2014年08月24日

久しぶりに更新 マニラの日本食ブーム その1

1年以上、当ブログをほったらかしにしていたので、
ちゃんとログインできるかどうか不安だったが、
無事ログイン。

というのも8年ほど前、インドネシアで高熱を出して入院したときに、
私の一番最初のブログのID・パスワードを忘れてしまったことがあるのだ。

もっとも、ブログねたがあんまりない。
ネタはそこら中に転がっているのだが、
あえて投稿しようという気がしない。

ウクライナ問題が勃発したときは、
かなり質の高い投稿ができたのだが(自己評価 笑)
時期を失してしまった。

で、マニラのグルメでも報告しようと思う。


なぜか、マニラでは日本食ブームである。
理由はわからない。

東南アジアで一番日本が浸透しているのは、
台湾・香港・シンガポールとタイである。

それらは一人当たりの所得がフィリピンとは比べ物にならない。
それにもともとグルメ地域でもある。
日本企業も多数進出しているし、
日本ブームというか、日本がかなり浸透している。

当然のように日本食レストランも多いようだ。


たいしてフィリピンは、中間層が増えてきたといっても、
経済規模がたとえばタイと比べても違いすぎる。

2012年だとタイは一人当たり約5500ドル、
フィリピンは2500ドルだ。
(人口はタイが6800万人、比が1億人弱。)

一般的に一人当たりのGDPが3500ドルを越えると、
モータリーゼーションが爆発するらしい。
ちょうど、インドネシアがその段階にあり、
去年の車の売り上げが100万台を越えた。
(インドネシアの人口は2億五千万人)。

去年、日本の自動車会社がこぞってインドネシアに進出したが、
そういう背景がある。


タイなどはずいぶん前からバンコクの渋滞が酷いのだが、
去年は自動車販売促進策もあって、これまた自動車販売が
100万台を越えた。
そのせいか、バンコクの渋滞はシャレにならないという。

バンコク周辺は日本企業の集積地だが、
インフラ・人材とも飽和状態にあるらしい。


バンコクやジャカルタに比べると、
マニラはどうなのか。

フィリピンはグルメ国ではない。
あれだけ諸外国のグルメの充実している日本で、
在日比人が20万人もいるにもかかわらず、
フィリピン料理の店は微々たるものだし、
話題が人の口にのぼることもない。

たとえフィリピンはまり親父であっても、
フィリピン料理は圏外の人が多い。

それはフィリピンで生活してみると良くわかる。
比料理は一言でいって、質が低い。

そもそも素材の質が低い。
さらに料理方法も洗練されているとは言いがたい。
特徴的な料理もあまりない。

たいていの庶民が食べるのはいわゆるタイ米(長粒米)で、
そこに多くの場合、作り置きのおかずと一緒に食べる。
というか、作り置きのおかずの汁(少量)をご飯にかけて食べる。

茶碗半分の味噌汁でどんぶりご飯を食べるような感じだ。

日本では昔、ご馳走と言えばビフテキだった。
フィリピンでは、フライドチキンである。
それも、ジョリビーなどの外食チェーン店のものが
庶民的には最高のご馳走になる。

50年以上前の日本人の食事風景、
それがフィリピンの食生活だと思っていいんじゃないか。


ただ、おそらく10年ほど前から、
マニラの食事スタイルに変化が出てきた。
ジョリビーなどのチェーン店ではなく、
普通のレストランに注目が集まり始めたのである。

女性の容姿も10年前とは様変わりをした。
以前は判で押したようなジーンズルックだったのだが、
スカート姿の女性が増え、髪型もかなりファッショナブルになっている。

生活の質の向上が見て取れるのだ。
フィリピンでは中間層が増えているといわれている。
自宅所有、あるいは車を所有しているような層だ。
または外資系に勤めたり、海外OFWの送金のある家庭だ。

フィリピンの1世帯あたりの平均年収は20万p(50万円弱)だが、
それよりもずっと裕福な家庭のボリュームが膨らんできている。

中間層はすでにジョリビーでは満足できない。
ジョリビーは貧乏人の行くところであり、
最低でもマクドナルド。
できれば、貧乏人のいないレストランに車で乗り付けて、
ささやかな自尊心を満足させたい。

マニラでここ10年間ほどの間に増えてきた高級レストランは
そういうのが背景にあり、
日本食レストランブームのその文脈でとらえるべきなのだろう。


続く









posted by DEBUO at 16:55 | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする