2013年03月02日

OFW 海外フィリピン人就業者

フィリピンのGDPの10%程度が
フィリピンの海外出稼ぎ労働者によるものと言われている。

日本でフィリピン人と言えば,ピンパブのホステス。
香港ならば,メイド。
中近東なら,建設労働者。
おそらく,フィリピン人に対するイメージはそんなところだろう。
あまり,いいイメージではない。

しかし,これがアメリカになると少し様子が変わるようだ。
次は,USAでのエスニック・グループ別世帯あたりの収入だ。

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アメリカのフィリピン人家庭はかなりの高収入である。
アメリカにわたるフィリピン人は,フィリピンでもトップクラスの学歴の持ち主が多い。
例えば,フィリピンの医学部卒業者の多くがアメリカにわたる。

フィリピン人といえば,怠惰,というイメージを持つ人もいるかもしれないが,
勤勉で真面目な人も多い。
アメリカでのフィリピン人というと,中間管理職,というイメージなんだそうだ。


この表には続きがある。
次は一人あたりの収入だ。

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フィリピン人家庭が高収入であるのは,共稼ぎが多いからであろう。
或いは,フィリピン本国のように大家族で暮らしており,
1世帯あたりの就業者が多い。

それは,他と比べるとはっきりする。
日系や白人は1世帯あたりの就業者数が1.3人前後,
対して,比系は1.8人だ。

比本国の1世帯あたりの年収は20万ペソ程度(2009)である。
だいたい,40万円程度ということだ。参考
対して,アメリカだと1世帯あたりが300万ペソ程度だろう。
アメリカでの年収の10%程度を仕送りすれば,
フィリピンの平均世帯年収を超えるわけである。
比人がアメリカに行きたがるわけだ。


もっとも,アメリカはフィリピン人の移住を制限しているという。
移住する人たちも,フィリピンの富裕層や高学歴者が多い。
フィリピンの上澄み層がアメリカにわたるのだろう。


posted by DEBUO at 20:03 | フィリピン政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする