2018年02月18日

ロシアの北朝鮮問題に対する立ち位置

ロシアの欧米への不信

欧米とロシアは仲が悪い。というよりも,欧米とプーチンは仲が悪い。
この辺りの感覚が私にはピンとこない。
プーチンが典型的なロシアのツァーリ(皇帝)だからだろうか。
メドヴェージェフならば,こうはならないんじゃないか。

欧米はプーチンを相当警戒している。
が,プーチンに言わせればそういう欧米こそ警戒すべき存在だ。

ソ連が崩壊したことをいいことに,
周辺国のいくつかはNATO化された。

NATO.png

ロシアの強大な石油会社は西側が支配しようとした。
いくつかの国はCIAの介在で色革命がおきたとされる。
ロシア基地のあるクリミアも取られそうになった。
ルーマニアとポーランドにMD基地もできる。
ロシア包囲網である。

アメリカMD.jpg

アメリカMD02.jpg


或いは,リビア,イラク,シリア,イランの現状を見れば,
そこに西側諸国の欲望丸出しの惨状が嫌でも目に入る。

プーチンに言わせれば,欧米こそ悪の帝国である。


外国の介在を嫌がる

シリア,イラク,イラン,リビア。
欧米に潰されたか,潰されようとしている国。
それは明日の我が身である。そうプーチンは身につまされているだろう。

だから,プーチンは紛争が起きたときに,できる限り介入をせず,紛争国の自主にまかせようとする。明日は我が身だからだ。

そうであれば,北朝鮮問題も基本的には話し合いで解決しようとする。
これがプーチンの紛争に対する基本姿勢だ。

入国制限.jpg


シベリアの安定

プーチンは決してハト派ではない。やるときは,牙を抜く。
いや,ロシアだから強靭な熊爪を振り下ろすというべきか。

プーチン.jpg

原油が高かったときは少し勘違いをしたかもしれない。
だが,現状ではロシアは覇権国になれない。それだけの体力がない。
しかし,今ある国土防衛は是非とも達成しなくてはならない。

その一つがシベリアである。
シベリアは資源が豊富だ。ロシア経済を支える。
しかも,モスクワの東の大きな緩衝地帯ともなる。

しかし,そもそも人の住むところではない。
シベリア全体で500万人強しか人が住んでいない。
しかも減る一方だ。

プーチンはこのシベリアを安定させたい。経済的にも軍事的にも。

不安要素の一つは,東北中国である。
ここには少数民族が多数いる。清以前は北方民族の土地であった。

その東北中国で動乱が起こるのは困る。
東北中国には1億人以上の人が住んでいる。
その一部が難民化するだけで,シベリアは中国人だらけになる。
この人口圧力はロシアの警戒するところだ。

北朝鮮の不安定化は東北中国の不安定化,シベリア動乱につながりかねない。
中国同様,ロシアが北朝鮮での紛争を嫌がる大きな理由の一つである。

少数民族.jpg

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北朝鮮が軍事的緩衝地帯になる。

シベリア防衛のためにも,北朝鮮は都合がいい。
北朝鮮がつぶれた場合,在韓米軍は国境をはさんでロシアと対峙することになる。後ろには在日米軍,グアム,太平洋艦隊が控える。ロシアにとっては負担が大きすぎる。

この事情は中国も同様である。


sekai jousei.jpg

メルカトル図面だとピンとこないが,北極海を中心に世界を眺めると,アメリカー英国(欧州)ー日本は三角形を形成し,ロシアを圧迫していることがわかる。これだと,カナダがアメリカの緩衝地帯だ。

ロシアはオホーツク海とバレンツ海に原潜を潜ませ,ミサイル発射命令を待っている。

西側がロシアを攻略する場合,三角形の一端であり,原潜の潜むオホーツク海の攻略は重要だ。その場合,北朝鮮の存在が邪魔になる。


北朝鮮利権は微々たるもの

よくロシアは北の後ろ盾だとか言われるが,実際は
ロシアは北朝鮮に強い影響力を持っていない。
持っているのであれば,表の世界で何らかのビッグな報道があるはずだ。

ミサイル技術を支援したとか,元KGBが北の警備を指導しているとか,そういう噂もある。ロシアに北朝鮮を支援する目論見は当然あったと思われるが,これをもって黒幕はロシアと判断するのは早計だろう。何せ,北朝鮮は主体思想の国だ。強烈な自己顕示欲が国を動かしているのではないか。


ロシアー北の貿易に関しては,微々たるものである。

北朝鮮貿易.png


確かに,2017年になってロシアは北朝鮮支援を強化した。
しかし,北朝鮮問題に関する発言力を得ようという単発的な試みなのではないだろうか。

ロシアは昨年の12月に北朝鮮労働力の引き受けを止め,ロシアにいる北朝鮮労働者を北朝鮮に送り返そうとしている。

ロシアが北朝鮮労働者の送還を開始 国連制裁履行


半島の強大化は苦にならない

ロシアは北の核と南の経済が結びついても気にしないかもしれない。
確かにウラジオストックは北朝鮮の隣にある。
しかし,モスクワは極東アジアから遠い。距離的にも経済的にも。
日本人は中東での紛争に関心がない。アフリカの内戦も人事だ。
日本から遠いからである。それと同じだ。

むしろ,北朝鮮の強大化を歓迎するかもしれない。
米軍の抑えになるからだ。
米軍のみならず,中国に対する抑えにもなる。
半島の中途半端な混乱はロシアには都合がよさそうだ。

難民の発生の阻止,軍事的緩衝地帯,利権の3点においては,
中国とロシアは北朝鮮に対する利害が重なるが,
半島統一に関しては,中露の眼差しが大きく違う点だと思う。

中国は北京から僅か700km程度のところに北朝鮮の国境がある。
東京からだと青森や岡山程度の距離だ。
経済的な結びつきもロシアとは比較にならないほど多い。
2国間関係がダイレクトに国の安全保障に結びつく。

だから,中国は核を持ったままの半島統一を歓迎しない。
歓迎するとしたら,中国に半島をコントロールできる自信があるからだろう。


極東アジア.jpg



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2018年02月12日

南北会談についての覚書

日米韓の現状を示す一枚

hiramasa.jpg

私はこの画像を探していたのだが,時事通信のものしか探し出すことができなかった。他社はその意味を見逃したのか,それとも私が探せなかっただけなのか。

これは,南北合同チームが平昌オリンピック開幕会場に入場してきたときのものである。ムンジェインや北の代表がスタンディング・オベーションしている中,右下のベンス夫妻と安部首相は座ったまま。実に象徴的な光景なのであった。


北朝鮮問題の本質は核を廃棄できるか

忘れてはならないのは,北朝鮮問題は核をめぐるアメリカと北朝鮮の押し合いである。ここに繋がらない解答には点数を与えられない。

北朝鮮はICBMを完成させ,配備すること。
アメリカはそれを阻止し,核を廃棄させること。

これが最終目標であり,中途半端は話をややこしくするだけである。


絶対にありえない未来 北の核+南の経済力

ムンジェインが北朝鮮から訪北の誘いを受けた。
それに対して日米は怒りを示している。

南北会談がなぜ日米の怒りを誘うのか。
北が時間稼ぎに利用するのが確実だからだ。
そして,北主導による南北統一の恐れがあるからだ。

北朝鮮が核を保有したまま,韓国と統一する。
これは絶対にありえない。
核+経済力になるからだ。強大な国家が半島に出現する。

東アジアの政治バランスが根幹からひっくり返るし,
日米はもとより,中国も絶対にこのような情勢を認めない。

仮にムンジェインが南北会談をし,そこで何らかの平和プロセスが話しあわれ,米国が半島に手出しできず,そのまま半島統一政府の誕生,或いは半島連邦国の誕生,EUのような仕組みの構築などへ向かうとすると,北の核は現状よりも遥かに強大化する。

そして,それを韓国はコントロールできない。無能のムンジェインがトップというだけではない。半島は5000年属国の歴史を持つ。東アジア国家としては珍しく,はいつくばったままじっと半島に閉じこもっていたのだ。彼らは事大主義といわれ,寄らば大樹の陰をモットーとする。

しかし心の底では悔しいのである。『恨(ハン)』が溜まりにたまっている。何しろ,5000年属国だからだ。だから,彼らは内心ではトップにたちたいし,トップにたって周りを思いっきり睥睨させたいと願っている。

韓国では『実るほど〜』などという精神はない。上に立つものは威張って当たり前,の国だ。なぜ韓国人が東南アジアで嫌われるか。韓国人の『マナー』としてGDPの低い『後進国の』国民には威張らなくてはならないのである。

半島が統一されれば,半島人がどのような態度に出てくるかは自明だ。それは,2国間関係にも露骨に表れるし,実際周辺国は半島国家の扱いに苦慮することになる。だから,日米は北の核と南の経済がくっつくことを歓迎しない。


北の核と南の経済が結びついたら。

ムンジェインが南北会談に出席するだけで,
日米は敵国として韓国への圧迫を始めるだろう。

北の核と韓国の経済が結びつき,巨大な統一/連邦国家ができたら,
特に,ICBMが完成/配備されていたら,
日米を始めとする西側諸国は軍事的な行動には出られない。

その代わり,軍事以外の様々な制裁を課していくだろう。
貿易制裁,金融制裁などが様々な面で表・裏関係なく行われる。
徹底して半島経済を削いでいくだろう。

テロ支援国家指定などというのもあるかもしれない。
シリアのように反体制側を援助して内戦に持ち込むかもしれない。


中国はどうでる

北の核+南の経済力の組合せは中国にも悪夢になる。
が,そこに至らずにグダグダしているのであれば,それは中国には歓迎できる状態かもしれない。半島を曖昧な状態にしておくのは,中国の国益にかなうからだ。
北朝鮮と中国はあまり仲がいいとはいえないが,取り合えず中国は北の攻撃目標にはなっていない。

或いは,これを機会に半島への影響力を強化しようとしてくるかもしれない。中国が半島に政治力を及ぼすことができ,中国の後見で半島が統一できるのなら,中国にとっては誠に都合のいい展開になるからだ。

現状では中国にそのような政治力はないと思う。
ムンジェインは軽くうっちゃれても,金正恩は難しいだろう。
彼は主体思想の体現者だ。というよりも若くして指導者になったバカの三代目である。遠慮なく周辺に『甲の暴力』を振るってくる。典型的なお坊ちゃまの朝鮮人だ。

また,日本は半島の強大化に応じた軍事的な強化が迫られる。
それは中国にとっては望ましくないだろう。


ロシアはどうでる

ロシアは南北会談を歓迎するだろう。

その理由については,別稿にてまとめるつもりだが,
東北アジアの動乱は困るし,軍事的緩衝地帯がなくなるのも困る。
むしろ北朝鮮が強くなってもらったほうが都合がいい。

中国と理由は重なるが,若干の差異がある。
要するにロシアにとって北朝鮮は物理的にも心理的にも遠い。
しょせん,人事なのである。


以上,取り合えず南北会談についての現在の覚書。





posted by DEBUO at 21:50 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月11日

ハーメルンの笛吹き男,ムンジェイン


安部首相,訪韓のポイント


私は安部首相の訪韓について,ポイントはいかに目立つか,だと述べたことがある。劇場型の外交だと。平昌で日米韓会談か?

対象は,全世界の人々だ。

ムンジェインとの会談に中身がないことは首相も織り込み済みだったのでは。ムンジェインは聞く耳を持たないし,持ったとしても理解する頭がないからだ。

だから訪韓してムンジェインをどうこうというよりも,回りにどれだけメッセージを送り届けられるか。それはこの訪韓を最大限に活用する方法になる。

ムンジェインはこれが一国のリーダーかと驚くぐらい,理解力がない。柔軟性がない。世界観も偏狭で人間的な器もない。日本の民主党にも『人材()』は何人もいたし,前任者のパククネも女学生のようなタイプだったが,ムンジェインはこちらが白けるほど能力に欠けているように見える。似たタイプは管元首相か。



劇場型の外交ができたのか


これは,ぺンス副大統領とともに3者が会談することで達成できたんじゃないか。舞台は平昌オリンピックで,世界中の耳目が集中している。

日本で日米会談,平昌で米韓会談,平昌で日韓会談。

しかも,こうして3連続の首脳級会談をしたにも関わらず,
ムンジェインとの会談では,日米二人ともそっけない握手,笑顔なし。

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わざとこういう場面を切り取っただけではない。
はっきりとわかる。力のこめた握手かそうでないか。
安部首相も笑顔なしで写真に納まるのは私の記憶にない。
露骨なぐらいのムンジェインへの態度だ。



さらに輪をかけた出来事がおきた。
夜のレセプションで安部首相とペンス副大統領は一緒に遅刻し,
ベンス副大統領は,会場にいる北の代表を見た瞬間に踵を返し退場。

北朝鮮と接触したくないとべンス副大統領はあらかじめ韓国側に伝えていたにも関わらず,ムンジェインが北の代表と同席させようとしたから,その外交非礼を避けたわけだ。

もっとも,ベンスも首相も北代表がいることを予想していただろう。
奴ならやりかねんと。トランプ大統領訪韓の様を見ればすぐに予測できる。



そして,開会式でもムンジェインはしつこくも二人の後ろに北朝鮮代表を座らせた。南北代表団が入場し,周りはスタンディングオベーションをする中,安部首相とペンス副大統領は拍手もせず。

開会式.jpg


これ以上ないぐらい,はっきりとしたメッセージを首相とベンス副大統領は世界に見せつけたのではないだろうか。少なくとも,韓国の報道はしっかりとメッセージを受け取ったようだ。

私の気のせいかもしれないが,韓国の報道はムンジェインよりも,安部首相やベンス副大統領の行動・発言に割くことが多いように見えた。特に保守派の朝鮮日報と中央日報は露骨だ。まるで日米の広報機関のようだ。

普通の頭があれば,韓国人でも今のムンジェインを擁護できないだろう。今まででも保守派の報道は概ねムンジェインを批判することが多かったが,かなり恐怖を感じているのかもしれない。半島が赤化していくことへの。



ハーメルンの笛吹き男,ムンジェイン


などと考えていたら,今度は金正恩がムンジェインを北に招待するんだと。


このとき,南北で何らかの平和プロセスが話しあわれる可能性が高い。
勿論,金正恩にとっては第一の目的は時間稼ぎなんだが。

しかし,ムンジェインは血管が浮き上がるような興奮状態にいるだろう。
俺は歴史に残る偉大な大統領だ。ムンジェインはそう自画自賛してるであろう。
ノーベル平和賞の授賞式の夢を見ているるかもしれない。

だが,奴は気づかない。一歩一歩,崖に向かっていることを。



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2018年01月26日

平昌で日米韓会談か?


日米韓首脳級会談を検討 米、五輪に合わせ打診 韓国は難色の恐れ
平昌五輪、「韓vs米日」の対決の場に変質か
平昌五輪を契機に韓国で韓・米・日の最高位(米国は副大統領)3者会談が開催されるかもしれない


平昌オリンピックが,日米韓3者会談の場になるかもしれない。
中身は,特にムンジェインの北への傾倒についてだ。

もし実現したら,安部首相の決断が光り輝くんじゃないか。
なぜ安部首相が国内の反対を押しきって韓国に行くのか。
その理由をはっきり世界に示すことができる。

私は安部首相が平昌へ行く評価ポイントは,
何か首相が目立つことをすることだと思っている。
世界への発信を前提にした劇場型の外交だ。

3者会談をする,という事実だけでいい。
ムンジェインはもちろん,北へのプレッシャーになる。

ムンジェインは何とかして断りたいだろう。
3者会談を断った,という事実だけでもいいかもしれない。

断るのなら,韓国の意思をよりはっきりと理解することができるし,
日米は最後まで話し合いをあきらめなかったというアリバイを作れる。

オリンピックを政治利用するのか,という批判があるのかも知れないが,
アメリカと北との緊張が高まっているこの状況で,
IOCと韓国政府が思いっきりオリンピックを政治利用し
ルールを捻じ曲げている中,
政治利用云々という批判は馬鹿げている。
オリンピックを間接的に利用するというだけで,
IOCや韓国のように,直接政治に利用しよう,というわけでもない。


もっとも,そのアリバイは北の核配備前にアメリカが北朝鮮を攻撃する,
という前提にたっての話だが。










posted by DEBUO at 12:31 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月24日

安部首相,平昌出席/北,北朝鮮国旗放火事件に謝罪要求


安倍晋三首相の平昌五輪開会式出席、リスクを取ったぎりぎりの決断 「慰安婦の日韓合意を終わったことにさせない」


うーむ。出席しないことがほぼ暗黙の了解だった首相の平昌訪問。
出席するらしい。新聞各社が報道している。
理由は,慰安婦合意へのムンジェイン政権の態度に抗議するためらしい。
「政権を担う者の責任」(安倍首相)なんだと。


「韓国の文在寅大統領は日韓合意をおとしめ、日本に新たな措置を求めることを表明して、それで話を終わらせようとしていた。そうはいかない。安倍首相は文氏に、合意を履行して在韓日本大使館前などの慰安婦像を撤去しろと言う」


慰安婦問題に関しては,抗議するのは韓国が嫌がる。
韓国人には無視が一番,というが,韓国人にとって
無視とは黙っていることではなく,いちいち反論することなのだ。
これを平昌の祝賀ムードでされたらムンジェインはたまらない。

逆に,大物首脳の出席が危ぶまれる平昌オリンピック。
安部首相が出席するとなれば,韓国にとってはポイントが高い。
韓国人も,外交戦に勝ったと勘違いするかもしれない。

さて,首相の決断はどうでるのか。
ムンジェインに抗議をたたきつけることができるのか。
オリンピックの祝賀ムードの中でうやむやになるのか。

 まあ,ムンジェインに聞く耳はないだろう。
ムンジェインは北朝鮮にオールインして上気で頭がくらくらだ。
ポイントは,韓国に対してだけではなく,世界への発信だ。
一種の劇場型パフォーマンスといえる。
安部首相は名優かそれとも大根か。


ただ気になるのは,

首相は「五輪は平和とスポーツの祭典であり、日本は2020年に東京五輪を主催する立場だ。諸般の事情が許せば平昌五輪開会式に出席し、日本人選手たちを激励したい」と述べた。


へんな表現だな。
結局,諸般の事情が許さないから出席しない,という意味か?
それともできる限り出席したいという素直な意味なのか。


それとも,何か圧力がかかったか。こんな報道もある。


日本は東京五輪・パラリンピックの開催国でもあり、自民党の二階俊博幹事長ら与党幹部から「隣国で行われる平和の祭典であり、慰安婦問題とは切り離して出席した方が良い」と出席を求める声が相次ぎ、調整が続いていた。


続報に注目だ。出席するとなれば,開会式に注目だ。



さて,もう一つ興味のひく報道。

「キム委員長の写真に火」北朝鮮が韓国に謝罪要求


金正恩が怒っているのは,この事件だ。

北朝鮮国旗燃やすパフォーマンスに…北「保守集団を埋葬すべき」
北国旗燃やす.jpg

そりゃ,金正恩が怒るのは当たり前。
それに金正恩は韓国をマウントしようとしているのだが
絶好の機会を与えている。

外国の旗や要人の顔写真を毀損したのであれば,
通常ならば,ムンジェインは謝罪しても不思議ではない。

日本なら毀損した人は罪に問われるはずだ。

しかし,

日本国旗燃やす.jpg
                                                       画像はこちらからお借りしました。
国旗燃やす.jpg
                                                       画像はこちらからお借りしました。

韓国は外国の国旗だろうが要人の写真だろうが散々毀損してきたわけで。
関係が悪化しているときならば,これが戦争の原因になってもおかしくないことを韓国人は当たり前にやってきた。
(中国にはやらない。怖いから)

ムンジェインが謝罪しなければ,それはルールに反するし,
北はすぐに平昌出席をとりやめるだろう。

かといって,今回ムンジェインが北に謝罪するようであれば,
韓国国民には『またもや北にマウントされた』と受け取られかねない。

勿論,他国には謝罪しなくて北だけに謝罪すればそれはダブスタだが,
それは韓国では問題にならないだろう。そういう民度の国だから。


これも反応が待たれる案件だ。






posted by DEBUO at 13:58 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月22日

米軍から韓国軍への有事作戦統制権移管 計画前倒しで来年検証へ

なんなんだ,今日は。面白いニュースばかりだ。

米軍から韓国軍への有事作戦統制権移管 計画前倒しで来年検証へ

メモだけ。

まあ,来年韓国なかったりして(笑



posted by DEBUO at 22:21 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

慰安婦合意,南北会談,その他

注目されていた韓国政府による慰安婦合意再検証,
政府の立場が発表された。

『破棄,再交渉はしない。しかし,合意は履行しない。
日本政府は真正な謝罪をせよ。』
まあ,韓国政府がどういう立場であろうが,100%もめる。

日本政府はさっそく抗議をするらしい。
問題は,韓国政府が合意を履行するかどうか,
最低限,大使館前の慰安婦像は撤去すべき。
まあ,できないだろけど。

さて,日本政府はどういう制裁をするのだろうか。


その韓国ムンジェイン。
金正恩から南北会談の申し込みがあって浮かれに浮かれている。

名目は北が平昌オリンピックに参加する件だが,
@北の最大の目的は,韓国にマウントすること。
  北朝鮮の公式声明では,アメリカに届く核ミサイルを配備した。
  次は核の脅威をもって南を吸収することである。
A本音の目的は,核ミサイルはまだ完成しておらず,
  完成までの時間稼ぎをしたい,であろう。
  何かおこぼれが欲しいのも切実なのだろう。

ただ,駆け引きなしでムンジェインはほいほい北に釣られているように見える。


有名な戦略家ルトワック氏の評論。
『核ミサイル完成までにアメリカは北を攻撃しろ。
 ソウルが攻撃されても韓国の自業自得』

私も全く同意見である。
これは純粋なアメリカの安全保障危機であり,
世論がどうとか関係ない。攻撃しなくてはならない。
アメリカに残された時間は少ない。
仮にアメリカが攻撃しないのであれば,
アメリカはそのポジションを大きく落とすことになる。




posted by DEBUO at 19:36 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月16日

北朝鮮攻撃はいつ?

クリスマス攻撃説

私は以前,当ブログで北朝鮮攻撃について述べたことがある。
結論は,今年中,北のICBMが配備する前に攻撃する,
というものだった。

それについて現在も変わるところはない。
クリスマス前後に米軍が北を攻撃しないのならば,
アメリカは北を攻撃できないのでは,と考え始めている。

最大の理由は,NEOだ。

neo.jpg

NEOとは非戦闘員退避活動
米軍が攻撃する場合,最も気がかりなのは現地の米人である。
北朝鮮の場合は,とくにソウル在住の米人だ。
20万人ほどいると言われている。

おそらく,米軍人の家族は殆ど韓国にいないのではないかと思う。
もともと在韓米軍基地に赴任する軍人には家族の帯同を許されていないらしい。さらに,何度からの退避訓練で家族のあらかたは韓国を去ったのではなかろうか。
それでも,ビジネスマンを中心として米人はソウルに多数残っているだろう。

米軍は北に先制(奇襲)攻撃を狙っている。
真珠湾攻撃を非難する米国の十八番は奇襲攻撃だ。
戦後,米軍は戦争前に宣戦布告したケースはない(私の記憶では)。

米軍は事前に攻撃サインを気取られるようなことは避けたい。
NEOは典型的な攻撃サインだ。できる限りNEOを遅らせるだろう。
避難のためには,クリスマス休暇による帰省を絡めるのが手っ取り早い。
このクリスマス休暇をはずすと,NEOがやりにくくなる。


冬季は攻撃に絶好の季節

年末・年始に攻撃しないとしても,この冬の間に攻撃しないと,
おそらく米軍は北を攻撃できない。

北のICBMはまだ完成していない,というのが専らの見方だが,
CIAによると,最短3月にはICBM配備できる状態になると言う。

また,米軍は赤外線によって攻撃目標を探知する。
熱量探知には寒くて雪の多い冬が絶好のタイミングだ。

以上から,あと一ヶ月以内が攻撃にはベスト,
最低でも3月までには攻撃すべき,というのが私の見方だ。

中国とはある程度の話し合いが済んでいるように見える。
中国にとっても北の核が気持ちよくないのはわかるが,
積極的には中国は北朝鮮に関わらないようにしているように見える。
対北への外交力の無さで積極的に関われないということもあろう。
一歩引いて戦後の美味しいとこどりしようと狙っているのかもしれない。

ロシアがイッチョガミをしてきているが,いざ米軍が攻撃,という場合,
全面戦争でなければ,ロシアは正面きって対峙しようとはしないだろう。
ロシアにそこまでの利益がない。
おそらく,戦後の北に関する発言力を狙っているのだろう。

東南アジア,欧州,国連は一通り挨拶が済んでいる。
イギリスは空母を派遣するといっているし,
プーチンとはASEAN会議で話をしている。
攻撃するのに,何か必要なものがあるだろうか。

なお攻撃は核や軍事施設を攻撃するのにとどめ,
金正恩断首作戦にまでは至らない,というのが専らの意見である。


北を攻撃しなかったら

問題は,米軍が北を攻撃しない場合だ。
これはアメリカの敗北になる。

北の脅しに負けた。
あれだけツィッターで口撃していたトランプは
口だけ番長ということになり,世界中からなめられる。
トランプは不要な紛争の種を蒔き(エルサレム),
必要な紛争には怖気づいたというわけだ。
少なくとも,アメリカの東アジアでの軍事プレゼンスは大幅に後退する。

北は核爆弾や核ミサイルを世界に売り込むだろう。
核ミサイルが南米,中近東,アフリカ,東欧の小国に渡ったら。
小型核爆弾がテロリストの手に渡ったら。
世界の政治バランスは混沌とし,
911とは比較にならないようなテロが起こるだろう。

911.jpeg

アメリカの軍事影響力=アメリカの経済影響力,と考える私としては,
北を攻撃しないのであれば,それはアメリカの衰退を表す,
と言い切っていいと思う。


北のマウント

トランプが北を攻撃しないのであれば,北朝鮮は調子づくだろう。
北正恩はさらにマウントしてくる。
北朝鮮主導で半島が統一されるかもしれない。
されなくても,韓国が北に寄りかかっていくのは目に見えている。
ムンジェインの親北志向もあるが,
韓国国民も,北の核を共有するということに釘付けになるかもしれない。

漢民族はもとより,モンゴル人,鮮卑族,女真族,満州族,日本,台湾(中華民国)など,東アジアの様々な国・地域が少なくとも一度は歴史の主人公になってきた。
ところが,朝鮮半島は5000年属国の歴史だ。虐げられた歴史しかもっていない。
ただでさえコンプレックスなのに加えて,半島では地位が高い=偉い=何でもしてよい,という価値観がある。昔は文字通り支配者(上位の者)に生殺与奪権があった。
だから,半島人は浅ましいまでに上位に登りたがる。
命がかかっているからだ。

半島人は事大主義というが,本当は自分たちがNo1になりたいのだ。
北朝鮮の主体思想になぜあれだけ韓国人が惹かれてるのか。
半島人が歴史の主役になって周りの大国を睥睨したいからだ。

北朝鮮は核を持って大国を振り回している。最後にはアメリカをも退けた,となれば韓国人もますます核原理主義に熱狂するだろう。
北朝鮮と核を共有すれば,自分たちも周辺の大国に振り回されずに主体的に行動できるに違いない。と韓国人が考えたとしてもおかしくない。
今でさえ,核保有に傾いている韓国人が多いのだ。


日米は

北を攻撃しないのなら,アメリカは半島への経済制裁を続行するしかない。
韓国が北朝鮮や中国に近づいた場合,
この経済制裁は半島に手ひどい結果を生むことができる。
同時に,アメリカはMDとか無人機に資源をつっこむことになる。

日本は,アメリカに不信を感じつつアメリカに乗っかるしかない。
アメリカに同調して半島に経済制裁をしつつ
(日本の北朝鮮勢力を切れるかは疑問だが)
軍事費をGDPの2%以上にしてMD研究・配備に没頭し,
さらなる法律の整備を急いで行う必要がある。

韓国・日本(・そして台湾)は,核ドミノが懸念される。
北の核を放置する場合,韓国が北に飲み込まれたくないのであれば,
韓国は核を配備する。
日本も同様に核配備が俎上にのせられるであろう。

日本は米軍基地への核持込,という線に落ち着くかもしれないが,
韓国の場合は話がずっと複雑だ。
文大統領はアメリカの核と北の核を天秤にかけた場合,
北の核に擦り寄る可能性が高い。


さて,とりあえずあと10日でどう情勢が変化するのか。



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2017年05月01日

韓国が国を誤るわけ

北朝鮮問題が大きくクローズアップされてから,
それは米中会談前後のことだが,
それに対する韓国の反応は極めて異様である。

あまりの警戒心のなさ,安全意識の欠如。
日本に対する斜め上の反応。
ポイントのずれた文脈把握。
方々で驚きの声が上がっている。
私も嫌韓歴25年以上になるが,
韓国の反応には未だに慣れることができない。

さて,おかしな韓国の反応。
過去においては,『斜め上』,という言葉がよく使われていた。
今の流行は『認知バイアス』である。


認知バイアス

認知バイアス』という言葉が流行語になったきっかけは
韓国保健社会研究院の報告書。聨合ニュース(韓国語) 概要

韓国国民の10人中9人に認知バイアスに該当する習慣があると「韓国国民の健康状態と精神的習慣の現況と政策対応」で発表した。報告書は2016年9月に12歳以上の韓国の男女1万人を対象に行った調査の結果をまとめたものという。その調査によると認知バイアスに該当する被験者は90.9%に達したという・・・


認知バイアスとは,根拠もなしに勝手に思い込むこと。
韓国では認知バイアスに該当する被験者は90.9%に達した。
この報道がなされると,見事に韓国人の特性を言い表しているとして,
瞬く間にネットでの流行語になったのだ。

認知バイアスには以下のように分類されるという。

@確証バイアス、追認バイアス(英: Confirmation bias)
   最初に思い込みありきで,思い込みに沿った情報のみに耳を傾け,その思い込みをさらに強くする傾向。

A根本的な帰属の誤り(英: Fundamental attribution error)
  自分の身に起こったことは状況のせいにするのに、それが他の人のところで起こった場合には、その人の性格の問題だと認識してしまう。
  良いことは自分のおかげ,悪いことは相手のせい。

B正常性バイアス(英: Normalcy bias)
  災害時や緊急時に「自分は大丈夫」と過小評価したりしてしまう。

C保守性(英: conservation)
  人間が新しい事実に直面したときに、それまで持っていた考えに固執してしまう。

D後知恵バイアス(英: Hindsight bias)
  過去の事象を全て予測可能であったかのように見る傾向。

Eアンカリング(英: anchoring and adjustment)
  ある事象の評価が、ヒントとして与えられた情報に引きずられてしまう。

認知バイアスはおそらく全ての人が持っている傾向だろうが,
韓国人にはその傾向が顕著だと思う。特に,上記@〜C。


認知バイアスの実例


    4月28日
    ■日本政府が朝鮮半島有事の際、北朝鮮避難民収容対策の本格準備
    ⇒韓国人「日本は本当に主敵だ‥」  ソース

・・・・・・・・・
NAVERという韓国サイトに載った記事への韓国人の反応である。
この反応を理解できる日本人がいったい何人いるだろうか。
ただ,このところの韓国人は半島がきな臭くなってきたことを
感じ始めているようで,上記反応はまだましである。
2週間ほど前だと,こんな風だった。


    04月13日 
    日本政府「韓国滞在の日本人の避難態勢、あらかじめ準備しておきたい」


上記記事に対する韓国人の反応

・昭恵スキャンダルを隠すために?
共感4076 非共感85
※韓国では安部内閣が森友学園問題でダメージを負っていると思われている。

・チョッパリの奴らが朝鮮半島の戦争の風を捕まえて、利益を得るために気を使ってるんだ。
共感6316 非共感254
※韓国では第一次朝鮮戦争で日本が戦後立ち直ったと思われている。

・クレイジー安倍。涙
つまりお前ら日本人は人間で、韓国人はみんな死んでもかまわないというのか。
本当に最悪の日本人の奴ら。涙
お前らは自国民だけが大事で、韓国民は…
共感80 非共感6
※韓国人は日本を非難するが,日本が韓国を助けるのは当然,と思っている。


日本政府に対してだけではない。

04月26日
日本の大学が「ソウルから避難せよ」と韓国滞在の交換学生に
公文書を発送していたと判明
韓国発狂


以下,韓国の反応

・お前らの放射能は安全なのか?
共感4012 非共感113
※韓国人は自分が非難されていると感じたときは相手を攻撃する。

・韓半島のほうが地震や火山が頻繁な日本より安全なのに。
共感2522 非共感107
※半島では自然災害の備えが疎かで,多くの自然災害が人災の側面を持つ。

・卑劣なことを言っている。
地震が起きるだろう。見てみよう。ふふふ
共感140 非共感1
※相手の不幸を喜ぶお国柄。

・猿がスキャンダルを覆い隠すために必死だな…
共感123 非共感0
※スキャンダル:森友学園問題。日本のマスコミに引っ張られている。

・日本人は驚くべきことに、政府の言葉を信じる。ふふふ
日本は批判的思考というものがない文化だ。
共感58 非共感3
※批判的思考があれば,ローソクデモをするはずだ。と韓国人は考える。
日本では,民衆の不満が高まる前に内閣改造してしまう。
日本の信頼社会と韓国の非信頼社会の違い。

・第2の戦争特需を狙う狡猾なチョッパリ。
6.25戦争が経済的富国に飛躍するきっかけになったので、韓国で戦争が起きるのを望む!
共感39 非共感0
※朝鮮戦争で日本が一息ついたのは本当にごく一時。
韓国ではそれを過大評価し,朝鮮戦争によって日本は大きく飛躍した,
と思われている。


無論,理性的な反応もある。

・悪口を言うことか。
実際に韓国を除く海外のすべての国は、今の韓国が戦争の危険国として強く認識されている。
今すぐ戦争が起きてもおかしくないほどに。
海外がそう認識しているのに対し、韓国人は全く戦争の危機感がないので奇妙に思われています。
共感20 非共感1

・こういうものは本当は日本がうらやましい…
韓国は自然災害でも地震でも、起きた後に大騒ぎする…
共感33 非共感6

だが9割の韓国人に認知バイアスがある,というのは体感上でも納得できる。


こんな反応もある。

トランプに習近平が話したという「韓国は中国の一部」発言
韓国人大発狂『韓国は5千年の独立国』
http://oboega-01.blog.jp/archives/1065616040.html


米中会談でトランプと習は戦後の半島のあり方について話したはずだ。
そこで「韓国は中国の一部」という発言が出たということは,
韓国は中国に帰属させる,というような話し合いがあったと想像できる。
韓国人はそこを問題にすべきであるのに,
そこに想像が及ばず,名分ばかりを問題にする。


ペンス米副大統領「カールビンソン空母、数日内に『日本海』に到着する」
韓国人大発狂『日本海って・・・東海は・・・』
http://oboega-01.blog.jp/archives/1065654568.html


韓国人は『日本海』という言葉を嫌う。日本,という文字が嫌なのだ。
だから,日本海を『東海』と呼べ。と国中で大発狂している。
 ※東海は,日本海の韓国内での呼称。
大発狂,というと何をオーバーな。と感じられる方もいるだろうが,
いや,本当にそう見えるから驚くのだ。

記事内容で騒ぐべきことは,
米空母が半島に接近している。という点だろう。
騒ぐ方向がまるでずれている。


過去における半島の認知バイアス

半島は歴史の節目での愚かな状況判断をしている。

■16cの朝鮮出兵
日本の現状を調べるために,朝鮮は日本に二人の使いを送った。
帰国後,1名は日本の強大さを説き戦争の危険を訴えたが,
1名はそれに反対し,この見通しが通ることになった。
結局,朝鮮は日本への備えを何もせずに,国土を荒らされ放題にされた。

■19cの朝鮮
1868年日本は朝鮮へ送った国書に「皇」と「勅」の文字が記あり,
朝鮮は受け取りを拒否。清国以外はこの文字を使えないとしたからだ。
結局,日本の征韓論⇒江華島事件⇒日清戦争⇒韓国併合に至る。

■第一次朝鮮戦争
朝鮮戦争前夜。情勢が緊迫しているにも関わらず,
首都ソウルでは陸軍庁舎落成式の宴会をしていたという。


昔から,韓国人の理解は斜め上,と言われて来た。
韓国人は日本人の理解を遥かに超えることが多いからである。
そこが韓国ウォッチャーや韓国反応サイトを増やす理由の一つとなってきた。
嫌韓だけではない。笑韓である。
他の近隣諸国,台湾や中国,タイなどの反応は韓国に比べると常識的で,
面白くないのだ。

その結果なのか,
日本では,『韓国人は最悪の状況のときに最悪の決断をする』
とも言われている。
過去の事例がそれを示しているし,
今回の北朝鮮に対する韓国人の様々な反応,
ムンジェインが大統領になろうかという韓国人の判断,
まるでレミングの集団自殺のようだ。


認知バイアスは過敏な安全不安症の裏返し?

この韓国人の反応,要因の一つに過敏な安全不安症があるのではないか。

危険が迫る⇒逃避したい⇒心理的な逃避
⇒不安になるから,妄想(実は現実)を撒き散らすな。

こういう心理メカニズムだ。
一見,安全不感症に見える韓国人の反応は,
実は不安な気持ちからの逃避,裏返しの反応ではないか。
朝鮮半島は歴史的に
    自然災害(旱魃,冷害など)が毎年のように起こる
    外敵の侵入が多い
    自国民が信用できず,容易に生命の危機にまで陥る
という社会である。

絶えず不安な状況に置かれているわけで,
しかも,自分でどうしようもない事が多い。
そういう状況に適応するために,
心理的な防壁ー韓国人の認知バイアスが
DNAに刻み込まれていったのかもしれない。


参考:現代韓国人の国民性格

著者:李符永(ソウル大学教授)

・依頼心が強く創造力がない。

・すべきことをせず他人に期待し裏切られると恨んだり非難する

・相手も自分と同じ考えだと思い「違う」と分かると裏切られたと思う

・せっかちで待つことを知らず「今すぐ」とか「今日中」とよく言う

・すぐ目に見える成果をあげようとし効果が出ないと我慢せず別の事をやろうとする

・計画性がない

・自分の主張ばかりで他人の事情を考えない

・見栄っ張りで虚栄心が強い

・大きなもの派手なものを好む

・物事を誇張する

・約束を守らない

・自分の言葉に責任をもたない

・何でも出来るという自信を誇示するが出来なくても何とも思わない

・物事は適当で声だけ大きくウヤムヤにする

・綿密さがなく正確性に欠ける

・物事を徹底してやろうとしない

・見てくれに神経を使う「世界最高」とか「ブランド」に弱い

・文書よりも言葉を信じる

・原理原則より人情を重んじ全てを情に訴えようとする


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2017年04月29日

北朝鮮問題の現況と課題 中国

中国

北朝鮮の死活を握っているのが中国。
石油パイプによる北朝鮮への石油援助等,
政治的・経済的な繋がりが非常に深い。

北朝鮮制裁の国連決議にも関わらず,
中国が北朝鮮を見捨てることのできないのは,
北朝鮮が崩壊すると中国が困るからだ。

少なくとも次の3点は中国が無視できない事項と思われる。
  ■北朝鮮権益死守
  ■米軍との緩衝地帯死守
  ■北朝鮮からの難民阻止


上記に代表される中国の事情は米中会談でも議題にのぼっただろう。
そのうえで北朝鮮に対して現在は中国のターンとなっており,
中国は北朝鮮を説得している模様。

中国が北朝鮮を説得できるとは思えないが,
少なくとも時間稼ぎには中国・北朝鮮ともに利がある。
5月9日の韓国の大統領選挙があるからだ。
反日・反米・親北・従中のムンジェインが当選する確率が高いようだ。

少し待てば,韓国はレッド陣営に転がり込んでくる。
その大事な選挙の前に核実験によって半島をさらに不安定化させれば,
不安に思った韓国人がムンジェインではなく,
より保守的な候補者に投票してしまうかもしれない。

(そもそも,この状況下において反日・反米・親北・従中の候補が
  支持率1位というのは誠におかしなことではあるが)

韓国候補者.jpg
韓国大統領候補。ムンジェインが本命,対抗はアンチョルス。


韓国の選挙は蓋をあけるまでわからない。
まず,韓国の支持率調査があてにならない。
当日の選挙出口調査でさえも相当な誤差が出るのが韓国だ。
ムンジェインの支持率の高さには100%の信頼をおけない。

さらに,劣勢をひっくり返した例もある。
2002年のノムヒョンだ。
大統領選直前に米軍が女子中学生を戦車でひき殺してしまい,
あっという間に韓国全土に反米デモが頻発,
本命である保守派のイフェチャンではなく
反米闘志ノムヒョンが当選してしまった。

そんな前例もあり,韓国人は扇動に弱いので
選挙前の派手な動きは自重したいのである。

中国の望みは,
北朝鮮でアメリカの影響が強まるのを阻止すること。
できれば,半島から米軍が撤退し,米韓同盟は破棄。

大統領選挙の結果,半島が赤化することになれば
その望みがかなえられるかもしれない。
つまり,最悪でも北朝鮮に中国の傀儡政権誕生,
さらには中国が後見となって韓国による半島統一が
見えてくるのだ。

選挙前の蒙昧な振る舞いは避けたいと中国は当然考えているであろうし,
いくらなんでも金正恩もそう考えているだろう(と思う)。

ノムヒョン.jpg
画像は訪米時のノムヒョン。懐かしい。ある意味,ノムヒョンの『絶頂期』。


ただ,どうであろうと中国は半島の非核化を望むはず。
安全保障>その他の利益,である。
安全保障は全てのものに優先する。
北朝鮮から北京まで最短だと800km程度だ。
東京から函館/広島程度の距離である。
核ミサイルの完成について,アメリカ以上に中国は恐怖を感じるだろう。

核の排除について,トランプと習は原則合意をみたようであるが,
それは当然であろう。
ただし,中国は相変わらず話し合いで,などと言っている。

それは,上記の
  ■北朝鮮権益死守
  ■米軍との緩衝地帯死守
  ■北朝鮮からの難民阻止
が頭をよぎるからだ。
突出した米軍の攻撃があると,中国は後手に回ってしまう。


この点についても当然米中で話し合いがなされただろう。
どこまで話し合いが進んでいるのかはわからないが,
ポイントは戦後半島のあり方である。
韓国を含めて北朝鮮をどのように運営していくのか。

  ■北朝鮮独自かつ中国の傀儡政権
  ■米中後見による韓国主導の半島統一
  ■中国後見による韓国主導の半島統一

ありそうなのは上記3つであろうか。
もう少しポイントを絞れば,
米軍が韓国を撤退するのか,
米韓同盟は破棄されるのか,だろう。
この点が戦後の半島情勢を決定的に左右させる。


だが,そこまでの話し合いはなされていないのではないか。
そもそも,トランプにそんな情勢理解があるのだろうか。
確かに,大統領当選後トランプは急速に学習を重ねている。
しかし,スタッフも満足に揃わない現状では,
総身に智恵は回りかね,というところだろうと思う。

そういう意味においても,北朝鮮攻撃が夏以降という話はしっくりくる。
現在,北朝鮮を攻撃できないのは準備に時間がかかることもあるが,
攻撃方法・戦後の体制のデザインにも時間がかかりそうだからだ。

トランプ習.jpg
米中会談。両者とも,笑顔がよそよそしく見える。


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2017年04月28日

北朝鮮問題の現況と課題 アメリカと日本

アメリカ

アメリカが求めるものを列挙してみる。
  ■安全保障の確保(核と金正恩の排除)
  ■経済的には北朝鮮に興味なし
  ■米国人(軍人含む)の生命を守りたい
  ■無駄な金を使いたくない(特に戦後)
  ■戦後は北朝鮮から手を引く
  ■韓国からも手を引く可能性あり

現時点は非常にわかりやすい安全保障危機である。
だが一般的には,次のような判断をする人がいても不思議ではない。

アメリカがなぜ北朝鮮を攻撃しようとしているのか。
在日米軍基地やグアム基地はもとより,
アメリカ本土が核攻撃にさらされる危険性がでてきたからだ。
インドやパキスタンにはアメリカは攻撃しなかったのと対比される。

仮にトランプが北朝鮮を攻撃しないとなれば,
数年以内に北朝鮮は核弾道ミサイルを配備するだろう。
そうなればアメリカは今以上に北朝鮮に手を出しづらくなる。
アメリカを含む東アジア情勢は北朝鮮がリードすることになる。

更にそれを見た世界中の国が,北朝鮮を真似するだろう。
核ミサイルは北朝鮮から買えばよい。
中近東のどこか,或いは中南米のどこか,
北朝鮮に続く国が出てきたら,悪夢は拡散することになる。

真似しないにしても,アメリカの対応のチキンさに
世界中があきれることになる。
一旦なめられてしまえば,アメリカ軍のニラミが効かなくなる。

核は政治バランスを根底から覆す。

アメリカの軍事圧力の後退は
世界各地でのアメリカのプレゼンス低下につながり,
アメリカ経済は後退していくことになる。

例えば,金貸しとヤクザの関係を考えてみよう。
ヤクザがなめられたら,債権は回収できない。
アメリカ経済が回らなくなれば,アメリカのアルゼンチン化もありうる。
さらに軍事空白ができるため,各地で紛争が激化することになる。

従って,アメリカはいざとなれば
韓国や日本の被害を織り込んだ上で北朝鮮を攻撃する。
ソウルが火の海になろうと,日本にミサイルがぶちこまれようと,
アメリカは北朝鮮を攻撃する,ということだ。
タイムリミットは北朝鮮が核ミサイルを配備するまで。

被害が怖いからといって手をこまねいている場合ではない。
アメリカが覇権国の看板を下ろすのか,
それとも,現在の多大な被害を受け入れるのか。
という選択なのである。

という判断は誤りである。
それではアメリカが立ち行かなくなる。
オバマならいざ知らず,
普通のアメリカ大統領ならば攻撃の判断をするだろう。

但し,北朝鮮が核弾道ミサイルを開発済ならば,
フェースが変わる。
その場合は,米軍は北朝鮮を攻撃するかわりに,
米朝平和条約締結の可能性が出てくる。

もちろん,攻撃する前に金正恩が核を放棄すれば
それに越したことはないが,それは余りに望み薄だろう。

北朝鮮ミサイル.jpg


戦後は米軍が半島に残らないかもしれない。
在韓米軍は米軍兵士に非常に評判が悪い。
韓国で休暇を楽しもうにも,観光地,食事,芸能,など
魅力がない。

さらに,米軍と韓国人の仲は険悪だと聞く。
米軍は家族も含めて韓国を軽蔑している。
その理由は嫌韓の人には明瞭だろう。
その反作用なのか,韓国人も米軍に横柄な態度をとるという。

半島に冷戦構造が残っているため,米軍はやむなく韓国に駐留している。
北朝鮮問題が解決すれば米軍の存在は不要になるうえ,兵器の発達から
ミサイルや無人機などで遠隔からの攻撃が主流になりつつある。
在韓米軍は今でさえ空海中心になっているが,陸軍だけでなく空海軍も本拠地を日本やグアムにおけば良い,ということになる。

ましてや米軍は財政問題を抱えている。
いくらトランプが軍事費増加を求めたとしても,
有効に金を使いたいだろう。

在韓米軍デモ.jpg


日本

アメリカに従う以外に選択肢はない。
北朝鮮問題の解決能力が日本にないからだが,
アメリカの立場は日本の国益と重なるということもある。

日本の課題としては,

■難民問題
  主に韓国からの避難民をどう扱うのか。
  これは政府内で議論が進んでいる。
  不法難民化させないことが肝要。

  日本が難民に厳しいのは,戦後まもなくの朝鮮人の騒乱と
  戦後朝鮮人の難民流入(済州島出身者が多いのは偶然ではない)
  が大きく関係していると思う。
  もちろん,中国人難民を一番に警戒しているだろうが。
  中国人が難民化した場合の人口圧力はアメリカでも支えきれないだろう。

■防衛
  北朝鮮の日本への攻撃のタイプやそれへの対処,
  関係法令の不備や防衛の薄いところ・落とし穴など
  様々な問題点が浮かび上がる。

  同時に日本国民の意識の変化にも注目。

■攻撃参加
  北朝鮮の核はアメリカ以上に日本の脅威となっている。
  アメリカが命を張っているのだから,
  日本政府も何らかの形で攻撃に加わりたいと考えているのでないか。
  つまり,新しい日米関係の端緒を示したいのではないか。
  しかし憲法や様々な法令の制約がある中,
  どのように北朝鮮攻撃に自衛隊が参加するのか。
■在韓邦人の保護
  現状では,韓国政府と話し合いができていない,
  というよりも門前払いをくっている。
  戦争が起こっても,
  自衛隊の韓国内での活動は制約される可能性が高く,
  在韓邦人は自力で避難する必要があるかもしれないことを
  念頭に置く必要がある。

  在韓邦人保護に韓国政府が協力しない場合,
  それは長い間,日本人の記憶に残るだろう。
  多くの意味において,韓国はリスクの高い国であることが
  周知されるのはいいことだ。

■戦後の出費
  中韓はもとより,米からも戦後処理の出費を求められるだろう。
  アメリカが戦後の半島に強く関わった場合(可能性は薄いが)は,
  安全保障を金で買う,という意味でも出費は避けて通れない。

  ただ,半島が赤化する可能性がある。
  例えば,韓国に左翼政権⇒中国後見の半島統一,という場合,
  金を出したくないし,出す必要があるのだろうか。

空自.jpg


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2017年04月27日

カールビンソンの動きから見る北朝鮮スケジュール

空母カールビンソンが日本海に向かっているはずなのに,
実際は南に向かっていたとのことで?がいくつもついている。

CVN_70.jpg

どうやら,こういうことのようだ。

米中会談
中国のターン。中国が北朝鮮を説得している模様。
中国が金正恩を説得できれば良し。
カールビンソンは南太平洋で時間稼ぎ。
核実験,又は北朝鮮を説得できない
アメリカのターン
おそらく7月以降に北朝鮮攻撃

現在,太平洋上にある空母は5隻,うち3隻は修理・点検中。
動ける空母はカールビンソンとニミッツ。
二隻で太平洋を監視することになり,北朝鮮攻撃は難しい。

しかし,5月になれば横須賀のロナルドレーガンの修理点検が終了。
太平洋上にある稼動空母が三隻となる。
ロナルドレーガンは1〜2ヶ月間演習を行い,
本番OKとなるのは7月ぐらいと目される。

米朝間での話し合いは考えにくい。
平和条約などは,北朝鮮をつけあがらせるだけで,
問題の先送りにしかならず,
芋をひいたとの評価がこの先トランプ政権にのしかかる。


posted by DEBUO at 22:00 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月20日

米軍が北朝鮮を攻撃する前兆

テレビをつけると,ワイドショーが明日にも開戦か,
などとやっている。
確かに,戦争が始まるかどうか,という議論よりも,
戦争への備えを議論すべきであるとは思う。
だが,いたずらに不安を煽られても困る。

現在はまだ米軍が北朝鮮を攻撃する兆候はない。
警戒態勢1が点灯している段階で,
日本海に注視しろ,というレベルだろう。


トランプが北朝鮮攻撃を決断しなくてはならない理由として,
  北朝鮮は核・ミサイル開発を止めない
  近い将来,北朝鮮は第2のキューバ危機となる。
  ソフトランディングは無駄のみならず,
  芋をひいたら,トランプ・アメリカはずっと見下げられる。

トランプが北朝鮮攻撃を躊躇する理由として,
以下のようなものがある。
  米軍が注力を注ぎ始めているのはIS。2正面作戦はやりづらい。
  中国との話し合いが順調に見えない。
  日本や韓国の戦争への備えに配慮するべき。
  何よりも,在韓米人の安全に配慮すべき。

では,戦争前夜,と考えられる事態にはどのようなものがあるか。
  1 北朝鮮が核・弾道ミサイル実験をしたら。
  2 日本海に米空母が3隻以上集結したら。
  3 在韓米人が一斉に引き上げ始めたら。
以上はわかりやすい材料だと思う。


1 北朝鮮が核・弾道ミサイル実験をしたら。

アメリカがこれだけ強硬に核・ミサイル実験に反対し,
多くの米艦艇を日本海に集結させようとしているにも関わらず,
その鼻先で北朝鮮が実験を行えば,それは戦争のトリガーとなる。

トランプもアメリカもなめられるわけにはいかない。
それは小学生的な見栄の張り合いではない。
まあ,先日のように失敗してしまうと,米軍も動きづらいだろうが。

但し,実験と米軍が実際に攻撃に移るのにはタイムラグがある。
準備に時間がかかるからだ。

北朝鮮核実験.jpg


2 空母3隻

北朝鮮を攻撃するとなると,先日のシリアのようなわけにはいかない。
数多くのミサイル発射施設,核製造工場,正恩がいると思われる場所,
38度線に展開する数多の大砲,その他の軍事施設,
しかも,山の中,洞窟の中,など非常にわかりにくい場所を
一気に攻撃する必要がある。
極力反撃の余地を残さないためにである。
並みの部隊編成ではない。

戦力集中のわかり易い基準として,『空母の数』がある。
ミリオタ(軍事オタク)なら以前から周知のことであろうが,
  空母一隻ならただの圧迫
  空母二隻なら警戒
  空母三隻なら開戦
ということらしい。

ニミッツ.jpg

例えば,
  台湾海峡危機(1996) 空母2隻←戦争に至らず
  リビア空爆(1986) 空母3隻
  湾岸戦争(1990)   空母6隻
  イラク戦争(2003) 空母6隻

太平洋上にある米空母は5隻。
カールビンソンはゆっくりと日本海を目指しているらしい。
ロナルドレーガンは横須賀で修理中,1〜2週間で終了だという。
ニミッツは太平洋を西に向かっているらしい。
日本海に向かっているのかどうかはわからない。
JOHN C.ステニス,セオドア・ルーズベルトは西海岸にて修理・点検中。

米空母の位置(2017.04.07)
maritime_07_04_2017.jpg
クリックすると拡大 詳細はu.s.carrier strike groups locations map

但し,日本海に展開する場合は在日・在韓米軍の存在も
加味する必要がある。
戦争前夜になれば,米軍基地に続々と戦闘機が
集結することになるのだろう。
だから,空母2隻でも打撃力が十分となるかもしれない。
空母3隻というのは,あくまで目安。


3 ソウルから米国人がいなくなる

韓国には約10万人の米国人がいるという。
戦争前夜となれば,これら米国人は韓国を離れることになる。
これはNEO(Non-combatant Evacuation Operation/非戦闘員退避作戦)と呼ばれている。

日本政府はどうかというと,在韓邦人救出作戦を検討しているらしい。


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2017年04月15日

北朝鮮攻撃後の中国軍

現在,中朝国境には中国軍が詰めていると見られている。
難民対策がメインと私は考えていたが,追加する。

中国が北朝鮮を擁護するのは,
北朝鮮が崩壊して欲しくないからだ。

その理由としては
  北朝鮮利権
  難民発生
  アメリカとの緩衝地帯
この3つを私は主要な理由と考えている。

そして,米軍が北朝鮮を攻撃するのは,
その3つについて担保した後,と私は考えている。

半島有事の進捗は,

  米軍の北攻撃
  ↓
  韓国軍の陸上部隊投入
  ↓
  ピョンヤン占領(核,金正恩の排除)
  ↓
  中国の仲介による北朝鮮との和平

こういうコースを私は思い描いていた。


しかし,
    米中の話し合いが中途半端
    話し合いができていても,北での米軍の影響力が強まるのを嫌う
    韓国軍が米軍のコントロールを越える可能性
ということも考えられる。

そうであれば,米軍が北に突入したあとに,
中国軍も治安維持を目的として北に進撃する可能性がある。


中国の狙いは,北朝鮮を占領したいからではない。
上記3番目の北朝鮮がアメリカとの緩衝地帯
という現状を失うのを防ぐためだ。

中国は北朝鮮が中国のコントロール化にあることを望んでいる。
できれば,米軍には半島から出て行ってもらいたい。

あと一ヶ月もすれば,韓国の大統領選挙だ。
文が当選すれば,米日との距離が決定的になり,
自動的に赤化する可能性が強い。

容易に半島が中国のものになるわけだが,
その前に米軍が動く可能性が強まってきた。
北が核実験を行えば,米軍は北を攻撃する。
そうであれば,中国も北朝鮮でのプレゼンスを強めたいであろう。


posted by DEBUO at 04:48 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月14日

ソウル攻撃

NHK 4月12日

少しずつ緊張の高まっている半島情勢。
現在は警戒態勢1というところか。
デフコンだと5→4というところ?

まだまだ明日にも開戦,というレベルにはないが,
戦争が起こるかどうかを議論する時期は過ぎている。
起こったらどうするかを議論すべきだ。
超大型台風が沖縄南方にあるようなレベルだろう。

日本政府は事前に米軍から攻撃情報を得ると思うが,
これから攻撃が始まる,などと日本政府が断言することはありえない。
開戦後に,攻撃が始まった。帰国しなさい。というのが精一杯だ。
せいぜい,事前の注意情報を厳しくする程度であろう。
米軍の奇襲攻撃の邪魔をしないためである。

韓国に滞在する日本人に対しての政府注意情報にも限りがある。
だから,各自自己防衛しなくてはならない。
すでに駐在員に対して,帰国要請をしている会社もあるらしい。
当然だろう。少なくとも家族は帰国させるべきだろう。
むしろ,何の注意もしない会社は見限ったほうがいい。

未確認情報だが,このところ船のレンタル料がかなり上がっているという。
在韓米人の動きにも注意を払えば,確度の高い確信を得られるかもしれない。
米軍攻撃前には,ソウルから米国人がいなくなると思われるからだ。



ソウル脱出ルート

私がソウルにいるとして,
ソウル脱出を以下のように考えてみた。

ソウル砲撃.jpg

一説によると17000もの大砲が38度線に並んでいるらしい。
北朝鮮はソウルを攻撃するのにこの大砲を使う。
ミサイルは高価だからだ。
ミサイルは在韓米軍等の重要施設にピンポイントで使用する。

北朝鮮の継戦能力は1日程度といわれている。
大砲やミサイルは当初は猛烈な攻撃だとしても,
1時間足らずで種切れだろう。
飛行機や潜水艦も怖くはないだろう。
主だった北朝鮮の攻撃施設・兵器はすぐに無力化されると思う。

しかし,北朝鮮の攻撃はそれだけではない。
10本以上のトンネルが38度線に掘られていると見られている。
何本あるのかはわからない。
砲撃の後,ここからぞろぞろと北朝鮮軍がやってくる。
また,ソウル市内にはゲリラも潜伏しているだろう。
これらがやっかいだ。

空港・駅・港・主要道路・橋・放送局・主要な政府施設・
水道/ガス/石油施設・ダム・原子力発電所等,
主だったインフラ施設は攻撃目標になる。
ソウル市内の韓国軍基地は当然主要目標だ。

また,北朝鮮は核を持っている。
砲撃を避けるためにも,当初は地下鉄や地下街,
大きなビルに隠れることになる。

ソウル韓国軍.jpg

仁川・金浦空港は攻撃目標になるだろうし,チケットはとれず,
そもそも飛行機が運航するのかどうかもわからない。

ソウルにいる人は南に向かって漢江を越えることになる。
江南がソウル一の高級住宅地になったのは偶然ではない。
朝鮮戦争ではイスンマンにより避難民ごと橋が爆破されたのだ。

地下鉄をつたって,というコースはどうだろか。
待ち伏せはあるだろか。サリンをばら撒かれたらおしまいだ。

次にソウルを脱出すること。
これでかなり攻撃を避けることができるのではないか。

38度線から60km圏外に至れば,とりあえずセーフ。
砲撃が届かないからだ。

後はひたすら南下。徒歩になるだろう。
山の中に隠れてもいいかもしれない。

備蓄は必要。信頼できる人同士で徒党を組み,
襲撃(韓国人含む)を警戒しつつ,移動したい。

日本政府がアメリカに邦人救助の援助要請をした場合,
平沢在韓米軍基地は目的地としていいかもしれない。
ただし,平沢は北朝鮮の最大の攻撃目標の一つだ。

在韓米軍.jpg

上記地図のうち,東豆川の米軍陸軍基地はもうない。
龍山基地も司令部だけおいて?平沢に移転した模様。
在韓米軍陸軍はここ数年でかなり数を減らした。
陸軍はローテーション制により
米本土から入れ替わり部隊がやってくる。
長期常駐部隊はいないか,かなり数が少ない。

以前は,38度線目前に米陸軍基地があった。
アメリカのやる気満々な姿勢がそこにあったのだ。
しかし,ソウル市内の基地は閉鎖,遠い平沢に移転した。

地上戦で米兵の血は流さない。
それが米軍地上部隊の最優先事項かもしれない。
彼らは戦闘員というよりは米軍基地の守備や
在韓アメリカ人保護が主任務だと思う。

在韓米軍の主体は空海軍である。
つまり,ほとんど韓国に駐在する必要がない。
後方に在日米軍や太平洋艦隊が控えているからだ。


なんにせよ,とにかく開戦初日をなんとか切り抜けること。
特に最初の1時間足らずに砲撃が集中する。
1週間以内には韓国内の戦闘は
あらかた決着がついているのではないか。


おまけ
ソウルが火の海になったら,日本が助けにこなかった。
とかいって謎の恨みを抱くのが韓国人。


韓国の原子力発電所


韓国原子力発電所.jpg

韓国原発事故.jpg


ダム決壊作戦

ダムソウル.jpg水攻めソウル.jpg

ソウル・漢江上流にあるダム(金剛山・平和のダム)を決壊させる攻撃も考えられている。


原爆の威力

北朝鮮核威力.png


以下は,広島の被災状況。
上を見ると北朝鮮の核は,これより威力は小さいようだ。
最新の水爆?にしても,広島型よりは威力が小さいと見られている。
しかし,別の情報では広島型の3倍程度の核実験をしている,
としているところもあり,威力はよくわからない。

原爆威力.gif
核で怖いのは,最初の閃光と爆風。
これを避けるには,地下街,地下鉄,大きなビルの中央部など。
その後は死の灰をできる限り長時間避けること。





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2017年04月13日

有事なのに円高

震災円高.jpg

上のドル円チャートは,2011年のもの。
3/11に大震災があったのに,急激な円高になった。
(その後は円安へ)

円は安全資産だから,という説明がつくことが多いが,
大震災のときの動きは,
日本企業が外国から資金を引き上げたり,
投資家がポジションを閉じたりしたためと言われている。

円を手元に置きたいからだ。
つまり,円高の原因は日本人。

411.jpg
上のチャートは,最近のもの。
3月中旬ごろから円高傾向にある。
米軍が北朝鮮を攻撃したら,どうなるんだろうか。

大震災のときは,急な円高→急な円安に振れた。
値動きが荒っぽいだろうから,FXや株やってる人は大変そうだ。


米軍が日本海にいる状態で北朝鮮が核・ミサイル実験を行えば,
100%米軍は北朝鮮を攻撃する。
いないとしても,核やミサイル実験をすれば
米軍が北朝鮮を攻撃する。

実験をしなければ。
米軍はいちゃもんをつけて攻撃する。

トランプに攻撃意思があれば,米軍は止まらない。


情報確度はどれだけあるかわからないが,
中朝国境に中国軍15万人が配置されたとのこと。
数週間前から国境に詰めているとの報道はあったけどね。
難民対策が一番の目的だろう。
北朝鮮利権のために北朝鮮に進軍の可能性もある。

また,日本政府は米政府に攻撃時の事前協議を求めた模様。
日米安保条約により,在日米軍が北朝鮮を攻撃する場合には
事前協議で日本政府の承認が必要だし,
一報をもらうだけでも日本政府の初動が違ってくる。


但し,日本政府があからさまに動くのは本当に直前になる。
わかり易い動きはできない。
それはアメリカも同じ。
奇襲は戦後米軍の十八番(おはこ)だ。
殆どの人には,朝テレビをつけたらミサイルが飛び交っていた,
となるはず。

おそらく,韓国はスルーされている。
韓国なんかに話したら,即刻マスコミや北朝鮮に漏れるから。
韓国軍の戦時統制権はアメリカにあるので,
攻撃と共に米軍司令部が韓国軍を動かすことになる。

スルーされているせいなのか,韓国は随分とのんびりしているようだ。
戦争を人事のように捉えている雰囲気だ。
今回の件で本当にしみじみ感じたのだが,
韓国人は安全意識がものすごく低い。

そもそも,高かったらソウルを首都なんかにしない。
ノムヒョンが首都移転をしようとしたら,
憲法違反で取りやめになったことがある。
ソウルは朝鮮王朝以来の慣習的首都なんだそうな。
謎理論である。
ソウルを首都にするのは北と正統性を争う上で重要らしい。

ソウルに政治・経済・人口が集中した結果,
ソウルが攻撃されると大被害が出る,
とずっと米軍の北朝鮮攻撃に反対してきた。
馬鹿としかいいようがない。

その反面,韓国人は危機に直面すると容易にパニックを起こす。
    安全意識が低い
    想像力が欠如
    依存心が強い
    自分に都合よく物事を捉える
こうした韓国人の性格ゆえに身構えができていないのだろう。
日本人が情報を与えればパニックを起こしにくいのとは対照的だ。

だから,韓国政府も正しい情報を流さないし,
そもそも韓国政府は正しい情報を知らないだろう。
韓国政府が正しい情報を流したとしても,韓国人は信用しないだろう。

北朝鮮がソウルを砲撃する場合は,大パニックになる。
道路も空港も基地外のような混乱状態になるだろう。
米軍基地にもつめかけて大騒動を起こして,
米軍の鎮圧部隊が活躍するだろう。
場合によっては騒ぐ韓国人に発砲するかもしれない。

ソウルから脱出するのは混迷を極めることになる。
なにしろ朝鮮戦争のときは避難民もろとも橋を爆破したお国柄だ。

だから,現在韓国に駐在している人や出張している人は,
個別に対処する必要がある。
まあ,日本の本社と相談したりしていると思うが。

何も考えずに韓国に遊びに行く人は,
どうぞ楽しんでください。とブラックに言うほかはない。


posted by DEBUO at 03:22 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月12日

日本海に米軍艦艇続々集結中

米中会談.jpg

注目された米中会談。
表向きは何の進展もなく,共同声明もない冷えた内容だったようだ。
それが端的に示されるのが上の画像。
つまらなそうなトランプと張り付いた笑顔・緊張した上体の習近平。

下は日米会談。

日米会談.jpg

ただ,習近平という人はどうも外交向きではないようで,
いろいろ画像を探ってみたが,借りてきた猫のようなのが多い。
それは中国にいるときも同じで,牽引力があるようには見えない。

それでも,江派の追い落としを図っていたり,
大統領制?を導入しようと,内政改革を目指していたり,
それなりの手腕の持ち主であることは確かだろう。
よくわからんが。


さて,肝心の米中会談であるが北朝鮮についてはどうだったのか。
シリア攻撃は習近平(そして金正恩)へのストレートな警告になっただろう。
『俺(トランプ)はやるぞ』というわけだ。

前にも述べたが,習近平としても北朝鮮(の核)をどうにかしたいと思っているはず。
    北朝鮮利権
    米中の緩衝地帯
    北朝鮮難民
これらの問題点をクリアできれば,北朝鮮の核を排除するのに
いかような障害があろうか。

アメリカはもう待てないのだ。
北朝鮮が核ミサイルを配備する前に対処しなくてはならない。

米朝平和条約はありえない。
その種の話し合いは,アメリカの負けになる。
金正恩は勝利を確信し,さらに居丈高になるだろう。
むろん,核を捨てるはずはない。核信仰はさらに高まるだろう。

外部に対しても,核さえ持てばアメリカは引くのか,
というメッセージを送ることになる。
アメリカはなめられる,ということだ。
アメリカのような脳筋国家には致命的だ。


さて,北朝鮮にはカールビンソン(空母打撃群)が向かっている。
さらにサンディエゴから多数の艦艇(水上戦闘群)も出航したという。
空母群5隻と多数のミサイル艦やおそらく潜水艦。
何隻集まるのかわからないが,かなりの数だ。

湾岸戦争では空母が6隻集まったという。
注目は北朝鮮の核実験である。
このような圧迫を受けて金正恩が核実験を行うとしたら,
それはたいした根性といわざるを得ない。
100%,アメリカの攻撃を受けるからだ。

むしろ,アメリカは北朝鮮の核実験を待ち望んでいるかもしれない。
いい口実だからだ。
核実験をしたにも関わらず,アメリカがそのまま帰る,
なんてことはありえない。
米軍は張子の虎か,といい笑い話になるだけだ。
それはトランプにとってもアメリカにとっても受け入れがたいであろう。

金正恩が核実験を見送ったとしても,
次の核・ミサイル実験を決行したときに,
トランプはGOサインを出す可能性は高い。

シリア攻撃で欧米からあれだけの賞賛を受けたトランプだ。
ためらいはないだろう。



posted by DEBUO at 00:27 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

緊迫してまいりました 韓国大使,韓国へ

麻生太郎財務相、北朝鮮情勢「新聞が書いているより深刻」
SANKEI 2017.3.31

トランプ大統領「われわれでやる」 
対北朝鮮で単独対処も 中国の協力得られない場合 英紙報道
SANKEI 2017.4.3

一時帰国の長嶺駐韓大使4日帰任 岸田外相表明
NIKKEI 2017/4/3

米中首脳、4月6〜7日に初会談−フロリダ州のトランプ氏別荘で
BLOOMBERG 2017年3月31日

今回の唐突な駐韓大使の帰任発表,
上記の文脈での行動としか考えられない。

邦人保護にむけての打ち合わせが第一任務だろうか。


追記

このあと,2chとかいろいろなサイトに当たってみたのだが,
日本のサイトだと,私のような反応を見せるところが多かった。

当然だと思う。
あまりに唐突すぎるし,
単に大使を韓国に戻したいだけなら,他の時期を選ぶはず。
日本人の間では,北朝鮮攻撃が共有されつつある。

ところが,韓国の反応には,
この大使帰任を北朝鮮と結びつけるものが皆無だった。
識者にも見当たらず,
当然,コメント欄も単なる日本への罵倒が並んでいるだけだった。

韓国人の情報感度のあまりの低さに驚いた。
韓国帰任を北朝鮮と結びつけるのはまったく無理はないと思うし,
むしろ,積極的に結びつけるべきではないだろうか。

米中首脳会談の始まっていない現時点において,
北朝鮮攻撃はまだ現実味を帯びていないかもしれない。
しかし,米国では北爆はいくつかのプランができているはずだし,
その実現性はゼロではない。

おそらく,韓国人の頭の中には米軍の北朝鮮攻撃は
思いもよらないことになっているのだろう。

韓国人の安全感度の低さはことが起こるたびに問題となる。
ところがしばらくすると,その話題は忘れさられ,
再び同じことが繰り返される。

安全感度の低さだけではない。
韓国人は日本人に比すると,圧倒的に状況判断力が低い。
ビジネスでも,状況を判断して,というよりも
無理やり押し込むような商売をすることが多い。

しかも,達成できないときの代替案がないことが多い。
まさしく,猪突猛進いや盲信(妄信)といったところか。

それでも韓国人が繰り返される災難を生き延びてこられた秘訣の一つは,
事が起こったときの対処力がほぼ動物的であることにあると思う。

例えば,韓国人(朝鮮人)は日本が敗戦するまでは,
日本の本土以上に日本万歳で溢れていたと言われている。
ところが,日本の敗戦が決まったとたん,
自分たちは戦勝国だとして,日本中で暴れまわった。
何しろ,警察署をも襲ったぐらいだ。

勝ち馬にしがみつく韓国人(朝鮮人)の浅ましさには
日本人的な感覚とは異質なものがある。



posted by DEBUO at 22:01 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月22日

北朝鮮攻撃 その8 半島有事後の日本


F 半島有事後の日本

朝鮮有事により,日本は朝鮮からの攻撃を受ける可能性が強いし,
半島からの難民(ほぼ韓国人)をどうするか考える必要がある。
戦後の処理費用をめぐっての多額の費用にも頭を痛ませるだろう。
特に中韓からのおねだりには注意をしたい。

だが,半島有事は局地的な揉め事にすぎない。
大枠は,対中国ということになる。

半島が非武装化して無害になればそれは結構なことだが,
むしろアチソンラインが復活する可能性のほうが強そうだし,
日本としてはそれに備えるべきである。

アチソンラインの復活ということは,
隠岐〜対馬〜佐渡が中国との防衛ラインになるということだ。
日本にとって,現状の38度線よりも緊張を強いられる。
平成の防人ラインを維持するために,
日本がどのような施策をし,日本人がどのような意識改革をしていくか。

北朝鮮からの攻撃が日本人を根本から変える可能性はある。
日本人は有事に強い。それは歴史が証明している。
日本人は有事になればなるほど一致団結し,
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
をなしてくる。過剰なほどに。

基本的に極めてリアリスティックな日本人は,
北朝鮮からの攻撃により,
安全保障への感覚が軍事アレルギーを上回るかもしれない。
まさか,この期に及んで『無防備都市』などと世迷いごとを叫ぶのは,
中国の息のかかった左翼以外にはおるまい。

自国は自分たちで守る,という極めて自然な感情が復活することを望みたい。
そうであれば,施策は自然についてくる。
それでこそ,戦後は終わった,といえるのではないだろうか。


軍事費はGDP費2%になる。

半島有事後とは関係なく,近い将来,
軍事費GDP1%枠は突破するだろう。
それが1月の安部ートランプ会談の意味の一つだ。

アメリカは米軍基地を守るのには関心があるが,
日本を守るのに必ずしも関心があるわけではない。
自国を自分たちで守るのは至極当然。
安全保障を他国に依存するのがおかしいのだ。

トランプ01.jpg
※トランプという人は,ものすごく率直なタイプのようだ。
経営者らしく底にはクールな計算があるとは思うが,
考えていることがストレートに顔に出易い。
或いは,ストレートに顔に出している。抑制しない。


当面、防衛費はGDP比1.2%程度の盛りかもしれないが、
最終的には2%前後になる。
2%というのは、NATO加盟国の軍事費目標だ。

  NATO軍事費、GDP比2%に 加盟国、増額で一致
  参照

左翼が基地外のようにわめくだろう。
支持率もかなり下がるかもしれない。
それでも、政府は防衛費増額を成し遂げる必要がある。
デモ隊に囲まれながらも,60年安保をなしとげた岸政権のように。

押し切らないと、日本の将来がなくなる。
自国を自分で守らないのなら、アメリカもつきあいきれない。
それでなくても,アメリカは他国防衛に二の足を踏み始めているのだ。
トランプは仏の顔から鬼の顔に変貌するだろう。

前日に続いて,再度このグラフを。
図をクリックすると拡大します。

防衛費.jpg
どうなる防衛費予算 防衛省


ただ、日本が自立するのはいいことであり、
安部首相もそれを願っているだろうが、
同時に自立しすぎるのも憚れる部分がある。

自立のしすぎは周辺国やアメリカにさえ
余計な軋轢を生むことになる。
自立を促進しながらも、
同時にアメリカの矢面に立たないことが望まれる。

アメリカは東アジアの安全保障のかなりの部分を日本にまかせたいはず。
当然、日本VS中国という構図が前面に出てくる。
悪い言い方をすれば、そういう図式をアメリカは狙っている。
代理戦争は、戦後の主要な戦争戦略なのだ。

現代戦争は19cまでと違って費用や人命の損失が甚だしく,
国家・国民が総力を挙げて取り組む必要がでてきた。

そのコストを嫌い,大国は小国に自分の代理をさせようとする。
それが第二次大戦以降の戦争の傾向であり,主戦略である。

確かに,日本のみならず特に東南アジアの安全保障上,
中国は看過できない侵略を行っている。
だからといって日本がイケイケドンドンになっても困るのだ。
軍備はあくまで抑止のため。
使わずに済むのであれば,それに越したことはない。

また,私は日本の自立を望むが,
独力だけでの安全保障は非常に難しい。
スイスがいい例だ。
永世中立国をうたったため,国民皆兵となっている。

それはアメリカでも同じである。
あの超大国であっても独力で自国を守るのは難しい。
アメリカは経済・軍事国境が本来の国境を遥かに越えている。
縮小したくとも,それを守らないとアメリカ経済は疲弊する。

端的に言えば,
他国への投資・他国からの輸入⇒ドルを世界にばらまく
⇒他国からのアメリカへのドル投資⇒貿易赤字をチャラにする
これがアメリカという国のビジネスモデルだ。
ドル基軸通貨の意味でもある。
こうして,アメリカと世界の繁栄を謳歌している。
それを裏で支えるのがアメリカ軍である。


ドル基軸通貨.jpg
出典:IMF Currency Composition of Official Foreign Exchange Reserves(COFER)
2014年第3四半期末時点をもとにメットライフ生命にて算出


しかし,アメリカ以外の国の繁栄とともに
アメリカは相対的に国力が落ちてきた。
それを補ってもらう国を求めている。
トランプ政権では,それが日本とイギリスになる。

アメリカの犬とならずに,アメリカと50vs50の関係を維持し,
上手に世界の安定をなしとげたいものだ。
私が言うまでもなく,そうしたバランス感覚は政府内で
十分話し合われていると思うが。


終わり。


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2017年03月21日

北朝鮮攻撃 その7 戦後処理


E 戦後処理

以前,アメリカを含む周辺国が北朝鮮に攻撃しなかったのは,
   安全保障その他の利益
だったからだ。
太陽政策などという世迷いごとを言う余裕があったのである。

しかし,現在は
   安全保障その他の利益
になってしまった。

アメリカも直接本土を核攻撃される能力を北朝鮮が持ち始めている。
そうであれば,アメリカは日韓中露が反対しても攻撃する。
自衛だからだ。

北朝鮮ミサイル.jpg

とは言うものの,アメリカは闇雲に攻撃するわけにはいかない。
戦争のデザインを考え,戦後処理を関係国と協議する必要がある。

特に,戦後処理は北朝鮮の金正恩・核を排除するよりも難しい。
関係各国の利害の調整の場だからだ。


各国の状況

アメリカ

金正恩排除後、経済的に旨味のない北朝鮮に留まりたくはないだろう。
軍事戦略的にも半島(韓国含む)に駐留するのはCPが高くない,
と判断する可能性がある。

戦後直後は半島に留まるとしても,
半島の非核化を実現したあとは,アチソンラインを対馬海峡において,
日本海をアメリカの最終ラインとするかもしれない。
米韓同盟は破棄され,半島は赤化するということである。

アチソンライン.bmp


中国

中国には北朝鮮利権があるとされる。
漁業権,鉱山権,港湾権だ。
越境している北朝鮮労働力も確保したいかもしれない。

中朝国境で米軍とにらみ合うのは嫌がるだろう。
つまり,北朝鮮が米軍付の韓国に吸収されるのは意に染まない。
北朝鮮に中国の強い影響力を及ぼしたいはずだ。
中国の傀儡政権,というのが中国の望む将来だろう。

できれば,米軍が半島から出ていき,
米韓同盟が破棄されたとなれば,中国には願ってもないことだろう。

それと、難民の発生を嫌がるのは間違いない。
難民を嫌がるのはロシアも同じだ。
難民による東北中国の不安定化も避けたいが,
北朝鮮と東北アジアの朝鮮族と結びつくのは阻止したいだろう。

アメリカ同様,核技術の行方にも神経をとがらすだろう。

現在、北朝鮮と中国国境に中国軍が詰めていると言われている。
北部戦区(旧藩陽軍区)だ。
この戦区と北京との関係はどうなっているのだろうか。

中国戦区.jpg
旧瀋陽軍区はその強大化がおそれられ,北京軍区の一部に吸収された。
それが北部戦区。当初は北京軍区全部と合併するといわれていた。


韓国および日本

韓国は北朝鮮と統一したいと執拗に主張するだろう。
だが,韓国には政治的・軍事的・経済的にその力がないと思われる。

韓国がどう関わるのかはわからないが、
少なくとも中国は米軍付の韓国による統一は絶対に反対する。
統一するとすれば,米中の談合による誘導であろう。
可能性が強そうなのは,米韓同盟破棄,中国主導による統一である。
中国の傀儡政権を半島に作るということだ。

日本には強い発言権はない。
米軍付の韓国が半島を統一したら,
日本は費用の一部を負担せざるを得ない。
アメリカの犬と非難する日本国民の反対があるだろうが,
安全保障を金で買わざるをえない。

逆に,韓国に左派政権ができてアメリカとの関係がこじれる,
又は中国との話し合いにより,米軍が半島を出て行くということになれば,
半島は中国の強い影響下に入る,ということになる。

そういう事態をアメリカが容認するのかどうかはわからないが,
なっても不思議ではない。
アメリカは在日米軍さえ守れれば良いわけだ。

ミサイルや無人攻撃機による遠距離攻撃が主体になり始めている現在,
陸上部隊を半島に置く意味が薄れている。
最終ラインが38度線だろうと日本海だろうとさほど変わるわけではない。
コストとの兼ね具合でいかようにもなるだろう。

ただ,アメリカは米軍基地を守るのに興味があるのであって,
日本を守るのに必ずしも興味があるわけではない。
日本を守るのは日本自身である。
そういう当たり前の意識を日本人全員が持つ必要がある。

防衛費.jpg
どうなる防衛費予算 防衛省


ロシア

露西亜はどのような関わり方をするのだろうか。
中国ほどには発言権がないとは思うが,
核の行方や難民のコントロールには当然注意を払うだろう。

何らかの影響力を半島に及ぼしたいと考えるのは当然だし,
多国籍軍の一角を占めても全く不思議ではない。


北朝鮮の新体制

いろいろパターンが考えられる。
  北朝鮮独自の新政権
  韓国主体の統一
  北朝鮮は国連信託統治とする
  北朝鮮を米中共同管理

金正恩排除直後は北朝鮮は多国籍軍による統治となるだろう。

ただ,韓国が中国側につくとなれば,
或いは,米軍が半島から引き上げるとなれば,
将来的には中国のバックアップで半島が統一されるのでは。

済州島に中国海軍がきたら、北九州や対馬が最前線に。

韓国主導で半島が統一されるのならば,
日本は統一費用の一部を負担せざるを得ない。
安全保障を金で買うわけだ。

しかし半島が赤化したとなれば,
その統一費用に金を出すいわれはない。


北朝鮮攻撃 その8  に続く



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