2012年08月30日

日韓関係正常化へ 戦後始めて訪れたチャンス

韓国に特別な思い入れがなくても,
『日韓が対立するのは損』
という人が現れる。そして,
『SWAP協定破棄は日本にブーメランとして跳ね返ってくる』
と忠告する人もいる。

そして,呪文のように繰り返される言葉。
『大人の対応』

うんざりである。


金大中政権のとき,韓国は北に対し『太陽政策』をとった。
結果はご覧のとおりである。
北は核実験をするまでに至り,
その一方で乞食外交を繰り返すばかりであった。

戦後,日本は韓国に対し,まさしく『太陽政策』を行い続けた。
その結果はどうだ?
北同様,韓国も日本に無理筋ばかり言うようになった。


相手を誤解させてはいけない。
外交には『わかりやすさ』は大切なことだ。

チャーチルはこう述懐したという。

  英国は日本に無理難題をふっかけた。
  でも,日本は受け入れてしまう。
  では,とさらに無理難題をふっかけた。
  それでも日本は受け入れてしまう。

  じゃあ,ともっと無理難題をふっかけたら,
  日本は『これだけ譲歩しているのに何故わからない』
  といきなり怒りだして,
  英国の誇る戦艦は沈められるし,
  シンガポールはあっという間に陥落させられた。
  日本は外交を知らない。

忠臣蔵というのは,日本の伝統的なスタイルではある。
こらえてこらえていきなり刃を抜くスタイルだ。

外交は引けば押してくる。それが常識である。
譲歩すれば,それは押しても良い,というメッセージになる。
譲歩しておいて,日本の心情がわからないのか,
といきなり切れられても,相手には通じるはずがない。

『分かりやすさ』とはそういうことである。
黙っていたら,わからないのだ。
大魔神スタイルは日本でしか受け入れられない。

絶えずメッセージを発し,
お互いの行動を先読みできるような関係にすること,
これがお互いの安全につながる。


私はフィリピンに住んでいる。
多くの日本人はこういう。
『これだけ比人のためにやっているのに,
 比人は理解してくれない』

比人にとって見れば,
日本人の思いやりはあまり伝わっていない。
感謝もしていないし,むしろ親切さはつけこまれる。

最悪の場合,日本人は全財産を巻き上げられる。
そして,稀には殺人事件にまで発展することもある。

その日本人はこういうだろう。
最後まで彼らには自分の想いが届かなかった。

これではいけないのだ。


ましてや,外交は国益を戦わせる場である。

韓国は日本に一方的な要求をしてくる。
それは韓国に限ったことではない。
同盟国のアメリカでさえ,どれだけ日本に煮え湯を飲ませたか。

譲歩は弱さを表明するに過ぎない。
アメリカのイチャモンが通ったのは,アメリカの国力ゆえだ。
日本は弱いから,アメリカの言い分を聞かざるを得なかった。


だが,韓国の言い分は事実関係に基づいていない。
アメリカのような戦略的思考などどこにもない。
誤解に基づく,或いは一方的な思い込みに基づくにも関わらず,
日本はずっと譲歩し続けた。

3歳児のような妄想に基づく思い込みに
なぜ日本は付き合わなくてはならないのか?
あまりにも理不尽ではないか。



より正常な日韓関係を目指すのであれば,
どこかの地点で大きな修正を加えるしかないだろう。
日本が刃を抜く前に。

それが現在である。
戦後約70年たって,始めて訪れた状況だ。
これは多少の経済的不利益を折り込んでもモノにすべきだ。


少し前であれば,
韓国の言い分に反対を表明しようものなら,
『妄言政治家』として責任を取らなくてはならなかった。
その場合,日本のマスコミも大きな役割を担っていた。

だが,冷戦構造が変化し,
北朝鮮はすっかり信用をなくし,
左翼が世界的に力を失ない,
ネットの発達によってマスコミ主導ではなく,
個人の判断力が飛躍的に向上している現在,
日韓の歪な関係を修正しなくてはならない。


もっとも,例えばICJで竹島の日本領有が認められたとしよう。
しかし,韓国はそれを認めないだろう。
ICJの裁判官を買収したとか,
日本の国力ゆえに竹島がとられたとか,
ありもしない言い訳をして,ますます日本を憎むだろう。

それでも構わない。
日本と韓国は遠い隣国である。
わざわざ,お近づきになるほどのものでもない。
素っ気ない関係,私は日韓関係にそれを望んでいる。

韓国の非難など鼻でせせら笑う程度のものでしかない。
『大人の対応』とは,事なかれ主義のことである。
『良い人』であることから日本は脱却しなくてはならない。

敬して近づかず。
合理的な判断のできる関係,
少なくとも日本側はそうであって欲しい。

posted by DEBUO at 10:00 | 東アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする