2013年03月01日

(テレビ)超高精細8K、20年に普及を

超高精細8K、20年に普及を=総務省検討会

テレビのきめ細かさ

  ハイビジョンを1とすると
  フルハイビジョン 約2倍
  4k2k        約9倍
  8k        約36倍

ハイビジョンでも随分と高細密な画面だと思っていたが,
近頃は,その9倍も画素数の多い4kテレビが話題に上っている。
そして,次は8Kテレビなんだと。
ハイビジョンの実に36倍ものキメの細かい画像になる。


有機ELテレビを韓国勢が発売する,ということで一時話題に上った。
私はその話を聞いた時に非常な違和感を感じた。
そもそも,韓国の話題をすんなり信じるのはあまりに無防備だ。
偏見ではない。
韓国がこの手の話題を出すと,やらかしていることが多いからだ。

韓国『世界初の・・・』
  実は数年前に日本メーカーが発表していた。
韓国『製品化に向けて』
  いつまでたっても発売されない
韓国『2年後に追いつく』
  話が消えた

これが通常の韓国である。
株価対策,ということもあるかもしれないが,
基本的に韓国人はビッグマウスだ。
それは個人・企業・政府に共通している。


有機ELに関して言えば,
日本ではソニーとパナソニック?が業務用に開発を続けているが,
それ以外では製品化に消極的と聞いている。
ところが,韓国のサムスンとLGが『今後は有機ELの時代だ。
とやらかした。

そこに日本のマスコミが飛びついた。
  伸びゆく韓国,墜落する日本
というわけで,テレビという馴染みのある工業製品のこともあり,
マスコミの日本叩きに利用されてきた。

日本メーカーが有機ELに消極的なのは,
  寿命が短い
  焼付けを起こす
  消費電力がプラズマ以上,トースターのように多い
  値段が高い

このような欠点を持っているからで,まだ一般化には遠い。
(有機ELは照明で実用化が進んでいる)

で,韓国の2メーカーの有機ELテレビはおそらく
バックライトに有機ELを使用したもの,と思われている。
『先進的』LEDテレビを発売したのと同じ売り方をしてくるのだ。
つまり,なんちゃって有機ELテレビなのである。


韓国企業が有機ELテレビを売り出したいのには理由がある。
液晶テレビが儲からないからだ。

儲からない理由は
  韓国企業の安売り攻勢で液晶市場がダメになった
  (自業自得)
  液晶の核心技術を持っていない,
  素材・技術・設備を日本に依存する
  55型以上のパネルを作ることができないらしい
  (サムスン,シャープとの特許戦争に負けて)

『躍進する韓国』と日本のマスコミは褒め称えていたが,
サムスンもLGもテレビは儲からない。
収支トントンだったり,ヘタすると赤字である。
ついでに,家電部門の収益はテレビ以上に悪い。

サムスンなどはテレビ部門を統合した。
体の良いリストラだと思う。
液晶パネルは台湾企業に発注しているらしい。

それでもテレビ部門を諦めないのは,
広告的価値が大きいからだ。
株価対策,というのも大きいかもしれない。
基本的に韓国企業は手持ち現金に不足していると言う。
目先の現金のために,企業アピールは欠かせないのだ。

有機ELテレビであっても,素材などの日本依存は変わらないが,
韓国企業は液晶よりは有機ELの特許を持っているようだ。
バックライト有機ELであろうと,少なくとも目先は変えられし,
あわよくば『有機ELテレビ宗主国』として市場をリードできる。
まあ,そんなところだろう。

 ※もっとも,有機ELテレビ発売に向けて
  喜劇が繰り広げられているようだ。


私はテレビに詳しくないが,
上記の簡単な解説はそんなにはずれていないと思う。
ところが当たり前ではあるが,普通はこの程度のことでも関心がない。

だから,NHKあたりが
  『これからは有機ELテレビだ!』
  『躍進する韓国企業』
とかやれば,すぐに信じてしまう人が続出する。

逆に,今のマスコミの流行は『嫌韓』かもしれない。
今まで注目しなかった(というよりも関心のなかった)韓国の実情を
ポツポツと流し始めている。

少し前に韓国の江南(カンナム)にスポットを当てていた。
カンナムは韓国の金持ちが集まる地域である。
ところが,カンナムの繁栄の陰にスラム地区がある。
韓国の経済格差を象徴するような街なのだ。

韓国にはスラム地区が点在する。
私は2度ほど韓国に行ったことがあるが,
ソウル駅裏のスラム地区を見に行ったこともある。

何しろ,韓国が白米を食べるようになったのはここ20年ほどのことである。
30年前には満足に白米を食べることができなかったのだ。
経済発展も歪になろう,というものである。

年金なんてのも整備されたのはここ10年ちょっとだ。
しかも年金基金の破綻の噂が絶えない。
歪な経済発展で社会構造が変化するなか,
かつては尊敬され家族から面倒を見てもらえた老人たちの多くが,
今は家族に見捨てられ,もらえたとしても僅かな年金で生活する。
結局,韓国は自殺大国になってしまった。


マスコミに煽られて『韓国を見習え』などと
主張する情弱は少なくなるだろう。
逆に『韓国は暗黒の国』と捉える人が多くなるかもしれない。

それはあながち間違った捉え方だとは思わないが,
情報リテラシーの不足は,現代では致命的にまずい。
マスコミに煽られて,民主党に投票,
結果として3年もの無駄な時を過ごすはめになってしまった。


さて,未来のテレビはどうなるのか。
4Kテレビでさえも,通常の有機ELテレビよりも画面が綺麗だという。
ましてや8Kだ。
ただ,4Kにしても専用の映像ソフトが要るらしい。
だから,大衆化するかどうかはわからない。

そもそも現状の液晶でも充分綺麗なのだ。
20インチの液晶が1万円ぐらいで売っている。
これをはるかに超える細密画像を持ってこられても,
特に女優さんなんかは大変だろう。
目尻のシワの奥まで見られることになるからだ。


今後テレビ部門が日本を牽引する,ということは無いかもしれないが,
一般的な話として,
日本が技術や素材の輸出で世界を牽引する図式は変わらないだろうし,
そこを手放すことは日本の死に等しい。

8Kが将来の『技術大国日本』の一部門を形成するのか。
ちょっと楽しみな話題ではある。


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posted by DEBUO at 13:06 | 日本経済・国債 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする