大統領の竹島上陸である。

過去の日韓の政治家は表でいがみあっても,
裏ではお互いの事情に通じている人が多かった。

ところが,ノムヒョン,イ・ミョンバクは日本統治世代ではない。
戦後生まれの大統領であり,
反日ドーピングを効かせまくった認識でもって,
竹島を眺めている可能性が強い。

素で,竹島は韓国のものであり,
日本は,竹島(韓国)を掠め取ろうとしているのだ,
そう信じ込んでいる可能性が強い。


ノムヒョンは,日本との軍事衝突を指示した,と言われている。
では,李大統領の竹島上陸にはどんな不味い点があるのか。

韓国は竹島に常駐させている警備隊を,
『警察』と称している。

これが軍隊であれば,
日本側から見れば軍事的侵略,と国際法的にみなすことができる。
つまり,日本は自衛隊を出動することができるし,
自衛隊を出動させなくては,日本国民の強い反発を招く。

だから,韓国は軍隊を竹島に常駐させることができない。
ここが日韓の最後の一線である。


韓国大統領というのは,韓国のトップ責任者であり,
軍部の最高司令官である。

軍部の最高司令官が竹島を訪れる。
李大統領は,最後の一線を破ったのだ。
日本側のすべきことは,『自衛行動』である。

さらに悪質なのは,韓国軍は竹島で9月に軍事演習をするという。
挑発も極まれり。
これらが意味することは,日韓開戦である。

冗談でもなんでもない。

戦前であれば,日本軍は即行動に移したであろうし,
現在の世界においてもこれだけの行動に出たのならば,
即座にミサイルを飛ばされても不思議ではない。

そういう危険な挑発を韓国がしたということだ。
  ロシアの分析によると、韓国の軍事行動は日韓間に軍事衝突=戦争をもたらす恐れ...


李大統領の天皇卑下発言

だが,李大統領の竹島上陸だけでは,
日本側の強硬姿勢には繋がらなかった可能性がある。

少し前に,ロシアのメドベージェフ首相が国後島を訪れたことがある。
これを野田政権は声明による抗議だけで殆どスルーしてしまった。

李大統領の竹島上陸も,
時期を選べば日本側の強い反発を受けなかったかもしれない。
国民の関心を呼ばないからだ。

ところが,オリンピックサッカーでのプラカード問題,竹島上陸,に続いて,
李大統領は日本の聖域に土足で入り込んだのだ。


ただ,韓国人による天皇謝罪願望・発言は昔からあった。
天皇に謝罪させたい,というのは,
大多数の韓国人に共通する見解だろう。
私はニュースを見た時,また韓国人が遠吠えしている,
と思ったものだ。
そのぐらい,何度でも天皇卑下発言が韓国国内では
日常的に行われてきた,と考えてもらって良い。


今回,李大統領の発言に注目が集まったのは,
その発言を官邸HPに載せたせいらしい。
(しかも,相当下卑た言い回しであったらしい)
つまり,韓国トップによる公式発言として注目が集まったのだ。

現在はただでさえ,韓国の反日に注目が集まっている時である。
日本のマスコミが一斉にこの問題を取り上げたようだ。


昔であれば,ネットもなく,日本人も韓国に興味がない,
というよりも韓国を遠ざけているような状況では,
韓国の国内での発言はスルーされたであろう。

だが,時代はどんどん変化している。
嫌韓感情がかつてないほどの高まりを見せ,
ネットですぐに情報の伝達する昨今であれば,
李大統領の発言は看過できるものではない。

日本政府もここで強硬姿勢を取らなければ,
日本国民や,日本の古くから中枢にいる人達から,
完全に見捨てられる。



それでも残る李言動の不思議

ただ,李大統領の強硬姿勢の背景には疑問が残る。
なぜ,あれほどのバランスを欠いた行動に出たのか?
という点だ。

ひょっとすると,慰安婦問題で日本側が全く相手にしなかった,
それが李大統領の自尊心を大いに傷つけたのかもしれない。
通常ならば,理性的であるべきなのだが,
現在の李大統領を取り巻く状況は彼から理性を奪ってしまったのかもしれない。

つまり,李大統領は狂っている。
そう思わざるを得ない。

ただ,李やあるいは韓国側は理性的ではないだろうが,
日本側も理性のタガが外れた面は多少あるにしても,
韓国に対する強硬姿勢は極めて理性的である。

SWAP停止にしても,ICJ提訴にしても,
将棋の駒を動かすように,次の手を打っているにすぎない。


例によって,一連の韓国の行動を起こしたのは,日本のせい,
そう韓国人は主張してくるだろう。

だが,一線を越え,日本を怒らしたのは間違いなく韓国である。
そして,日本に強硬姿勢を取らざるを得なくしたのは韓国に原因がある。



さて,李大統領は後に引けなくなった。
周りの韓国人は引き際を模索し,のたうちまわるだろうが,
李大統領が変わらなければ,幕を引くことができない。

我々韓国ウォッチャーにとって,李大統領は面白みのない大統領だったが,
ここにきて,ノムヒョン以上の存在になりつつある。


続く 祭 その2


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posted by DEBUO at 12:18 | 東アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする