2016年01月04日

見捨てられたウクライナ その2 AIIB


歴史の転換点ーAIIBと仏テロ事件

実りの少ないウクライナ問題が忘れ去られる事件が起こった。
AIIBと仏テロ事件だ。
いずれも,アメリカ・欧州に歴史の転換点となる可能性がある。

特に,AIIBは衝撃的であった。
アメリカ側と考えられている西側諸国,
イギリス,ドイツ,フランス,イタリア,スペインを含む,
57国がAIIBに参加表明をしたからだ。
アメリカ一極時代の終焉を世界中に意識させたのである。

私でさえ,ニュースを見たとき震撼したくらいだ。
敵は中国,アメリカは相当な危機感を覚えたことだろう。
米中はついたり離れたりの繰り返しであったが,
ここにきて,対中強硬手段をとるようになった。

具体的には,『航行の自由作戦』であろう。


ただ,アメリカは南シナ海での中国の横暴を2年間も見逃していた。
遅きに失した感はある。
すでに,島はコンクリートで固められているのだ。

外交は弱いところからこぼれ出す。
押しても引くとは限らないが,引けば必ず押される。
それが外交の歴史であり,特に中国はそれが顕著だ。

南シナ海の中国進出の歴史を見れば歴然としている。
  1974年 ベトナム戦争の隙をついた西沙諸島占領
  1988年 孤立していたベトナムとの隙をついた南沙諸島の実効支配
  1995年 駐比米軍撤退の隙をついたミスチーフ礁での施設建設

古来より,中国は戦争下手と知られる。
真正面からぶち当たると,中国軍はすぐに逃げてしまう。
そういう作戦なのではなくて,肝が据わっていないからだ。

しかし,弱さを見せると,どんどんと侵食していく。
気づいたら,中国人で埋まっていた,
昔からこのパターンが非常に多い。

オバマ政権末期での航行の自由作戦,
当面は効果があったように見える。
中国包囲網もせばまった感がある。

が,今後はどういう展開になるのか。
この地域で戦争をおっぱじめられるわけはないのは,
どの国にも共通している。
だからこそ,包囲網に向けていかなる努力が進められるのか。

相手が強行に出たらいなして,裏でコソコソやるのが中国だ。
島はコンクリートで固められている。焦ることはない。
そう中国は考えているんじゃないのか。

オバマは外交では全世界的にいいところがあまりなかった。
外交オンチと言われるだけのことはあった。
今年は大統領選挙だ。2月1日から始まる。
  民主党 本命 ヒラリー・クリントン 穴 サンダース 
  共和党 本命不在 トランプ,カーソン,ルビオ
が候補予定といわれている。

さて,誰が当選してどういう外交戦略をとるのか。


その3につづく


posted by DEBUO at 22:45 | 世界の政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする