2011年02月24日

中近東の一連の騒動についてメモ書き

現在起きている中東問題をどう眺めれば良いのか,
この地域に関しての知識に薄い私はよくわからない。

しかし,一つの決定的な事件が起きたようだ。

  エジプト:スエズ運河、イラン軍艦通過へ 外交変化も

ムバラク時代ならば,イラン軍艦通過を認めなかった。
ムバラクは親米=親イスラエルだったからである。

反米中の反米であるイランの軍艦通過を認めた,ということは,
この地域でのアメリカの軍事プレゼンスが相当程度後退した,
ということだ。

この地域が反イスラエルにまわった,
そこまでいかなくても,イスラエルにより厳しい視線がなげかけられている,
ということだ。


これが決定的な事件であるのは,
単にイスラエルの安全が危うくなってきた,
ということだけではなく,
現在世界的に起きているアメリカの衰退
という観点から,象徴的である,とみられるからである。

  エジプト混乱、米の中東軍事戦略に支障も


もう一つ。

一連の騒動は,アメリカの衰退が招いた面もあると思うが,
反米政権も同様に批判されているように見える,
ということである。

イラン,リビアがそれにあたる。

うがった見方になるかもしれないが,
アメリカのこの地域でのプレゼンスの低下は,
カウンターであるべき反米勢力の力も削いだ,ということだ。

反米であればこそ存在意義のあった勢力であるから,
アメリカのプレゼンスの低下した今,
反米以外のその勢力の性格=
  政治の腐敗とか貧富の格差,行き過ぎた独裁など
が露呈してきているんだろうと思う。


アメリカの衰退,というだけではない。
この地域への欧州の関わり方はどうなんだろう。

欧米という2大勢力の地位低下,
それに伴い反欧米勢力の地位も低下。

なんとなく,冷戦後の世界に似ているような気がする。
あの時,国際政治学で名をなした高坂 正堯氏は,
『ローカルの紛争が頻発する』
と予言した。

高坂 正堯氏は,中曽根氏ら歴代総理のプレーンであり,
前原誠司氏の先生でもあった。

ローカルの紛争が頻発する,というのは,
米ソの抑えがきかなくなり,
今まで抑えつけられていた各地の不満が爆発する,
ということである。

冷戦後のそうした世界観と,
中近東で起こっている一連の騒動は似ている気がする。


中近東の一連の騒動の裏読みをする陰謀論も見られるが,
私はその点はよくわからない。

ただ,多くの国はとりあえず経済成長をしていた。
その体制を崩し,自分たちの権益を主張する。

この地域の混迷はますます深まるんだろうなぁ。


ところで,勃興していると見られる中国は,
この件からどういう影響をうけるのだろう。

政治の腐敗,貧富の格差,独裁政権,
全て中国にあてはまる。

ここに物価の高騰が加わっている。
今後,さらに物価が高騰するかもしれない。

物価の高騰は,天候不順に加え,
日米欧のだぶついた資金が新興国になだれこんでいると
みられるからだ。


この一連の事件は,私の手に余るのでこれぐらいにして,
中東情勢を簡単にメモ。

ああ,その前に。
韓国では,数行で取り付け騒ぎがおきたそうな。

日本ならえらい騒ぎになるが,
韓国ではどうなのかな。

それから,ドイツでは金の貸し出しを拒否る流れが加速しているらしい。
キリギリスを助けるのはまっぴら,というわけだ。

欧州も正念場を迎えつつあるのかな?


チュニジアジャスミン革命
 独裁政治
 長期政権の腐敗
 貧富の格差
 長期独裁政権が民衆によって倒されるという、アラブ諸国では珍しい事例

レバノン 参考
 シーア派(ヒズボラ,親シリア,親イラン)対スンナ派の対決?
 複雑すぎてよくわからん。

イエメン
 参考
 30年の長期政権

ヨルダン
 参考
 
エジプト 2011年エジプト騒乱

アルバニア

バーレーン 参考
 ハマド国王ら少数のイスラム教スンナ派(金持ち)による支配に,
 人口の約7割を占めるシーア派住民(貧乏人)は不満を募らせている。
 シーア派はイランとの繋がりを考えざるを得ない。
 米軍が駐留している。
 この小国(島)が中近東の『沖縄』であることには注意を要する。

イラン 参考
 
リビア 2011年リビア騒乱
 ここの動乱は,原油価格に大きな影響を与える。

サウジアラビア
 目立った動きはないようだが,ここが本丸。

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posted by DEBUO at 22:52 | 世界の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする