2010年10月06日

メドベージェフ露大統領,国後・択捉視察?


メドベージェフ露大統領は中国で中露共同声明に調印したあと,
帰国途中にカムチャツカ半島に寄り,
さらに国後と択捉に足を延ばす予定があったという。

それは悪天候のために実現しなかったが,
「近いうちに必ず行く」「我が国の重要な地域である」
という談話を発した。

  ★「領土」を意識した対日圧力・読売社説

仕掛けたのは日本?

火事場泥棒的にも見えるこのロシアの態度,
どうも,民主党の北方領土に対する強気の姿勢に煽られているらしい。

  ★北方領土は「露が不法占拠」政府答弁書を閣議決定
   09/11/25 IZA

  ★前原国交相「どさくさに紛れ不法占拠」
   09/10/17 IZA

しかし,麻生政権時代でも

  ★ロシア外務省、北方領土特措法の通過を非難
   09年06月12日 AFP

  ★北方領土「ロシア不法占拠は遺憾」麻生首相
   09/05/20 2chで代用

上記の通り,ロシアとしては看過できない動きがあったわけで,
民主党になってから急に北方領土問題が浮上してきた,
という感じはしない。

こういう意見もある。
『ロシア政界は、民主党政権になってからの日本を
「原則論の立場に戻って、格段に強硬で攻撃的になってきた」と見る。』
  ★日本とロシアは「対中国」で結束できる JPPRESS

私には,北方領土に対する,
麻生政権と民主党政権の姿勢の違いがよくわからない。

だが,メドベージェフの一連の強硬な動きを見る限り,
民主党が北方領土で攻勢を強めている,というロシアの見方は
正しいのかもしれない。

或いは,民主党の硬直的な政治姿勢,
つまり素人政権の性格が出たのかもしれない。

何にしろ,ロシア側から見ると大統領の動きは,
日本側の態度に呼応した動き,ということだ。

そもそも北方領土はロシアが実質的に管理しているから,
ロシア側は知らん顔してればいい。

そこを押してのロシア側の突出した動きだから,
背景は上記のようなことなのか,
或いはモスクワで何か異変がおきているのか。

もっともロシアの事情など私にわかるはずもないのだが。

北方領土返還に実質的なメリットは?

ただ,民主党政権が原則論を唱えるのには賛成である。
返還されたとして,日本にどのようなメリットがあるのか,
私にはわからないからだ。

カニを取れるようになって漁民が潤う?
ロシア人が採ってくれたほうが,カニは安いときく。

何か新しい産業を北方領土でおこせるのか?
ありえないんじゃないか。

むしろ,インフラ整備だとかで利権を漁る政治家が跋扈するだろう。

漁業権にしても,おかしな輩が大挙北方領土を目指すんじゃないか。
先祖は北方領土に住んでたとか嘘をついて,
何がしかの利権を漁ろうという輩だ。

領土問題だから,一歩もひいちゃいけないが,
だからといって,前進させるメリットを私は感じない。
基本,塩漬けがいいんじゃないかと思う。

  ※もっとも,塩漬け状態を狙う輩もいるらしい。


日ロ双方は北方領土問題を話し合いで解決する,
という合意はできている。

その点,逃げ回っている韓国政府とは違う。

民主党のアマチュア外交で原則論を唱える限り,
北方領土問題は動かないだろう。
むしろ,その方が安心だ。


ところで,怖い話をネットで見かけた。

★対露外交は、鳩山由起夫前首相が日本側の交渉窓口となっており、
 先月もモスクワを訪問したばかりだった。

これ,本当なのか?
民主党,おそるべきチャレンジャー。
そりゃ,まとまる話も壊れるわ(*´Д`)=3


  ★鈴木宗男・佐藤優両氏の提案
  「菅内閣は,北方領土での日ロ首脳会談を呼びかけろ」

中露は永遠の敵

中露は長い国境線で接している。
歴史的に領土問題で何度も紛争を繰り返している。
  ★アイグン(璦琿)条約 1858年
  ★北京条約 1860年
  ★中ソ国境紛争 1969年
  ★中露国境協定最終合意 2004年

現在のロシアの悩みは,過大な中国人の人口圧力だ。
シベリアには数百万人のロシア人が住む。
それに対して東北中国には億を越える中国人がいる。

中国人は根っからの商売人の多い上に,
世界の工場となっている現状から,
どんどんロシア側に足を運ぶ中国人が増えているという。
中露国境など事実上中国人が占拠してしまうのだ。

中国に対して私が警戒する理由の一つである。
移民政策とか外国人参政権などもってのほかなのだ。


なお,中露は上海機構にて反米でタッグを組んでいる。
敵の敵は友達,というわけだ。

今回の中露共同声明もそういうことだろう。
敵であり,友人である。
中露の関係はなかなか複雑だ。

もっとも,基本的には敵なんだけどね。
中露は大陸的な国益のぶつかりあいの典型例なんだろう。


posted by DEBUO at 10:09 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月04日

旧日本軍が遺棄した化学兵器処理

旧日本軍が遺棄した化学兵器処理

中国で拘束されたフジタの社員。
何をやっていたかというと,
旧日本軍が遺棄した化学兵器処理施設の新規建設に携わっていたのだ。

この件,つまり旧日本軍が遺棄した化学兵器処理
相当ないわくつきの案件で,
怒り心頭の方もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思う。

経緯:

1980年代から中国側から責任を問う声が。
1992年に中国が正式に日本の責任を問う声明。
1996年に村山政権が「遺棄化学兵器」を処理する方針を固める。
  この時の総理大臣は村山富市氏,外務大臣は河野洋平。
1997年に「日本国政府及び中華人民共和国政府による中国における
    日本の遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書」が署名される。

遺棄化学兵器処理問題点

@ポツダム宣言受諾後,日本が保有する武器・弾薬は連合国に全て引き渡された。
本来はその後の処理の責任は全て連合国側にある。

国際条約上(化学兵器禁止条約)でも,
終戦で日本軍の武器弾薬を摂取した中国に処理義務があるとされる。
  ⇒この点に関しては,
   日本政府の中国への化学兵器引渡し記録が見つからない,
   という理由で日本が処理を負う,ということになっている。
  ⇒■スクープ“遺棄化学兵器”は中国に引き渡されていた
   〜残っていた兵器引継書
   (水間政憲氏/「正論」6月号) 『ぼやきくっくり』より 資料資料
   ※水間政憲氏のブログ

A不要になった化学兵器を破棄したのは,中国政府だが,
中国が製造したものやロシアから供与されたものなども一緒に破棄した。
それが90%以上を占める,という人もいる。

B
まともに処理すると,1兆円かかるとも言われる。
言いがかりをつけられたら,最大60兆円までに膨らむとも言われている。

また,現在までに一千億円?ほどの費用が中国側に渡ったが,
使途不明瞭な点が多い。

河野洋平と村山元総理の大罪

河野洋平,過去にこれほどの媚中政治家を私は知らない。

こんなエピソードがある。
  1995年ASEAN外相会議(バンコク)に向かう途中,
  天候不順で河野を乗せた飛行機が台湾に緊急着陸。
  河野は搭乗機から一歩も降りず,
  バンコクでは銭其環中国外相に対して
  「台北空港で私は一歩も外に出ませんでした」
  と述べたという。
  流石に中国側もあきれたと伝えられる。

こうなると,『中国の犬』といっていい。

私は政治家には『氏』をつけるか,元の役職名をつけることにしている。
しかし,河野洋平にはそういう気になれない。

もっとも,彼を上回ってしまったのが,ポッポ。
こいつは名前でさえ呼ぶのが憚れる。
禁則事項で名前を唱えると災難がふりかかるからだ。

と思ったら,もっとひどいのが。『赤松口蹄疫』。
民主党は人材が豊富だ。


さて,その河野の大罪。

93年に有名な『河野談話』を発表する。
これで従軍慰安婦の政府の責任を認めたとされ,
その後の世界中の『従軍慰安婦決議』につながる。

翌年が「村山談話」。

そして遺棄化学兵器を日本の責任で全て処理するとやったのが,
当時の村山総理と河野外務大臣。

非常にあやふな点が多かったのに,『政治家の良心』として,
廃棄事業をすすめることにしたのだ。

これほど国益を安易に毀損する政治家を
私はそれまでに見たことがなかった。
当時の私は,日本の政治に絶望しきっていた。

遺棄化学兵器処理「ハルバ嶺」凍結 政府方針、事業費を大幅削減

遺棄化学兵器処理はその後の日本を苦しめる。
中国に使途不明の無駄金を献上するだけだから,当然だ。
その日本のATM状態を断ち切ったのが,麻生政権

産経がスクープ,しかし記事が既に削除されている。
だから,記事と思われるものを転載する。参考ブログその他

遺棄化学兵器処理.jpg 旧日本軍が中国に遺棄したとされる遺棄化学兵器の処理事業をめぐり、政府は、砲弾の大部分が埋まっている吉林(きつりん)省・ハルバ嶺(れい)でのプラント建設事業を今後3年間凍結し、事業規模を大幅に縮小する方針を固めた。複数の政府筋が22日までに明らかにした。

 ハルバ嶺の事業凍結に伴い、中国各地に散在する小規模発掘事業での砲弾回収・無害化作業を先行実施する。これにより事業費は10分の1ほどに縮小される可能性もあり、実態が不透明だとの批判が出ていた処理事業は大きな転換点を迎えた。

(画像はクリックすると拡大します。)


祝『日中遺棄化学兵器処理問題終結』 (水間政憲)
FreeJapanTV (水間政憲の国益最前線)

ところが・・・やらかした民主党

日本政府,中国に遺棄された化学兵器の廃棄作業を正式開始 2010/09/04
(南京9月1日発新華社) ,中華人民共和国駐日本国大使館

せっかく麻生政権が苦労して潰したこの案件,
いともたやすく民主党が復活させてくれたようだ。

また,日付は9月4日である。
尖閣の漁船問題は9月7日。
そして,遺棄化学兵器処理に携わる日本人の拘束。

なんからの関連を想像してもおかしくない。


その他参考サイト

WIKIPEDIA
アジアの真実 ・中国の化学兵器処理問題の真実   〜村山政権の罪〜
アジアの真実 ・中国での遺棄化学兵器の実態
           〜村山政権が残した負の遺産の処理〜


posted by DEBUO at 12:29 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月22日

米軍基地移転:「李大統領、普天間の韓国移設を提案」

数日前になるが,馬鹿がこんな発言をしていた。

  菅首相:「改めて法律を調べてみたら
  『総理大臣は、自衛隊の最高の指揮監督権を有する
  と規定されてた。」

記事を読んだ瞬間,腰が砕けた。
ギャグなのか。ギャグにしても,背筋が凍るような発言だ。

こんなことも言っていたらしい。

  菅直人首相は19日、首相官邸で北沢俊美防衛相に
  「ちょっと昨日予習をしたら、(防衛)大臣は自衛官じゃないんですよ
  と述べた。

彼は,シビリアンコントロールを知らないらしい。
彼が(左翼)活動していた時期はシビリアンコントロールについて
盛んに議論されていたんじゃないかと思うんだが。

これは彼独特の言い回しなのかもしれないが,不注意な発言だ。


バブルの頃だったか,自民党に不祥事が続発し,国会が空転。
しかし,日本経済は絶頂期を迎えていたし,
優秀な官僚が後ろに控えていたから,日本は滞りなく発展。
政治不要論さえ飛び交っていたことがある。

その当時と現在とで違う点は,
経済は暗転しているし,
政治主導(笑)とかやらで官僚をあんまり使わないらしい,
ということだ。

だから,赤松口蹄疫のようなことがおこるんだろうと思う。

官僚は,何も生み出さないかもしれないが,
マイナスになるようなことも滅多にしない。
そういう官僚の守りの強さは生かさなきゃいけない,と思う。

ところが,民主党は妙に自分に自信があるのか,
官僚を遠ざけ(財務省にはいいなりのようだが),
そして,日本の舵取りをするのは,
上のような素人丸出し発言を繰り返す人間だ。


私もさんざんこのブログで民主党をこき下ろしてきたんで,
もうネガティブなことはあまり言いたくない。虚しいのだ。

しかし,李明博大統領がこんな発言をしていて,
彼我の差にため息が出てしまった。

  『米軍基地移転:「李大統領、普天間の韓国移設を提案」

この発言を李大統領は否定しているらしいが,
実際にそう発言した可能性が高い。

だって,絶好機だもの。


沖縄の役目は,他のどの地域にも代替ができない。
沖縄は半島と台湾を睨み,
さらに,中国の太平洋への膨張をがっぷり抑えこむ位置にある。

対して,韓国の立地は戦略的に一段落ちる。
上記沖縄のような役目はもとより,
仮に韓国が落ちても,日本が防波堤になる。

アメリカから見れば,そういう立地に韓国はある。
沖縄の代わりを韓国がする,ということはありえない。


しかし,沖縄の役割の一部を韓国へ持ってくる,
という提案は多少なりとも現実味がある。

ヘリコプター部隊が沖縄本島にこだわるのは,
距離が重要だからだが,
それが県外移設でも良い,ということであれば,
韓国移設であっても構わない,ということになる。


もし,半島に沖縄の機能の一部を移転させることに成功すれば,
韓国にとっては大金星だ。
先代のノムヒョン大統領の不手際をケアして余りある。

そうなれば,オバナ−李の蜜月は更に深まり,
軍事的はもとより,政治的,経済的なメリットは計り知れない。


さらに,李大統領は,半島統一を念頭にしているんだろうと思う。

周辺国のコンセンサスは,半島の現状維持,というところにある。
しかし,金正日政権の崩壊後は一気に動く。

それが李大統領の任期中におこれば,
彼は統一に向けてブルトーザーのように動くと思う。
彼にはそういう強い野望がある。


もう一つある。
どうも,アメリカは経済的のみならず,軍事的においても,
反中国に舵とってきた,と思われることだ。

それは,南シナ海でのクリントンの発言と米軍の動きに現れているが,
その延長線上で,先の韓国哨戒艇沈没騒ぎに伴う,
米軍のプレゼンスの高まりにも連動しているんじゃないか。

あの時,米韓合同演習を行ない,空母まで出動したのは,
対北朝鮮というよりも,
対中国がメインだったのだろう,ということだ。

そして,それはポスト金正日騒動を暗示させるできごとだったのだ。



何にしても,日本の周囲ではダイナミックな変化が起きている。
ところが,日本の政権は寝ぼけたような奴らばかりだ。
先の馬鹿の発言にしても,どこかの町役場のおっさんのような発言だ。

ためいきしか出ない。

posted by DEBUO at 23:19 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月17日

メモ:米国:国務次官補「尖閣諸島は日米安保対象」


安保条約の対象と明言せず オバマ政権、尖閣諸島で
共同通信

▼▼▼

米国:国務次官補「尖閣諸島は日米安保対象」

posted by DEBUO at 15:44 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月05日

【普天間】まれにもみないバカ「海兵隊が抑止力と思わなかった」

あのクソ馬鹿が沖縄へ訪問して何か失言するだろう,
とは日本中の人達が思っていただろう。

しかし,敵は一枚上手w

【普天間】まれにもみないバカ「海兵隊が抑止力と思わなかった」


これでも,日本のトップらしい。

しかもね,本当に理解したのかどうかもわからない。
単なる言い訳として言ってる可能性もある。
明日になれば,また違うことを考えているかもしれない。

このウスラ馬鹿にはそこまで疑いをもっていなくちゃならない。
まったく,やりきれない。

いや,いいんですよ,海兵隊には抑止力が無い,と主張しても。
しかし,この男はそういうレベルじゃない。
ひょっとすると,『抑止力って何?』というレベルかもしれない。

しかも,ものすごく大事なことなのに,
何か沖縄に向かう自衛隊の中で講義を受けて,
初めてその重要性を理解しました,
そんなすごく安易な感じがこの男の発言に漂うんですよ。

日本の首相は,自国の安全保障に対する理解が非常に欠けている,
そのことを世界に向けて発信したことが問題。


こういう電波人間が日本のトップにいる,
ということが今の日本の現実だ。

日本人の多くは,マスコミに踊らされたとはいえ,
現状を良くしたくて民主党を選んだはずだ。

それが結果として,政治史に残るお笑い人間を首相に戴かせてしまった。
これは何の罰なんだろう。


沖縄は,超重要な戦略拠点

さて,沖縄について私の考えるポイントを整理しておきたい。

沖縄は,超重要な戦略拠点である。

  アメリカ・日本(海洋勢力)と中国(大陸勢力)のぶつかる狭間にある。
   (私はこれを仮に第2アチソンラインと呼んでいる)
  アメリカの世界(特に東アジア)戦略の要にある。
  日本のシーレーンの途上にある。

第2アチソンライン.jpg

 黒色ライン:私が第2アチソンラインと便宜上呼んでいる線。
        古くは共産主義と自由主義陣営,
        現在は日米(海洋勢力)と中国(大陸勢力)の衝突ライン
 赤色ライン:中国が影響力を拡大したがっている目標ライン
        当面は,第2アチソンラインを第一列島線まで広げることが目標

中国はなるべくセーフティゾーンを広く取りたがっている。
19〜20c前半の侵略された苦い経験があるため,
対外勢力に恐怖感があるからだ。

先の大戦後,中国ほど周辺諸国とトラブルを引き起こしてきた国はそうない。
それは,彼らの帝国主義的野望,というよりも,
物理的に対外勢力との緩衝エリアを広くとりたい,
という感情が真っ先に優先した結果,と私は考えている。

中国の最大仮想敵国はアメリカである。
アメリカとの緩衝エリアはなるべく広く取りたい。

アメリカと対峙する時の最前線が沖縄だ。
だから,中国は是が非でも【沖縄】を抑えたいわけだ。


さらに,中国の現実的な第一仮想敵国はアメリカであるが,
裏の第一仮想敵国は日本だ。
先の大戦の記憶があるから,心理的にはなおさらだ。

なんとしても日本をやっつけたい。
少なくとも,日本がこの地域で大きな顔をするのは阻止したい。
沖縄は日本の大切なシーレーンだ。
中国が沖縄を奪取すれば,日本には大打撃だ。

ことさら中国が執拗に沖縄を狙う理由がここにある。


アメリカ側から見てみよう。
アメリカが何故沖縄にこだわるのか。
勿論,世界(特に東アジア)戦略の要に沖縄があるからだが,
アメリカには【世界の警察】をやめられない事情がある。

それは,米ドルの基軸通貨体制を維持したいからだ。

軍事的地勢沖縄.jpg
  ※この地図1枚で沖縄の重要性はすぐご理解頂けると思う。

米ドルが基軸通貨である,ということは,
アメリカの経済国境が世界に広がっていると言うことである。

米ドルの基軸通貨を担保するものの一つに軍事力がある。
地域を無理矢理にでも安定させ,
ドルを蔑ろにしないようににらみをきかせ,
特にアメリカ企業のその地域での活動をバックアップする。
それがアメリカの軍事力だ。

簡単にいえば,借金取りたてにはヤクザがいた方がいい,
ということ。


アメリカの軍事力が後退すると,
 =ドルの基軸通貨としての地位低下
 =アメリカの経済国境の縮小
 =アメリカ貿易赤字が大問題化
 =アメリカのアルゼンチン化

ここまで事態が悪化する恐れがある。
だからこそ,アメリカは世界に展開する軍事力を
なかなかひっこめられないし,
イラクのようにいいがかりをつけても戦争に打って出る,
という嫌国家にならざるをえない。

その世界の警察の東アジアの要が沖縄。
  ◆朝鮮半島,台湾海峡有事への即時対応
  ◆東京まで1500km,
    北京まで1800km
    マニラまで1520km
東アジア主要都市の中心にあると言っていいのが沖縄。
  
さらに中近東あたりまでをカバーするのが沖縄。


ついでに。沖縄以上に重要な日本。

さて,アメリカにとっても中国は最大の仮想敵国だ。
さらに,現状では犬だが,
将来どうなるかわからない危険な存在がこの地域にはいる。
日本だ。

国土の大きくない国だが,日本のプレゼンスは強烈に大きい。
現状では中国の方が目立つと言えども,
だからといって日本を蔑ろにすることはできない。
日本が中国側につくだけで,アメリカは間違いなく没落する。

例えば,アメリカの兵器は日本の先端技術なしでは維持できない。
日本がアメリカの国債を買わなくなったら?
第2アチソンラインが日本の太平洋側に引かれるようになったら?
日本が軍事的に独立して核配備したら?

アメリカ日本の犬である。
そう言っても遠からず,ということだ。
日米は互いに利益を共有しあっている。


アメリカの利益はそのまま中国の不利益だ。
逆にいえば,それは日本の動向次第で
利益・不利益が入れ替わる。

日本パッシング(passing)とか自虐的にいう人が多いが,
米中両国も日本パッシングできるはずがない。
両国の将来を占うことのできる,ものすごく重要な国なのだ。


沖縄から基地がなくなることは未来永劫ありえない。

世の中には,やたら自虐をばらまく人がいる。
そういう人の夢想の一つは,沖縄から基地がなくなればいい。

しかし,沖縄から基地がなくなることはおそらく未来永劫ありえない。

基地の所有者は誰かは問わない。
日本がアメリカから独立すれば,自衛隊(日本軍)の基地になり,
沖縄が独立すれば,沖縄軍の基地になり,
媚中になれば,中国軍の基地になる。
沖縄から基地がなくなる時とは,世界中から軍隊がなくなる時だ。

沖縄はそういう場所にある。
現実を忘れてお花畑に走っても,新たなる為政者に取り込まれるだけ。
そして相変わらず【基地反対闘争】を繰り広げるのか?


沖縄独立を叫ぶ人がいる。
沖縄の大部分の人がそう望むのであれば,
独立すればいいと思う。

しかし,独立したいのであれば,力を持たなくてはならない。
沖縄はフィリピンのような存在意義の薄い地域ではないのだ。

力を持たなければ,
独立した瞬間にタンを撒き散らし辺り憚ることなく大声で叫びまくり,
行列を作ることを知らない人たちが群れをなして押し寄せる。

沖縄は軍事的要衝ではあるが,
同時に経済的な立地にも恵まれた土地だと思う。
台湾以上に経済の盛んな地域になってもおかしくない。

しかし,現状では沖縄は経済活動で注目されることは滅多にない。
何故なんだろう?日本政府のせいにするのはやめてくれよ。
その一点を見るだけでも,沖縄の独立は遠い。



辺野古移設終了グラグ?
アメリカ、徳之島案反対を表明_日米実務者協議_杭打ち桟橋方式にも難色
日本政府関係者「現行案の修正を5月末にこだわらず、継続協議とした方が現実的」

かなり前に民主 山岡国対委員長がこんな発言していたのを思い出す
普天間 総理は5月結論と言っているが「もっとゆっくり考えるというのも結論だ」

山岡さん,日本語しゃべってくれ,とは思うが,
普通の人なら容易に見通せるよね。普天間が混迷することを。

現在の民主党議員の,あのウスラ馬鹿に対する支持率,どの程度あるんだろう。
頭抱えている人多いだろうな。


posted by DEBUO at 13:36 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月04日

夏休みの宿題は31日にやるものだと相場が決まっている。


完全アウェー?鳩山首相訪問で沖縄は厳戒体制…
このタイミングの訪問に冷ややかな声が多い

みなさんは,夏休みの宿題,いつ頃かたづけていましたか。
私は,夏休みに限らずあんまり宿題をやらないダメダメ児童で,
夏休みの宿題も本当に8月31日,下手すると2学期が始まってから
青い顔でやってた口で。

e36fc0dc.jpg


さて,最近の話題を独り占めしているポッポ。
去年の内に普天間を片付ける,と言っておきながら,
なぜか今年の5月までに,と予定を先延ばしした,
ある意味小学校の頃の私よりもダメダメ男。

5月に期限を切ったのも謎ですよね。
根性あるんだったら,期限など切らずに
知らん顔してぐだぐだアメリカとの交渉を続けてもよかったぐらい。

まあ,日本の国益,日本の今までに築きあげた信用,
相当損なわれますけど。


実質,期限切れまで残り20日ぐらいしかありませんが,
ポッポ,どうやら思いつきで沖縄に向かったようです。
しかも自衛隊機で。

日本のためなら,
500kg爆弾にくくりつけて
日本の近海を航行する中国艦隊に蹴り落とすとか,
ミサイルに縛り付けて
北朝鮮の潜水艦に特攻させるとか,
そういう選択も考えられたのですが,
自衛隊の皆さん紳士ばかりで,無事沖縄に到着した模様。


しかし,観光客でかきいれ時のこの時期を選んでの訪沖。
嫌がらせでしょうか?

さらに,皆さんもよくご存知の通り,
国外・県外移設と言っておきながら,結局辺野古移設。

しかも,地元にお金がおちない杭打ち方式を選択。

沖縄の人たちの思いを踏みにじり,
これで遣り繰りができる,と喜んでいた人たちを絶望させ,
右からも左からも,老若男女,多くの利益団体から
総スカンをくいそうな沖縄に乗り込んだポッポ。

最近,日本の政治家が国内を訪問して
【厳戒態勢】などと新聞に報道されるようなことってありましたっけ?


何しろ,昨日はこんなことを民主党の議員が言っていたそうです。

【沖縄・普天間問題】民主党・田村議員「地元の意見聞く必要ない!」

田村議員の話は1:04あたりから。
特に問題発言は1:30あたりから。


この人の話,半分正論ですよ。
国防というのは,国レベルで考えるもの。
だから,地元の意見を聞いていちゃいけない,というのはある意味正解。

でもね,言い方がひどすぎる。
色々な方面の理解をえつつ,最終的に利益調整するのが政治。

特に日本は例え中身がなくてもグダグダ何日も徹夜で会議して,
それでも決まらなくて,
真っ赤に目をはらしながら,
【皆さん,後はこの◯◯に一任してくれ・・・】
とやるのが伝統的な解決手段。

面倒くさい,といえばそうなんですが,
とりあえずみんな言いたいことはいったし,
適度にガス抜けして,その後の進行がスムーズになります。

(成田闘争が反面教師)

しかも,普天間問題は地元の反対で迷走しているわけではないわけで。
ポッポ政権のあまりの考えの無さ故の迷走でしょう。

自分たちの無能ぶりを棚に上げて,
まるで地元がダダこねてるから駄目だ。といわんばかりの,
この馬鹿議員の言い草。

沖縄ならず,日本国民全員(民主党支持者除くw)の神経を
思いっきり逆撫でしております。

さすが,小沢独裁政党といわれるだけのことはあります。
こいつもミサイルにくくりつけて適当に発射したらいいかもしれませんね。

  ★「地方の意見は関係ない」 官房長官が外国人参政権問題で
  ★普天間、移設先自治体の同意いらず…官房長官


ところで,この人,ちゃんと辞任してくれるんだろうか。
  ★【普天間】鳩山首相「海兵隊が抑止力と思わなかった」
  ★首相、沖縄負担軽減で米の理解度疑問視?発言

これが一国の,しかもよりによって日本のトップなんですよ。
やりきれんですね。


少し前の話ですが,こんな記事も。

"事業仕分け&マニフェスト"で、小中学校の耐震化工事が先送りに 読売オンライン

2009年12月28日の記事です。
これももっと国民が知っておくべき民主党の決定。

学校の耐震工事費用ってのに反対する親なんていないんじゃないか。
かなり緊急性の高い事業だと思うんだけど。
確実にGDPも減りますしね。


もう一つ。
今,宮崎で口蹄疫騒動が起きています。
かなり危ない状況のようで,
以前なら,パニックになっていたかもしれないのに,
日本国内ではパニックどころか,
あんまり注目されていないような気がするのですが。


posted by DEBUO at 15:16 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

アイデアではなく、 まじめな提案を早く示してほしい(キャンベル国務次官補)


アイデアではなく、まじめな提案を早く示してほしい(キャンベル国務次官補)

うわっ,ものすごく恥ずかしい言われ方w
それで出した案がこの期に及んで『叩き台』。
さすが,ゼロベース政権。

まあ,こんなことを平気で口に出す人ですからね。

ポッポ 「(普天間問題)約束はしっかり守れなくても、決断は無理でも方向性は示したい」

またもや,新しいのが迷言集に加わりました。
というか,社会人として,人としてどうよ。っていうレベル。

側近もポッポの逆アシストに忙しいようです。

【普天間】 鳩山首相側近 「沖縄県民が反対でも、政権を守るため強行する」…辺野古くい打ち案を明言

もうマスコミは民主党の失言を待ち構えているんだから,
発言には注意しなくてはいけないのにね。

ずっとマスコミが民主党を甘やかしてきたから,
金権体質等を含めて隙がありすぎるんだろう。


さて,日米から思いっきり不信の目で見られているポッポ政権。
今,日本は連休に入ってるんですが。
閣僚たちも外遊とかに出かけるらしいですね。

タイムリミットまで,実質3週間ぐらいしか残りがありません。

そこでポッポが示した叩き台wですが,

普天間移設政府案、現行計画地に杭打ち桟橋



普天間を動かすのに,日米は10年以上の時間をかけてきました。
色々な思惑・利害関係が交差する中,
数多くの提案がボツになっていきました。

飛行場をどうするかは,以下の3つの提案があったようです。

◆埋め立て    4000億円
◆杭打ち工法   1兆円
 欠点:堤防埋め立て必要,技術的に未開発,維持費膨大,墜落時の補修困難,
     テロの危険大,大手ゼネコンだけ専用案件(地元が潤わない)
◆メガフロート   1兆4000億円
 欠点:荒波に耐えられない,技術的に未開発,維持費膨大,テロの危険大
     大手ゼネコン専用案件(地元が潤わない)

ということで,最終的に埋立に決まったということです。
ポッポの言っていた『腹案w』というのは杭打ち工法のことなんですかね。


元々はアメリカ側から提案されたらしいですね。
でも,上記の通りのダメ出しが出されました。

さらに,ポッポは環境を重視したい,とのことでしたが,
杭打ち工法が環境に優しいということはありません。

海底に杭を打ってコンクリートで固め,
さらに海面は当然滑走路で覆われます。

むしろ,埋立工法よりも環境破壊が進む,
という指摘がなされるぐらい。

それに,埋立工法は地元を潤す意味もありました。

それが取り上げられそうになってます。
ポッポ,沖縄にいかない方がいいと思うよ。


この人達,自民党政権時代に散々反対ばかりしていたけど,
それ以外で何してたんでしょうかね。

このお粗末な『叩き台w』を受けてアメリカはどうするんでしょうか。
検討しているんでしょうかね。
ちょっと前に,地元の合意が前提だ,とか言ってましたが。

だいたい,ヘリコプターの飛行場作るのに,なぜそんなに大規模になるのか。
小学校の校庭程度でも十分なんじゃないのか。

自民党時代に暗躍した人がたくさんいたんでしょうかね。



ところで,こんな噂が・・・

ちなみに小沢は米軍移転決まった直後辺野古周辺の「原野」1,500坪を5,000万円で購入
小沢氏が購入したとされる土地の位置
crm1001290151003-p3.jpg
もう民主党案は大きく変化しないと思うけど,まだ油断はできないですねw


それにしても,沖縄を調べ始めると,
嫌なことが続々出てきます。

確かに,米軍が沖縄にいる経緯は先の大戦ですが,
米軍は戦後の沖縄の手っ取り早い振興策となり,
人々が米軍に依存し,
一方では被害にあい,
左翼の巣窟となり,
米軍ゴロみたいな連中も増え,
そこに群がる政治家・大企業の思惑とか,
一筋縄ではいきません。



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2010年04月25日

今日の普天間。

ポッポ祭り。沖縄の人には申し訳ございません。


★【普天間】鳩山首相「なぜこんな報道が出たか分からない」 
群馬県内で岡田外相が現行案大筋受け入れを伝えたとの報道について 日経


こんな報道,というのは。

★【普天間】岡田外相、現行案大筋受け入れを伝える
 ルース駐日米大使に 米紙ワシントン・ポスト報道 産経

政府が,普天間の辺野古移設という自民党現行案を大筋受け入れた,という記事。
アメリカの新聞の方が,ポッポの口から出た言葉よりも100倍信用できるんですが。


ポッポの口の軽さについては,こんな記事も。

★政治災害「ぶれ」止まらぬ民主党の象徴=鳩山
 事件解明ほご、高速、普天間も 時事


ポッポの発言については,
 ◆八方美人の発言を繰り返す=他人に嫌われたくない性格
 ◆直前に聞いたことを口に出してしまう
 ◆すぐに発言を撤回する

という評判が,政権樹立直後から定説になっていました。
最近のポッポの発言のぶれ,として新聞記事にもなるぐらいです。

★最近の首相発言のぶれ

【高速道路料金】
 「政府が引き取ってこの問題を見直そうということになった」 (4月22日朝、記者団に)
    ↓
 「現時点では見直さない。」(同日夜、記者団に)

【普天間問題】
 「3月いっぱいをめどに政府案をまとめる努力をしている」(3月26日、記者会見)
    ↓
 「今月中じゃなきゃならないとか、別に法的に決まっているわけではない」(同29日、記者団に)

 「職を賭す覚悟で臨んでいる。」(4月23日午前、参院本会議)
    ↓
 「全身全霊で、ある意味、当然命を懸けてという思いも含めて、職を賭すというのはそういう思いで連日努力している」(同日夜、記者団に)


上記記事は主に発言のほぼ直後に発言内容を訂正した例ですが,
直後じゃなければ,ポッポの発言がくるくる変わるのなんて,枚挙にいとまがありません。

朝令暮改は政治家の常,とも言います。
しかし,ポッポのはそれとは意味が違います。
ポッポを信じている,と言おうものなら,即座にダメ人間扱いされる位のレベル。


どうなる普天間の移籍先

普天間移設先は,
 ◆国外移設・・・ありえない。移設したら,日米同盟の危機。
 ◆国内移設・・・遠方はありえない。運用面から。
 ◆県外近距離移設・・・簡単に話がつくようなら,基地問題でもめていない。
 ◆沖縄の他の場所への移設・・・同上。
         及び,沖縄の人心がポッポから離れているので,
         まとまる話もまとまらない。

つまり,現状は,次の2択だけ。
 @普天間から動かない
 A辺野古案に回帰

しかし,
 ◆普天間移設消滅・・・ポッポ政権としては絶対避けたい。主に見栄から。

結局,現状を見渡す限り,落とし所も糞も,選択肢は一つしかないわけで。


ところが,
 ◆辺野古案は地元が大反対。反対派の市長は,民主党推薦。

話をつけるとしたら,ポッポが永田町から辺野古まで,三跪九叩頭をずーっと続けていけば,
ひょっとしたら,というレベル。

三跪九叩頭というのは・・・
朝鮮の土下座方式。手を地面につけ、額を地面に打ち付ける。
それを1セット3回,3セット行う。合計9回土下座する。

こんな感じ。

三跪九叩頭01.jpg

右は,清に対して当時の朝鮮王が三跪九叩頭の礼を行って忠誠を誓った記念碑。
大清皇帝功徳碑(三田渡碑)


3歩1拝行進,なんてのもあります。
その名の通り,3歩あるいて土下座する。

三歩一拝.jpg

上の画像は,米韓FTAに反対する韓国人のアメリカ遠征デモの例。


さて,普天間問題は近年これ以上ない,
というようなお馬鹿な展開をして,
日本人には憂鬱を,外国人には爆笑を振りまいております。

冒頭のポッポの発言に戻りますが,
『辺野古移設はありえない』
と言ってるように見えます。

すると,二つしかない案の一つを自ら埋めてしまう,という
自爆テロ発言。

しかし,どうやら,辺野古移設を否定していない模様。
  現行案は嫌
  あのキレイな海が埋め立てられるのは嫌
  報じられた修正案は違う

ということであって,辺野古移設自体を否定しているわけじゃないみたいですね。

やっぱり,辺野古へ土下座しに行け。




※ネットにこんなチャート出てました。メモとして載せときます。

【在日米軍撤収の流れ】

1.衆参両院で憲法改正派が圧倒的勝利

2.国民投票(憲法改正の是非)

3.憲法改正(交戦権の保有・自衛隊の国軍化)

4.国民保護法・自衛隊法の改正

5.日米安保改定(集団的自衛権・日米地位協定)

6.防衛費の増額(原潜保有・武器の輸出入可)

7.国民投票(核武装の是非)

8.核武装(原潜搭載)

9.朝鮮戦争終結(韓国による朝鮮統一)

10.竹島返還

11.中国の分裂(和平演変)

12.中国の民主化(チベット・東トルキスタン・満州の独立、モンゴルの統一)

13.北方領土返還

14.在日米軍の撤収(日米安保改定・国連軍地位協定解消)


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2010年04月21日

地政学と沖縄その2

沖縄の地理的優位度

沖縄にアメリカが固執する理由は他にもある。

軍事的地勢沖縄.jpg

沖縄を中心に周辺を眺めると,
沖縄が絶好の位置にあることがわかる。

台湾海峡,朝鮮半島にほぼ即時応対ができ,
日本を含めた東アジア全域に睨みをきかすことができる位置にある。

ちなみに,グアム−沖縄は2000kmあるから,即時応対,
というにはちょっと遠すぎる。

また,こういう地図もある。

日本を中心とした世界.jpg

これは,日本を中心とした世界地図だが,
沖縄が中心と思って下さい。

沖縄の米軍基地は世界の3分の一をカバーする。

オセアニア,南アジア,中近東,ユーラシア大陸のほぼ全域,北アメリカが
半径1万km以内にすっぽりおさまるのだ。

沖縄の地理的な戦略重要性がすぐにご理解できると思う。


沖縄の後方支援基地としての優秀さ

更に,沖縄を後方支援の基地とする理由。
それは日本だ。

沖縄は,亜熱帯気候で過ごしやすく,
人情は温和で親切,
歓楽街も発達し,
食事は健康的な日本料理だし,
クールな日本サブカルチャーも身近で楽しめる。

何よりも,必要な物資を緊急・確実に大量に揃えることができるのは,
世界中で日本が随一だ。
他に匹敵する地域はない,といってもいいぐらい。

日本の技術力も高いので,
エレクトロニクスや造船などの修理にもうってつけ。

というか,修理に出したら,新品より良くなって戻ってきたとか。


ちなみに,世界で米軍軍人が最も行きたがらないのは,
中近東,イラクだ。その次が在韓米軍。

韓国行きを告げられると,ほぼ左遷,という雰囲気だと言う。
退職者が続出する。


逆に,沖縄行きは2番目に人気があるらしい。
(一番は独?)

何しろ,赴任したばかりの時は緊張した軍人面なのが,
1年もすると,そこらへんのヤンキーになってしまうのだと言う。

くつろぎすぎて緊張感がなくなるらしい。


家族にも人気だ。
奥さんは健康食の日本料理に出会えるし,
何よりも,子供にはポケモンやナルトの国だ。


グアムに行くと,上記全てをなくす。

軍事的にも沖縄は絶好のロケーションにあるばかりではなく,
後方基地としてパーフェクト以上の価値があり,
心情的にも沖縄はアメリカ軍人に大変人気がある。

アメリカが沖縄を手放すわけないって。


沖縄米軍問題は一筋縄ではいかない

もし,日本がアメリカに出て行け,というのならば,
上記メリットを上回るような何かをアメリカに提示する必要がある。

それは,長年にわたるアメリカとの話し合いかもしれないし,
沖縄市民による苛烈なデモかもしれない。
或いは,世情の変化によるアメリカの衰退かもしれない。

何にせよ,出てって下さい。では全く通用しない。
社民党のように言い募れば,『お子ちゃま』の一言で片付けられてしまう。


また,沖縄からアメリカ軍が出て行くとすれば,
当然,日本の軍事力を増強する必要があるのはいうまでもない。
沖縄だけではなく,自衛隊全体の軍備を,だ。

それを『怖いから軍備反対』では,やはり子供扱いされるのがオチ。


それだからこそ,沖縄米軍の辺野古移設は画期的だったと思う。
少なくとも,『米軍は動かすことができる』先例になったわけだし。

(考えてみると,沖縄が日本に返還されたのは凄いことだと,改めて思う。)


その子供扱いされ始めている民主党。
お陰さまで,10年に渡る関係者の努力が霧散しようとしてるんだけどね。

民主党っていうか,昔の社会党とかその支持者とか,
少し赤っぽい人たち。
現実感のない人が多いよね。

そういう人たちは,心情左翼とか良心的左翼とか良くいわれるんだけど,
半分以上が嫌味でそう言われている。
そこには理屈が通らない夢想家,ってなニュアンスが込められている。


この前もネットをうろついていたら,
  沖縄米軍があるのに中国海軍はそばをすり抜けていった。
  だから,沖縄米軍は不要だ。
というような話の展開をしている人がいた。
思わず吹き出してしまったw

そういう人たちに言わせると,
  フィリピンから米軍が撤退したのはフィリピンのピープルパワーの勝利,
  ただ,中国が南沙諸島を占拠したが,
  だからといって,沖縄から米軍が撤退しても南沙諸島のようにはならない,
  理由はないけど。
とかそういう主張をする。

もうね,苦笑するしか無い。
彼らは結論ありきだから,筋がおかしな話になる。
こうなってくると,新興宗教みたいなもんなんだろうね。

信じたくて仕方がない。

話のついでにフィリピン軍

ちなみに,現在,フィリピン軍は,
  海軍 古〜い駆逐艦が一隻
  空軍 実質2002年頃から戦闘機なし
らしい。

なんじゃそれ。

  ★参照:フィリピン海軍艦艇一覧フィリピン空軍

米軍が駐留しているときは,米軍からフィリピンに多額の補助金があったのだが,
現在はそれが打ち切られたのが原因だと言う。

いや,そうかもしれんが,それにしてもひどすぎるだろう。
ベトナムでさえも,6隻だかの潜水艦を発注済だという。
  ★出典:米国に力を見せつけた中国の最新鋭潜水艦


最近,フィリピンでは米軍を追い出したのは誤りだったとの反省があるらしい。
そんなもん,誤りに決まってるし,今更反省されても遅いっての。

追い出したんなら,国防ぐらい自分でしっかりやれよ。
それもできずに『ピープルパワー』とか何の冗談だって話だ。

南沙諸島を中国にとられたとか,それ以前の話だよね。
あまりにヘタレすぎて,笑うこともできない。

フィリピンって概ね外国の為政者のされるがままだったし,
あんまり国を守ろうとか,その前に国の概念が発達してないのかもね。
守るべき国がないんだろうね。


フィリピンにいる中国系の人達。
400年前に移住してきた人たちの末裔だという。

明から清に変わる時の激動の時代に押し出された人たちかな。
彼らがフィリピンに来たときは大変惨めだったろう。

しかし,400年後。
主だった経済は中国系が占めている。
政治も中国系が跋扈している。

400年前は中国系の方が原住民よりも惨めだったはずだ。
控えめに言ってもフィリピン系と中国系,
スタート時点では同じようなポジションだったのに,
現在はこれだけの差がついている。

やっぱり,民族差とかそういうのってのはあるのかもね。


そういう中国系の人たちも,
400年もいればもう外様じゃない。
フィリピンは自分の国だろう。

それでも,フィリピンを守ろうとは考えていないのかな?
中国系ってのはいざとなれば逃げ出すのが伝統なのかね。
中国系がいつまでたっても地域に馴染めない理由の一端かもね。


フィリピン人の国防意識にがっかりしたんで,
ちょっと付け加えてみました。

※2002年より,対テロ目的でフィリピンには米軍が駐留している。

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2010年04月20日

地政学と沖縄その1

地政学


地政学という学問がある。
一国のとりうる外交・防衛政策はイデオロギーなどとは無関係に,
その国に与えられた地理的条件で
(ほぼ自動的に)決定されるはずであるという考えに基づく。

三国志ゲームとか国盗り合戦ゲームのようなのを思い浮かべてもらって,
ゲーム開始時にどこの陣地から始めるか。

信長を選ぶと,波乱万丈で面白そうだが,
生き残るのは大変だ。

孫権を選べば,地方領主の群れに囲まれ
大地も肥沃で
ぬくぬくと国力を強大にするのは楽そうだ。

それが地政学だ。

地政学,というと難しくなるが,
日本の地政学はかなりシンプルだと言われている。

左に大陸。右に海。どっちにつくか。或いはどうバランスをとるか。
これが日本の地政学だ。

だから,日本ではあまり地政学という学問が発達していない。
単純だから,発達しようがないのだ。

東アジアの地政学を学んだアメリカ

アチソンラインというのがかつてあって。
戦後,アメリカは日本・沖縄・フィリピン・アリューシャン列島を結んで,
大陸からの軍事侵略に断固として反撃するとした。

ところが,これは地政学を見誤った典型例とされる。
北朝鮮が半島に軍事的空白ができたと勘違いして
南朝鮮に攻めこんでしまったのだ。

これでアメリカ側にも多量の損害が出た。
朝鮮戦争のおかげで,アメリカは極東の地政学を身を持って体験した。
と共に,日本が背負うはずだった大陸からの圧迫を背負い込むハメになった。

第2次大戦で日本に勝ったのはいいが,
その後,アメリカが背負い込む軍事的経済的圧迫を考えると,
果たしてアメリカは日本と戦争すべきであったか,
という反省がアメリカの一部にある。

第2アチソンライン

このアチソン・ライン,実際は
日本海−半島−台湾海峡−南沙諸島あたりを通っている。
(ここでは『第2アチソンライン』と呼ぶことにする。)

この第2アチソンライン,
過去においては共産主義と自由主義のせめぎあうラインだったし,
現在においては,中国とアメリカ,
或いは大陸勢力と海洋勢力が衝突するラインとなる。


わかりやすいのが,中国の第一列島ライン。
中国は,現在できている『第2アチソンライン』をどうにか突破したい。
それが,この『第一列島ライン』だ。

第2アチソンライン.jpg


黒い線は,中国と日本・アメリカが向かい合う線。
半島は微妙なラインになっている。
台湾も経済的には中国に取り込まれかかっている。
フィリピンもかなり危ない。

赤い線が,中国の策定する戦略ライン。
第2アチソンラインを第一列島線にまで広げることが,
当面の中国の目標だ。


そして,このラインは日本にとってはシーレーンとも関係してくる。
軍事的・政治的・経済的に非常に大切なラインなのだ。

米軍は沖縄から撤退しない

そういう観点から沖縄を眺める。
沖縄がもの凄く重要であることがご理解頂けるだろう。

日本もアメリカも,この第2アチソンラインを中国に突破されるわけにはいかないのだ。


だから,沖縄基地をグアムに移転する,なんてことはありえない。
グアムに移転するときは,アメリカが世界戦略を大きく舵きった時。
つまり,第2アチソンラインを放棄したとき。
多分,その時はアメリカが相当衰退したとき。


その2に続く


posted by DEBUO at 12:13 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月19日

何故,民主党は普天間協議に乗り出したのだろう。

政権が変わっても,前政権が交わした約束を引き継ぐのは当然。
日本はその辺のチンピラ国家じゃない。
国際間の約束を守ることにかけては,日本は開国以来相当厳しくやってきた。

第2次大戦中,特許使用料をアメリカに払っていたとか,
そういう愚直なまでの正直さが日本のウリだと思う。
ましてや,普天間問題はそう簡単に反故できるような内容じゃない。

それでも,民主党は辺野古移設に反対した。


ところが,というか当然というか,民主党はごく簡単に迷走し始める。

何しろ,民主党に代替案があるわけじゃない。
代替案を必死に議論する,という感じでさえ,ないのだ。

年内解決と言いながら,間に合わないとなると,じゃあ翌年の5月解決。
なぜかと言うと,6月にサミットがあるかららしい。

オバマには『トラストミー』と言い,翌日他の人には違うことを言い,
どんどん日米間に,そして国民に民主党政権に対する不信感が溜まっていく。


しかも,gdgd(グダグダ)しているうちに,辺野古のある名護市長選挙で,
移設反対派(民主党推薦)が勝ってしまった。

もう八方ふさがりだ。
国外も国内も,更には元々の移転先までダメになってしまった。

もう,積んだ状態だ。
もうどうすることもできないのだ。


だから,このようなアメリカの事情が伝わってきている。

 ★「ハトヤマは事態の深刻さが分かっていない。
  鳩山政権に期待するのを諦めた」 米政府、普天間継続使用を日本に伝達へ


私は,新聞記事の情報確度をどう読めばわからないが,
政府高官って言ってるんだから,大物が愚痴ったんだろう。

まあ,至極当然の反応だろうと思う。
私でさえ,名護市長選の結果を聞いたときに,普天間移設は消滅した,
と思ったぐらいだ。


ただ,こうなってしまう前に,というか,
そもそも辺野古移設反対を申し立てたらgdgdになるのは,
かなりの確度で予想できたはずだ。

確かに,民主党には想像以上の馬鹿がいる。
しかし,頭の良い人じゃなくても,普通の判断力のある人なら,
どうなっていくのか,容易に見渡せることじゃないのか。

10年以上に渡り話を詰めてきた日米合意。
それも基地問題と言う非常に繊細な話。

それをひっくり返そうというのに,
強力な代替案もなく,
政権内は意見がバラバラ。

そういう状態で普天間移設に異を唱えれば,
それがどういう結末を迎えるのか,
判断できない方がおかしい。


それにも関わらず,民主党は普天間再協議に及んだ。
それが実に不思議なのだ。

彼らの筋書きはなんだったのだろうか。
どういう勝算があって,事に及んだのか。

いや,ポッポはじめてとして,LOOPIESだから。
といわれれば,納得できないわけではないが,
それにしても,度を外れた馬鹿ぶりである。

あまりに度を外れすぎていて,それが不思議なのだ。


通常なら,とりあえず辺野古移設は粛々と受け入れ,
それと並行して,沖縄基地の移転問題をアメリカと協議する。

もっとも,その前にデザイン(日本の立ち位置)の策定。
親米か媚中か。日本の独自路線か。それをもとに,
日米安保の見直し,自衛隊の軍隊への昇格,核配備等
の重要懸案もセットにして議論する必要がある。


民主とはそんなことすっ飛ばして,とにかく,
子どもが駄々をこねるかのごとく,
普天間再協議を口にしたように見える。

お子ちゃまの多いポッポ政権のバランスをとるため,
試しに口に出していたら,
いつの間にか取り返しのつかないところに来てしまった,
とでも言うのだろうか。

或いは,当初からgdgdにするのが目的だったのか?
そんなに(ある意味)賢い人たちではないと思うが,
もしそうなら,おそるべき自爆テロ政権だ。


既に,民主党の支持率は20%台前半だ。
半年ちょっとでの急降下,当然だろう。

ここまで民主党がひどいなんて,誰も考えもしなかったと思う。
ひどい,とかじゃなくて,何か違う世界に住んでいるような感じだ。

私は,外国人参政権法案その他さえ通らなければ,
後はまあいいか,と思っているのだが,
ただ,民主党によって損なわれた国益は相当なもんだと思うし,
今後も激しく国益を毀損することは何度も出てくるだろうと思う。




hatoyamanikkei.jpg


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2009年11月25日

社民党がPAC3追加配備に慎重


社民党がPAC3追加配備に慎重 思いやり予算は見直しを
福島瑞穂消費者・少子化担当相(社民党党首)は、ミサイルを迎撃する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を22年度から5カ年計画で全国3カ所に追加配備する防衛省方針に対し、慎重姿勢を示した。

PAC3って,防衛専門ミサイルなんですよね。
飛んでくるミサイルを打ち落とすという。

このみずほっていう人は,ネットでは『みずほちゃん』とか呼ばれて
親しまれていますw

こういう人,昔はたくさんいました。
危ないものを遠ざければ,危険はこない,という子どものような感覚の人。

生理的にダメなんでしょう。武器とか戦争とかいう言葉が。

「県民喜んでほしい」 PAC3沖縄配備で久間防衛庁長官

このときのいわゆる市民団体wの反応にも笑わされました。


こんな活動もあります。


無防備地域宣言運動
無防備都市宣言は,特定の都市がハーグ陸戦条約第25条に定められた無防備都市であることを紛争当事者に対して宣言したことを指す。この地域に対して攻撃を行うことは戦時国際法である第1追加議定書によって禁止されている。

敵に対して,抵抗しないから,攻撃しないでね。
ということですね。

日本での無防備地域宣伝運動は,そのジュネーブ協定の援用。
曲解ともいいますが。


問題点は,
  戦争中でないと宣言できない
  原則的に地方自治体が独自の判断で宣言することはできない
  日本政府が認めていない

過去において,この宣言を行った例があるが,すべて
なんらかの言いがかりをつけられて攻撃されたらしいです。


この活動に賛成しているのは社民党だけ。
共産党も,民主党も反対しています。ちょっと,安心。


まあ,社民党っていうのは,政治団体じゃなくて,思想団体。
市民がどういう主張をしようと,それは法に触れない限り,
守られなければなりません。

しかし,政治家は別。
政治家の使命は国益を守ること。
国益とは,主に,経済的利益と安全。

それをないがしろにする政治家は,アボーンされるべきでしょう。


在比の日本人なら,よく理解されてるんじゃないでしょうか。

92年,アメリカ軍が撤退したら,
すぐその年に南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島,
中国が領有を宣言しました。

  南沙(スプラトリー)諸島問題

これが国際政治ですね。
難しいことは何にもありません。

押せば引くかどうかわかりませんが,
引けば,必ず押してくる。



ちなみに,イラク撤退と引き換えに,フィリピン人の来日が厳しくなった,
という噂があります。

腹いせにアメリカが圧力をかけた,ということです。
真相はわかりませんが,十分考えられる話です。

政治バランスの欠いたキレイ事には,必ず付けが廻ってくる,
ということです。

当時のフィリピン内の反応はどうだったんでしょうか。

  フィリピン部隊の撤退完了 メディア、米豪の批判に反論

まあ,妥当な反応でしょう。市民レベルなら。
情緒的な反応ですが。


でも,人質とられて怖いから撤退しました。
外からはそう見られたでしょう。

そのイモ引きにも批判が出るでしょうし,
アメリカに強い影響を受ける国がこんなことすれば,
しっぺ返しが来るにきまってるっての。


お陰で,日本は人身売買国などという変な汚名を着せられ,
在日フィリピン人とそれに関わる日本人の仕事をごっそり
つぶさざるを得ませんでした。

もっとも,フィリピンクラブの有り様は,変といえば変だったわけで,
多分,職を奪われたことに日本人の多くは同情的じゃなかったと思いますよ。

憩いの場をなくされたおじさんたちはお気の毒でしたが。


.
posted by DEBUO at 14:27 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月25日

与那国島への陸自配備を撤回 防衛相インタビュー

あー,またネットで騒がれそうな記事が。

与那国島への陸自配備を撤回 防衛相インタビュー

北沢俊美防衛相は24日、日本経済新聞などとのインタビューで、沖縄県与那国島への陸上自衛隊の配備について「アジア諸国と連携していく情勢のなかで、いたずらに隣国を刺激する政策はどうかと思う」と述べ、撤回する方針を明らかにした。


まず,中国がなぜ尖閣諸島の領有権を主張するのか。

勿論,資源が欲しいことがあります。
しかし,あの地域の資源は,採算が取れないのでは,
という噂が多く流れています。

有名なところでは,石原東京都知事が
「あれは採算が取れないらしいよ。外国企業も手を引いたって言うしね」
と,報道2001でなされたとされる発言。

あの地域は,石油・ガス埋蔵量が少なく,掘削するコストが高すぎる。
というわけです。

だから,日本側はあの地域の資源開発に及び腰なんですね。


しかし,中国はなぜか開発を進めている。
そんなに資源が欲しいのか?

私は,尖閣諸島や海底資源の問題は,
軍事上の問題が第一だと考えています。

中国戦略ライン.gif

上記図は,数年前からネットでたまに見かける地図です。
中国の侵略思考を表す図です。

とりあえず,中国は第一列島線を確保する。
確保できたら,第2列島線まで進出する。

そして,太平洋を二分して,アメリカと対峙する。

これが中国の戦略です。
冗談でもなんでもありません。

やつらは本気です。

アメリカがフィリピンから撤退したら,
中国は即座に南スプラッター諸島領有を宣言しました。

中国が沖ノ島を島じゃない,と騒いでいるのもこの理由からです。

海軍もどんどん増強しており,数量的にはほぼ日本の自衛隊とためを張る
程度にまでなってきているそうです。

合わせて,以前ははしにも棒にもかからないと言われた中国海軍の錬度が
急速に向上しているといいます。

そして,尖閣諸島を中国が狙っているのは,
資源目的だけでなく,太平洋に進出する海域だからです。


そして,ここ数年でどんどん結果を出し始めてきたせいか,
この有名な地図が,どうやら最近変化してきたようです。

中国戦略ライン2.jpg

第一・二列島線ともに,拡大しています。

彼らはマジです。
中国に隙を見せたらあっというまにやられます。

それは,フィリピン・南沙諸島問題ではっきりしています。



与那国島への陸上自衛隊の配備とは,
この付近を捜索するレーダー設置のことだそうです。
ここにレーダーを置けば,中国の艦艇はすぐキャッチできるんですね。

この大臣は,そんな重要な施設を作るな,と言っているわけです。


以前,福田首相は媚中だと散々ののしられました。
ところが,詳しく見てみると,彼が媚中である,という理由は,
ほとんど言いがかりに近いものであると,私には思えました。

ところが,今回の発言は,明らかに媚中なのではありませんか?


或いは,沖縄にPAC3を配備するとき,自称市民団体どもは
『ミサイルで攻撃されるから配備しないで』
と,相当な斜め上の反対声明をあげたことがあります。

PAC3は,迎撃ミサイルです。
飛んでくるミサイルを打ち落とすための,守備専門のミサイルです。
攻撃を防ぐためのミサイルなのです。


この大臣の発言には,
その頭がとろけたような沖縄の市民団体の思考と
相通じるものがあるように思わされます。



ああ,なんだか,民主党を見るとき,
韓国を眺める視線と同じような感じがしてきました。

浅はかな政党,私は民主党に対してはずっとそう感じてきました。

さて,今後,この私の民主党に対する感覚を覆すような
すばらしい業績を彼らが成し遂げることができるのでしょうか?
posted by DEBUO at 12:54 | 普天間・沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする