2010年08月22日

米軍基地移転:「李大統領、普天間の韓国移設を提案」

数日前になるが,馬鹿がこんな発言をしていた。

  菅首相:「改めて法律を調べてみたら
  『総理大臣は、自衛隊の最高の指揮監督権を有する
  と規定されてた。」

記事を読んだ瞬間,腰が砕けた。
ギャグなのか。ギャグにしても,背筋が凍るような発言だ。

こんなことも言っていたらしい。

  菅直人首相は19日、首相官邸で北沢俊美防衛相に
  「ちょっと昨日予習をしたら、(防衛)大臣は自衛官じゃないんですよ
  と述べた。

彼は,シビリアンコントロールを知らないらしい。
彼が(左翼)活動していた時期はシビリアンコントロールについて
盛んに議論されていたんじゃないかと思うんだが。

これは彼独特の言い回しなのかもしれないが,不注意な発言だ。


バブルの頃だったか,自民党に不祥事が続発し,国会が空転。
しかし,日本経済は絶頂期を迎えていたし,
優秀な官僚が後ろに控えていたから,日本は滞りなく発展。
政治不要論さえ飛び交っていたことがある。

その当時と現在とで違う点は,
経済は暗転しているし,
政治主導(笑)とかやらで官僚をあんまり使わないらしい,
ということだ。

だから,赤松口蹄疫のようなことがおこるんだろうと思う。

官僚は,何も生み出さないかもしれないが,
マイナスになるようなことも滅多にしない。
そういう官僚の守りの強さは生かさなきゃいけない,と思う。

ところが,民主党は妙に自分に自信があるのか,
官僚を遠ざけ(財務省にはいいなりのようだが),
そして,日本の舵取りをするのは,
上のような素人丸出し発言を繰り返す人間だ。


私もさんざんこのブログで民主党をこき下ろしてきたんで,
もうネガティブなことはあまり言いたくない。虚しいのだ。

しかし,李明博大統領がこんな発言をしていて,
彼我の差にため息が出てしまった。

  『米軍基地移転:「李大統領、普天間の韓国移設を提案」

この発言を李大統領は否定しているらしいが,
実際にそう発言した可能性が高い。

だって,絶好機だもの。


沖縄の役目は,他のどの地域にも代替ができない。
沖縄は半島と台湾を睨み,
さらに,中国の太平洋への膨張をがっぷり抑えこむ位置にある。

対して,韓国の立地は戦略的に一段落ちる。
上記沖縄のような役目はもとより,
仮に韓国が落ちても,日本が防波堤になる。

アメリカから見れば,そういう立地に韓国はある。
沖縄の代わりを韓国がする,ということはありえない。


しかし,沖縄の役割の一部を韓国へ持ってくる,
という提案は多少なりとも現実味がある。

ヘリコプター部隊が沖縄本島にこだわるのは,
距離が重要だからだが,
それが県外移設でも良い,ということであれば,
韓国移設であっても構わない,ということになる。


もし,半島に沖縄の機能の一部を移転させることに成功すれば,
韓国にとっては大金星だ。
先代のノムヒョン大統領の不手際をケアして余りある。

そうなれば,オバナ−李の蜜月は更に深まり,
軍事的はもとより,政治的,経済的なメリットは計り知れない。


さらに,李大統領は,半島統一を念頭にしているんだろうと思う。

周辺国のコンセンサスは,半島の現状維持,というところにある。
しかし,金正日政権の崩壊後は一気に動く。

それが李大統領の任期中におこれば,
彼は統一に向けてブルトーザーのように動くと思う。
彼にはそういう強い野望がある。


もう一つある。
どうも,アメリカは経済的のみならず,軍事的においても,
反中国に舵とってきた,と思われることだ。

それは,南シナ海でのクリントンの発言と米軍の動きに現れているが,
その延長線上で,先の韓国哨戒艇沈没騒ぎに伴う,
米軍のプレゼンスの高まりにも連動しているんじゃないか。

あの時,米韓合同演習を行ない,空母まで出動したのは,
対北朝鮮というよりも,
対中国がメインだったのだろう,ということだ。

そして,それはポスト金正日騒動を暗示させるできごとだったのだ。



何にしても,日本の周囲ではダイナミックな変化が起きている。
ところが,日本の政権は寝ぼけたような奴らばかりだ。
先の馬鹿の発言にしても,どこかの町役場のおっさんのような発言だ。

ためいきしか出ない。

posted by DEBUO at 23:19 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする