2011年12月31日

21世紀の女性音楽家

ここ2〜3年ほどの日本の音楽は停滞気味なんじゃないかと思う。
少し前には昭和歌謡風TUNEが流行し,
2011年など,ヒットチャートの上位はAKB,ジャニーズが席捲した。

K-POPという,多くの場合中身はまんまレベルの低いJ−POPも
日本の音楽停滞を表している。
目先を変えたいのだろう。


それでも,注目すべき人は出てくる。
最近だと,KOTORINGO

幼女のようなボーカル,
対照的に男性的なピアノ演奏力,
JAZZなどに影響を受けた複雑なアレンジ,
なによりも,個性が飛び抜けている。

坂本龍一が見出した,というだけあって,
矢野顕子の現代版,という見方もできると思う。

矢野顕子のギトギトしたアクはないが。


KOTORINGOが静,草食系だとすると,
動,肉食系は椎名林檎だろう。

98年にデビューしているからもうベテランだが,
とにかく声が強い。

東京事変の超強力なバックをを抑えつけることのできるボーカリストは,
日本には他にいないんじゃないか。

私は彼女を日本一の女性ボーカリストに推す。


音楽家というと少々語弊があるかもしれないが,
PERFUMEも好きなミュージシャンである。

ただ,PERFUMEの場合,
中田ヤスタカの力が大きいのであるのは皆さんご存知の通り。


最近の最大の驚きは初音ミクである。
ホログラムによるライブは未来を予感させた。

彼女を音楽家と読んでいいのか,
いや女性なのか,そもそも生物でさえ無いのだが。

初音ミクはある意味PERFUMEの延長線上にある。
アイドルの究極の形だ。

初音ミクはプログラムである。
全てが人によってコントロールされる。

従って,初音ミクが自発的に魅力を持つことはない。

対して,PERFUMEは歌手としては相当改変されているかもしれないが,
当たり前ではあるが,彼女たち自身に決して計算できない魅力が備わっている。

その違いには深い溝が横たわっていると思うのだが,
それは簡単に飛び越すことのできるものかもしれない。

アニメにシャロン・アップルというのが出てくる。
AIによるアイドル歌手で,宇宙を制覇している,という設定だ。

未だ初音ミクはメジャーな存在ではないが,
ヒット・チャートにコンピュータ・プログラム歌手が並ぶ,
そういう時代がやってくるのかもしれない。











posted by DEBUO at 23:56 | 映像・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする