2017年03月14日

儒教式法治

本日、日経ビジネス・鈴置高史氏の新記事がアップされていた。
目からうろこの内容で、是非ともご覧頂きたい。


慧眼だと思ったのは、タイトルにもあるように『儒教式法治』という言葉だ。
もともとは、京都府立大学の岡本隆司教授の説明だという。

中国や韓国といった儒教国家では、『情理』が大切。
『情理』とは、大多数の人々が「なるほどな」と納得できる判断を示すこと。
韓国は西欧式の法治国家ではないが、
儒教的には全うな『法治』国家である。

つまり、ポピュリズムこそが韓国の法の根底をなすものであると。
朝日新聞のいう『韓国式民主主義』だ。
伊達に国民情緒法が憲法の上にくる、といわれる訳ではない。

別に揶揄しているわけではない。
西欧式がいつでもいいわけではない。
所違えば風土が違って当然。

日本にもおそらく世界中の国でも情理を受け入れる土壌があると思うし。
ただ、法理に重きを置かないのなら現代国家とは認められないだろうが。

で、最後に

『2015年以降、日本政府の韓国に対する公式的な見解から「価値観を共有する国」との文言を外しました。
2016年にモンゴルを訪問した際、安倍首相はエルベグドルジ大統領に以下のように述べました。

  日本とモンゴルは基本的価値を共有する地域の重要なパートナー。
  モンゴルの自立的発展のためにできる限りの支援を惜しまない。

韓国はモンゴルよりもはるかに遠い国となったのです。』

私の中で、世界観が整理整頓されるような記事だった。


日本を中心に、東アジア各国の距離感を考えてみた。

日本

台湾、フィリピン、インドネシア、タイ、マレーシア
ミャンマー、ベトナム、ブルネイ、モンゴル、シンガポール

韓国

カンボジア、ラオス

中国

北朝鮮

韓国の上に▼を二つつけた。三角を一つ減らすには、
■THAAD問題に端を発する中国の態度に韓国が反発するか。
■韓国次期大統領が実際にいかなる政策をとるか。
この2点が重要な観察ポイントになると思う。

現在、韓国が中国から受けているいわれなき野蛮な振る舞いは、
台湾や日本でも経験済みだが、台湾や日本,ベトナムはそれを撥ね返してきた。

では、韓国は?
韓国人が安全保障をどう捉えるのか。
アメリカから離れ、中国に迎合するのか。
韓国が独立国としての気概をもっているのか。

また次期大統領候補たちは、慰安婦合意、THAAD設置、GSOMIA合意について反対や再交渉を主張しているように見受けられる。
実際に大統領になったらどうするのか。

慰安婦合意を破棄したら、
日本のみならず諸外国の信頼を失う。
特に日韓は政治的に断絶状態に陥ると見てよい。

THAAD設置に反対したら、在韓米軍は韓国を撤退。
米韓軍事同盟の破棄にいたるだろう。

そもそもが国を守るのはその国の責任。
その責任を米軍に依存しておいて、
米軍基地を守るTHAADに反対するとなれば、
米軍が逃げ出すのは当然。

GSOMIAも同様。


posted by DEBUO at 14:35 | 東アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする