2017年01月10日

破滅に向かう韓国


2017年、日本が問われる「韓国の見捨て方」

上記タイトルは、鈴置高史氏の早読み 深読み 朝鮮半島
からである。

嫌韓の私としては、うっとりするようなタイトルである(笑
なんにせよ、韓国に対して『見捨て方』なる実も蓋もないタイトルが
一流紙に載る、そういう時代になったということだ。

慰安婦問題の解決は日韓関係改善の第一歩であり、
一応は韓国がレッドチームを離れ、米国側に戻ってきたことを
意味した。
THAAD、日韓スワップ、GSOMIA交渉の一連の流れは
慰安婦合意が出発点である。

事態は間逆に向かい始めた。
パククネの業績はすべて否定される、
易姓革命が起きようとしているのである。

もし、現在の韓国経済が絶好調であったなら、
チェスンシルは絶賛されたに違いない。

しかし、現在の韓国は、苦しい経済状態、孤立した外交、迫り来る北朝鮮の核とまるでいいところがない。
『ヘル朝鮮』という言葉が韓国で流行している。


『ヘル朝鮮』

韓国人は小さいときから、早朝から真夜中まで勉強し、
場合によっては塾を3つもかけもちし、
大学に入ったら就職に向けて
複数の外国語(英会話必須)・資格取得も必要で、
それでも勝ち組といわれる大企業に合格できるのはごく一部、
ソウル大学ですら就職率は50%というありさまで、
男子は軍隊に行かなくてはならず、
30越えて就職浪人も珍しくない。
中小企業は大企業の半分の賃金しかもらえず、
運よく大企業に入社しても徹底したノルマに追われ、
弱肉強食の世界で神経をすり減らし、
勝ち残ったとしても下手すると40台で肩たたきに会い、
整備不十分な年金は当てにできず、
口をへの字に曲げた整形妻と教育費が半端ない子供を抱え
なけなしの退職金を起業にあてて食堂を開いてみるものの、
1年持てばいいほうで、
老人の自殺率はダントツで世界一。

韓国国民の56.9%、「生まれ変わっても、韓国人は嫌だ」
韓国人の8割が移民を希望、若年層でより顕著に
私は嫌韓だが、これには同情するしかない。

他にも、韓国では『甲乙論議』というのがある。
甲は力の強いもの。金持ち、企業経営者などを指す。
乙は力の弱いもの。主に一般庶民、つまり自分のことである。

韓国人の人間関係には平等はない。
あらゆる事柄に対して、『上か下か』判断される。
出身地、年齢、性別、親子、学力、学歴、職業、収入、身長、車、家・・・
価値観は固定されているから、韓国人は螺旋状にランク付けされていく。
そして、ポジションが強いものは威張るのが当然とされる。
弱いものはそれを甘んじて受けなくてはならない。

儒教・朱子学が現代にも生きているのだ。
韓国は差別社会を根本とする。
いい悪いではなく、それが伝統的価値観なのだ。

’97年のIMF時代以降、韓国の経済格差はアメリカ並みとなっている。
金持ち(企業経営者)はとことん金持ち、庶民との圧倒的な格差ができた。
 ■急拡大する韓国の所得格差、上位10%集中は米国に次ぐ水準 ソース

身分も固定され、上のクラス(金持ち)になかなか這い上がれない。
「世界の富豪400人ランキング」(2015年末基準ソース)では、
自力型・創業者が富豪になることが多いのに対して、
韓国の富豪はすべて相続によって富を得た財閥2〜3世。
韓国では金のスプーンをくわえていないと、金持ちにはなれない。
コリアン・ドリームは韓国では極めて難しい。

韓国では特に収入はクラスに直結する。
例えば外国人を見る目も、GDPで上下を決める。
つまり先進国は観光で大人しくしている国になり、
発展途上国は差別『すべき』国になり横柄に振舞う。

クラスに決定的な要因となる収入で
韓国では絶望的な格差があるのだ。


ローソク集会ー現代の魔女狩り

現在韓国で行われている『ローソク集会』は、
そういう韓国の現状への強烈な不満を下敷きにしている。
韓国は民主化を自賛するが、実質は、『アラブの春』に比較される。
格差社会への怨嗟が根底にあるのだ。

格差社会、甲乙の関係を覆すには、
乙が『被害者』になれば手っ取り早い
『被害者』のポジションを得ることができれば、
道徳的に甲を糾弾することができる。

その場合の乙の糾弾の仕方は常軌を逸する。
■慰安婦問題の韓国人⇒日本
■セウォル号の犠牲者遺族⇒政府
これが典型例で、法律を越えてしまう。

韓国では、憲法の上に『民族情緒法』があると言われ、
その根底に被害者意識のあることが多い。
釜山の慰安婦像についても、市長も政府も裁判所でさえ何も言えない。
慰安婦=韓国人=被害者が根底にあるからだ。
これが唯一の『コリアン・ドリーム』だとしたら、誠に惨めだ。

失政のすべての原因がチェスンシル/パククネにあるとされた。
警察の取り調べも裁判所の判決も済んでいないが関係ない。
民族情緒法により甲乙の逆転を韓国人は決めたのだ。
現代の魔女狩りである。

彼らは松明の替わりにローソクをもってデモを行う。
韓国人はこのデモを『最先端の民主主義』などと自慢しているが、
民主主義は法の支配を前提とする。
デモ隊の意思=法律、ではない。
法を無視した民主主義はありえない。

そもそも民族情緒法などというが、その実、
幼児がモールで物が欲しくて泣き喚いている、
そういうのと精神的には同じようなものだ。
現代国家でない理由が韓国にはいくつも見られる。

※デモで政権が崩壊した例(21世紀) 多くが非暴力デモ。
  アラブの春(2010〜12年)
   −チュニジア、エジプト、リビア、イエメン
  色の革命(2003〜05年)
   ーグルジア、ウクライナ、キルギス


次期大統領選挙ー易姓革命

次期政権はそうした韓国国民の感情を背景にする。
民族情緒法が憲法を上回る国だから、有無を言わさない。
大統領候補者はパククネの業績を全て否定する。
易姓革命である。

候補有力者を見てみよう。
 <慰安婦合意再交渉派>
■文在寅(ムン・ジェイン) パククネと大統領選挙を争った野党の大物。人権弁護士で従北派、盧武鉉の元側近。
<慰安婦合意破棄派>
■安哲秀(アン・チョルス)韓国最大のPCセキュリティ企業の創設者、元大学教授、医師免許所有の秀才。政治性向は中道右派。前回の大統領選挙に立候補、途中で離脱。
■李在明(イ・ジェミョン)城南市長、小卒の人権弁護士で苦労人。韓国のトランプといわれ、言葉激しく人気急上昇。
■朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長、弁護士、社会運動家。2000年12月の女性国際戦犯法廷(民衆法廷)で韓国代表の検事役を務めた従北派。
<不明>
■潘基文(パン・ギムン)国連歴代事務総長、無能のポピュリスト。

候補者に左翼系が目立つ。
パククネは韓国では親日保守と見られている(驚
従って、候補予定者には反日左派が多い。
いわゆる従北左派だ。従北とは北朝鮮シンパという意味。

有名な従北は『韓国挺身隊問題対策協議会』、略して挺対協。
従北の狙いは、韓国と日米の離反であることに注意が必要だ。

慰安婦合意は反中戦略が根底にあるが、対北朝鮮政策でもある。
アメリカは近い将来、北朝鮮に爆撃するか、
もしくは平和条約を結ぶ可能性がとり立たされている。

だからこそ、韓国は日米から『フラッグをはっきりせよ』、と
慰安婦合意を突きつけられたわけだ。反中だけではない。
この国・国民はいざとなると本当に腰が引けて混乱する。
歴史的にそうなのだ。

何にせよいずれの候補者も、慰安婦合意、GSOMIA、THAAD
破棄、或いは再交渉を目指すものと見られる。
それが次期政権の最低条件だからだ。
そうでない候補者は糾弾の憂き目にあうだろう。


「韓国の見捨て方」

現状のままいけば、韓国と日米関係は終了する。
慰安婦合意、GSOMIA、THAADは日米の対中国戦略の一環であり、
韓国はそこから離脱する、と見られるということだ。
いや戦略云々という前に、日米の信任を失うだろう。
馬鹿らしくて、つきあいきれない。

すでに識者の間ではそういう認識で一致するといってよい。
2017年、日本が問われる「韓国の見捨て方」
もそうした認識の中での論評だ。
(鈴置高史氏の早読み 深読み 朝鮮半島、日経ビジネスオンライン

慰安婦合意ではアメリカの仲介で日本は
しなくてもいい謝罪、払わなくてもいいお見舞金をする羽目になった。
その代わりに『不可逆的』の言質をとった。

慰安婦問題は情報戦である。対象は世界である。
欲を言えば、15年の3月にアメリカで合意文書を作りたかったが、
私の思っているよりもずっと早く、韓国がやらかした。

それにしても、日本政府の手際の良さが際立っている。
肉を切らして骨を絶つ、といったところか。
対半島外交では、小泉訪朝以来のヒットかもしれない。


なお、慰安婦合意からのアメリカの関わりについて、
『日本はアメリカの植民地云々』という人が出てくると思う。
そういうナイーブで頭の悪い発言はよしてもらいたい。

対中国に関して、日本は一国では対処できない。
それはアメリカも同様である。
もちつもたれつの関係の中で、
アメリカは揉め事を日vs中で、と考えている面があるはずだ。
(それは当然である。世界で代理戦争の如何に多いことか)
日本はできる限り矢おもてに立たない努力が必要となる。
日米間でも神経戦が繰り広げられていることを念頭に置く必要がある。


日米VS中韓朝?ロシアは

ようやく日本もこの幼児性の強い国と距離を置くことができそうな気配だ。
多くの日本国民の願いでもあろう。

このままの雰囲気で次期政権につなげていって欲しいものだ。
心配なのは、周辺諸国の圧迫に負けて、へたれることだ。
韓国人は強いものにはへつらい、弱いものには横柄にする。
日米中からの圧迫を受けて、韓国人はどう動くのか。
誰でもいいんだが、次期政権はきっちり慰安婦合意を破棄して欲しい。

このままの状況で次期韓国政権ができた場合、
いくつかの状況を勘案する必要がある。
特に、米韓関係だ。

従北左派政権ができた場合、北朝鮮や中国と強く結びつく。
韓国でクーデターが起きるのか。
在韓米軍はどうするのか。
米韓同盟は破棄されるか。
北朝鮮とアメリカの関係は。北爆か。平和条約か。
中国の動きはどうなるのか。

半島が日米から離れるのを前提とすると、
ロシアが今後いっそう重要なポジションを占めることになる。

中韓朝VS日米、
ロシアはどちらの陣営につくか。
これは大きな問題である。
中国側につけば、勝敗はわからない。
日米側につけば、中国の負けだ。

次回はロシアについて記したいと思う。




posted by DEBUO at 00:00 | 東アジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする