2017年05月01日

韓国が国を誤るわけ

北朝鮮問題が大きくクローズアップされてから,
それは米中会談前後のことだが,
それに対する韓国の反応は極めて異様である。

あまりの警戒心のなさ,安全意識の欠如。
日本に対する斜め上の反応。
ポイントのずれた文脈把握。
方々で驚きの声が上がっている。
私も嫌韓歴25年以上になるが,
韓国の反応には未だに慣れることができない。

さて,おかしな韓国の反応。
過去においては,『斜め上』,という言葉がよく使われていた。
今の流行は『認知バイアス』である。


認知バイアス

認知バイアス』という言葉が流行語になったきっかけは
韓国保健社会研究院の報告書。聨合ニュース(韓国語) 概要

韓国国民の10人中9人に認知バイアスに該当する習慣があると「韓国国民の健康状態と精神的習慣の現況と政策対応」で発表した。報告書は2016年9月に12歳以上の韓国の男女1万人を対象に行った調査の結果をまとめたものという。その調査によると認知バイアスに該当する被験者は90.9%に達したという・・・


認知バイアスとは,根拠もなしに勝手に思い込むこと。
韓国では認知バイアスに該当する被験者は90.9%に達した。
この報道がなされると,見事に韓国人の特性を言い表しているとして,
瞬く間にネットでの流行語になったのだ。

認知バイアスには以下のように分類されるという。

@確証バイアス、追認バイアス(英: Confirmation bias)
   最初に思い込みありきで,思い込みに沿った情報のみに耳を傾け,その思い込みをさらに強くする傾向。

A根本的な帰属の誤り(英: Fundamental attribution error)
  自分の身に起こったことは状況のせいにするのに、それが他の人のところで起こった場合には、その人の性格の問題だと認識してしまう。
  良いことは自分のおかげ,悪いことは相手のせい。

B正常性バイアス(英: Normalcy bias)
  災害時や緊急時に「自分は大丈夫」と過小評価したりしてしまう。

C保守性(英: conservation)
  人間が新しい事実に直面したときに、それまで持っていた考えに固執してしまう。

D後知恵バイアス(英: Hindsight bias)
  過去の事象を全て予測可能であったかのように見る傾向。

Eアンカリング(英: anchoring and adjustment)
  ある事象の評価が、ヒントとして与えられた情報に引きずられてしまう。

認知バイアスはおそらく全ての人が持っている傾向だろうが,
韓国人にはその傾向が顕著だと思う。特に,上記@〜C。


認知バイアスの実例


    4月28日
    ■日本政府が朝鮮半島有事の際、北朝鮮避難民収容対策の本格準備
    ⇒韓国人「日本は本当に主敵だ‥」  ソース

・・・・・・・・・
NAVERという韓国サイトに載った記事への韓国人の反応である。
この反応を理解できる日本人がいったい何人いるだろうか。
ただ,このところの韓国人は半島がきな臭くなってきたことを
感じ始めているようで,上記反応はまだましである。
2週間ほど前だと,こんな風だった。


    04月13日 
    日本政府「韓国滞在の日本人の避難態勢、あらかじめ準備しておきたい」


上記記事に対する韓国人の反応

・昭恵スキャンダルを隠すために?
共感4076 非共感85
※韓国では安部内閣が森友学園問題でダメージを負っていると思われている。

・チョッパリの奴らが朝鮮半島の戦争の風を捕まえて、利益を得るために気を使ってるんだ。
共感6316 非共感254
※韓国では第一次朝鮮戦争で日本が戦後立ち直ったと思われている。

・クレイジー安倍。涙
つまりお前ら日本人は人間で、韓国人はみんな死んでもかまわないというのか。
本当に最悪の日本人の奴ら。涙
お前らは自国民だけが大事で、韓国民は…
共感80 非共感6
※韓国人は日本を非難するが,日本が韓国を助けるのは当然,と思っている。


日本政府に対してだけではない。

04月26日
日本の大学が「ソウルから避難せよ」と韓国滞在の交換学生に
公文書を発送していたと判明
韓国発狂


以下,韓国の反応

・お前らの放射能は安全なのか?
共感4012 非共感113
※韓国人は自分が非難されていると感じたときは相手を攻撃する。

・韓半島のほうが地震や火山が頻繁な日本より安全なのに。
共感2522 非共感107
※半島では自然災害の備えが疎かで,多くの自然災害が人災の側面を持つ。

・卑劣なことを言っている。
地震が起きるだろう。見てみよう。ふふふ
共感140 非共感1
※相手の不幸を喜ぶお国柄。

・猿がスキャンダルを覆い隠すために必死だな…
共感123 非共感0
※スキャンダル:森友学園問題。日本のマスコミに引っ張られている。

・日本人は驚くべきことに、政府の言葉を信じる。ふふふ
日本は批判的思考というものがない文化だ。
共感58 非共感3
※批判的思考があれば,ローソクデモをするはずだ。と韓国人は考える。
日本では,民衆の不満が高まる前に内閣改造してしまう。
日本の信頼社会と韓国の非信頼社会の違い。

・第2の戦争特需を狙う狡猾なチョッパリ。
6.25戦争が経済的富国に飛躍するきっかけになったので、韓国で戦争が起きるのを望む!
共感39 非共感0
※朝鮮戦争で日本が一息ついたのは本当にごく一時。
韓国ではそれを過大評価し,朝鮮戦争によって日本は大きく飛躍した,
と思われている。


無論,理性的な反応もある。

・悪口を言うことか。
実際に韓国を除く海外のすべての国は、今の韓国が戦争の危険国として強く認識されている。
今すぐ戦争が起きてもおかしくないほどに。
海外がそう認識しているのに対し、韓国人は全く戦争の危機感がないので奇妙に思われています。
共感20 非共感1

・こういうものは本当は日本がうらやましい…
韓国は自然災害でも地震でも、起きた後に大騒ぎする…
共感33 非共感6

だが9割の韓国人に認知バイアスがある,というのは体感上でも納得できる。


こんな反応もある。

トランプに習近平が話したという「韓国は中国の一部」発言
韓国人大発狂『韓国は5千年の独立国』
http://oboega-01.blog.jp/archives/1065616040.html


米中会談でトランプと習は戦後の半島のあり方について話したはずだ。
そこで「韓国は中国の一部」という発言が出たということは,
韓国は中国に帰属させる,というような話し合いがあったと想像できる。
韓国人はそこを問題にすべきであるのに,
そこに想像が及ばず,名分ばかりを問題にする。


ペンス米副大統領「カールビンソン空母、数日内に『日本海』に到着する」
韓国人大発狂『日本海って・・・東海は・・・』
http://oboega-01.blog.jp/archives/1065654568.html


韓国人は『日本海』という言葉を嫌う。日本,という文字が嫌なのだ。
だから,日本海を『東海』と呼べ。と国中で大発狂している。
 ※東海は,日本海の韓国内での呼称。
大発狂,というと何をオーバーな。と感じられる方もいるだろうが,
いや,本当にそう見えるから驚くのだ。

記事内容で騒ぐべきことは,
米空母が半島に接近している。という点だろう。
騒ぐ方向がまるでずれている。


過去における半島の認知バイアス

半島は歴史の節目での愚かな状況判断をしている。

■16cの朝鮮出兵
日本の現状を調べるために,朝鮮は日本に二人の使いを送った。
帰国後,1名は日本の強大さを説き戦争の危険を訴えたが,
1名はそれに反対し,この見通しが通ることになった。
結局,朝鮮は日本への備えを何もせずに,国土を荒らされ放題にされた。

■19cの朝鮮
1868年日本は朝鮮へ送った国書に「皇」と「勅」の文字が記あり,
朝鮮は受け取りを拒否。清国以外はこの文字を使えないとしたからだ。
結局,日本の征韓論⇒江華島事件⇒日清戦争⇒韓国併合に至る。

■第一次朝鮮戦争
朝鮮戦争前夜。情勢が緊迫しているにも関わらず,
首都ソウルでは陸軍庁舎落成式の宴会をしていたという。


昔から,韓国人の理解は斜め上,と言われて来た。
韓国人は日本人の理解を遥かに超えることが多いからである。
そこが韓国ウォッチャーや韓国反応サイトを増やす理由の一つとなってきた。
嫌韓だけではない。笑韓である。
他の近隣諸国,台湾や中国,タイなどの反応は韓国に比べると常識的で,
面白くないのだ。

その結果なのか,
日本では,『韓国人は最悪の状況のときに最悪の決断をする』
とも言われている。
過去の事例がそれを示しているし,
今回の北朝鮮に対する韓国人の様々な反応,
ムンジェインが大統領になろうかという韓国人の判断,
まるでレミングの集団自殺のようだ。


認知バイアスは過敏な安全不安症の裏返し?

この韓国人の反応,要因の一つに過敏な安全不安症があるのではないか。

危険が迫る⇒逃避したい⇒心理的な逃避
⇒不安になるから,妄想(実は現実)を撒き散らすな。

こういう心理メカニズムだ。
一見,安全不感症に見える韓国人の反応は,
実は不安な気持ちからの逃避,裏返しの反応ではないか。
朝鮮半島は歴史的に
    自然災害(旱魃,冷害など)が毎年のように起こる
    外敵の侵入が多い
    自国民が信用できず,容易に生命の危機にまで陥る
という社会である。

絶えず不安な状況に置かれているわけで,
しかも,自分でどうしようもない事が多い。
そういう状況に適応するために,
心理的な防壁ー韓国人の認知バイアスが
DNAに刻み込まれていったのかもしれない。


参考:現代韓国人の国民性格

著者:李符永(ソウル大学教授)

・依頼心が強く創造力がない。

・すべきことをせず他人に期待し裏切られると恨んだり非難する

・相手も自分と同じ考えだと思い「違う」と分かると裏切られたと思う

・せっかちで待つことを知らず「今すぐ」とか「今日中」とよく言う

・すぐ目に見える成果をあげようとし効果が出ないと我慢せず別の事をやろうとする

・計画性がない

・自分の主張ばかりで他人の事情を考えない

・見栄っ張りで虚栄心が強い

・大きなもの派手なものを好む

・物事を誇張する

・約束を守らない

・自分の言葉に責任をもたない

・何でも出来るという自信を誇示するが出来なくても何とも思わない

・物事は適当で声だけ大きくウヤムヤにする

・綿密さがなく正確性に欠ける

・物事を徹底してやろうとしない

・見てくれに神経を使う「世界最高」とか「ブランド」に弱い

・文書よりも言葉を信じる

・原理原則より人情を重んじ全てを情に訴えようとする


posted by DEBUO at 13:52 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月29日

北朝鮮問題の現況と課題 中国

中国

北朝鮮の死活を握っているのが中国。
石油パイプによる北朝鮮への石油援助等,
政治的・経済的な繋がりが非常に深い。

北朝鮮制裁の国連決議にも関わらず,
中国が北朝鮮を見捨てることのできないのは,
北朝鮮が崩壊すると中国が困るからだ。

少なくとも次の3点は中国が無視できない事項と思われる。
  ■北朝鮮権益死守
  ■米軍との緩衝地帯死守
  ■北朝鮮からの難民阻止


上記に代表される中国の事情は米中会談でも議題にのぼっただろう。
そのうえで北朝鮮に対して現在は中国のターンとなっており,
中国は北朝鮮を説得している模様。

中国が北朝鮮を説得できるとは思えないが,
少なくとも時間稼ぎには中国・北朝鮮ともに利がある。
5月9日の韓国の大統領選挙があるからだ。
反日・反米・親北・従中のムンジェインが当選する確率が高いようだ。

少し待てば,韓国はレッド陣営に転がり込んでくる。
その大事な選挙の前に核実験によって半島をさらに不安定化させれば,
不安に思った韓国人がムンジェインではなく,
より保守的な候補者に投票してしまうかもしれない。

(そもそも,この状況下において反日・反米・親北・従中の候補が
  支持率1位というのは誠におかしなことではあるが)

韓国候補者.jpg
韓国大統領候補。ムンジェインが本命,対抗はアンチョルス。


韓国の選挙は蓋をあけるまでわからない。
まず,韓国の支持率調査があてにならない。
当日の選挙出口調査でさえも相当な誤差が出るのが韓国だ。
ムンジェインの支持率の高さには100%の信頼をおけない。

さらに,劣勢をひっくり返した例もある。
2002年のノムヒョンだ。
大統領選直前に米軍が女子中学生を戦車でひき殺してしまい,
あっという間に韓国全土に反米デモが頻発,
本命である保守派のイフェチャンではなく
反米闘志ノムヒョンが当選してしまった。

そんな前例もあり,韓国人は扇動に弱いので
選挙前の派手な動きは自重したいのである。

中国の望みは,
北朝鮮でアメリカの影響が強まるのを阻止すること。
できれば,半島から米軍が撤退し,米韓同盟は破棄。

大統領選挙の結果,半島が赤化することになれば
その望みがかなえられるかもしれない。
つまり,最悪でも北朝鮮に中国の傀儡政権誕生,
さらには中国が後見となって韓国による半島統一が
見えてくるのだ。

選挙前の蒙昧な振る舞いは避けたいと中国は当然考えているであろうし,
いくらなんでも金正恩もそう考えているだろう(と思う)。

ノムヒョン.jpg
画像は訪米時のノムヒョン。懐かしい。ある意味,ノムヒョンの『絶頂期』。


ただ,どうであろうと中国は半島の非核化を望むはず。
安全保障>その他の利益,である。
安全保障は全てのものに優先する。
北朝鮮から北京まで最短だと800km程度だ。
東京から函館/広島程度の距離である。
核ミサイルの完成について,アメリカ以上に中国は恐怖を感じるだろう。

核の排除について,トランプと習は原則合意をみたようであるが,
それは当然であろう。
ただし,中国は相変わらず話し合いで,などと言っている。

それは,上記の
  ■北朝鮮権益死守
  ■米軍との緩衝地帯死守
  ■北朝鮮からの難民阻止
が頭をよぎるからだ。
突出した米軍の攻撃があると,中国は後手に回ってしまう。


この点についても当然米中で話し合いがなされただろう。
どこまで話し合いが進んでいるのかはわからないが,
ポイントは戦後半島のあり方である。
韓国を含めて北朝鮮をどのように運営していくのか。

  ■北朝鮮独自かつ中国の傀儡政権
  ■米中後見による韓国主導の半島統一
  ■中国後見による韓国主導の半島統一

ありそうなのは上記3つであろうか。
もう少しポイントを絞れば,
米軍が韓国を撤退するのか,
米韓同盟は破棄されるのか,だろう。
この点が戦後の半島情勢を決定的に左右させる。


だが,そこまでの話し合いはなされていないのではないか。
そもそも,トランプにそんな情勢理解があるのだろうか。
確かに,大統領当選後トランプは急速に学習を重ねている。
しかし,スタッフも満足に揃わない現状では,
総身に智恵は回りかね,というところだろうと思う。

そういう意味においても,北朝鮮攻撃が夏以降という話はしっくりくる。
現在,北朝鮮を攻撃できないのは準備に時間がかかることもあるが,
攻撃方法・戦後の体制のデザインにも時間がかかりそうだからだ。

トランプ習.jpg
米中会談。両者とも,笑顔がよそよそしく見える。


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2017年04月28日

北朝鮮問題の現況と課題 アメリカと日本

アメリカ

アメリカが求めるものを列挙してみる。
  ■安全保障の確保(核と金正恩の排除)
  ■経済的には北朝鮮に興味なし
  ■米国人(軍人含む)の生命を守りたい
  ■無駄な金を使いたくない(特に戦後)
  ■戦後は北朝鮮から手を引く
  ■韓国からも手を引く可能性あり

現時点は非常にわかりやすい安全保障危機である。
だが一般的には,次のような判断をする人がいても不思議ではない。

アメリカがなぜ北朝鮮を攻撃しようとしているのか。
在日米軍基地やグアム基地はもとより,
アメリカ本土が核攻撃にさらされる危険性がでてきたからだ。
インドやパキスタンにはアメリカは攻撃しなかったのと対比される。

仮にトランプが北朝鮮を攻撃しないとなれば,
数年以内に北朝鮮は核弾道ミサイルを配備するだろう。
そうなればアメリカは今以上に北朝鮮に手を出しづらくなる。
アメリカを含む東アジア情勢は北朝鮮がリードすることになる。

更にそれを見た世界中の国が,北朝鮮を真似するだろう。
核ミサイルは北朝鮮から買えばよい。
中近東のどこか,或いは中南米のどこか,
北朝鮮に続く国が出てきたら,悪夢は拡散することになる。

真似しないにしても,アメリカの対応のチキンさに
世界中があきれることになる。
一旦なめられてしまえば,アメリカ軍のニラミが効かなくなる。

核は政治バランスを根底から覆す。

アメリカの軍事圧力の後退は
世界各地でのアメリカのプレゼンス低下につながり,
アメリカ経済は後退していくことになる。

例えば,金貸しとヤクザの関係を考えてみよう。
ヤクザがなめられたら,債権は回収できない。
アメリカ経済が回らなくなれば,アメリカのアルゼンチン化もありうる。
さらに軍事空白ができるため,各地で紛争が激化することになる。

従って,アメリカはいざとなれば
韓国や日本の被害を織り込んだ上で北朝鮮を攻撃する。
ソウルが火の海になろうと,日本にミサイルがぶちこまれようと,
アメリカは北朝鮮を攻撃する,ということだ。
タイムリミットは北朝鮮が核ミサイルを配備するまで。

被害が怖いからといって手をこまねいている場合ではない。
アメリカが覇権国の看板を下ろすのか,
それとも,現在の多大な被害を受け入れるのか。
という選択なのである。

という判断は誤りである。
それではアメリカが立ち行かなくなる。
オバマならいざ知らず,
普通のアメリカ大統領ならば攻撃の判断をするだろう。

但し,北朝鮮が核弾道ミサイルを開発済ならば,
フェースが変わる。
その場合は,米軍は北朝鮮を攻撃するかわりに,
米朝平和条約締結の可能性が出てくる。

もちろん,攻撃する前に金正恩が核を放棄すれば
それに越したことはないが,それは余りに望み薄だろう。

北朝鮮ミサイル.jpg


戦後は米軍が半島に残らないかもしれない。
在韓米軍は米軍兵士に非常に評判が悪い。
韓国で休暇を楽しもうにも,観光地,食事,芸能,など
魅力がない。

さらに,米軍と韓国人の仲は険悪だと聞く。
米軍は家族も含めて韓国を軽蔑している。
その理由は嫌韓の人には明瞭だろう。
その反作用なのか,韓国人も米軍に横柄な態度をとるという。

半島に冷戦構造が残っているため,米軍はやむなく韓国に駐留している。
北朝鮮問題が解決すれば米軍の存在は不要になるうえ,兵器の発達から
ミサイルや無人機などで遠隔からの攻撃が主流になりつつある。
在韓米軍は今でさえ空海中心になっているが,陸軍だけでなく空海軍も本拠地を日本やグアムにおけば良い,ということになる。

ましてや米軍は財政問題を抱えている。
いくらトランプが軍事費増加を求めたとしても,
有効に金を使いたいだろう。

在韓米軍デモ.jpg


日本

アメリカに従う以外に選択肢はない。
北朝鮮問題の解決能力が日本にないからだが,
アメリカの立場は日本の国益と重なるということもある。

日本の課題としては,

■難民問題
  主に韓国からの避難民をどう扱うのか。
  これは政府内で議論が進んでいる。
  不法難民化させないことが肝要。

  日本が難民に厳しいのは,戦後まもなくの朝鮮人の騒乱と
  戦後朝鮮人の難民流入(済州島出身者が多いのは偶然ではない)
  が大きく関係していると思う。
  もちろん,中国人難民を一番に警戒しているだろうが。
  中国人が難民化した場合の人口圧力はアメリカでも支えきれないだろう。

■防衛
  北朝鮮の日本への攻撃のタイプやそれへの対処,
  関係法令の不備や防衛の薄いところ・落とし穴など
  様々な問題点が浮かび上がる。

  同時に日本国民の意識の変化にも注目。

■攻撃参加
  北朝鮮の核はアメリカ以上に日本の脅威となっている。
  アメリカが命を張っているのだから,
  日本政府も何らかの形で攻撃に加わりたいと考えているのでないか。
  つまり,新しい日米関係の端緒を示したいのではないか。
  しかし憲法や様々な法令の制約がある中,
  どのように北朝鮮攻撃に自衛隊が参加するのか。
■在韓邦人の保護
  現状では,韓国政府と話し合いができていない,
  というよりも門前払いをくっている。
  戦争が起こっても,
  自衛隊の韓国内での活動は制約される可能性が高く,
  在韓邦人は自力で避難する必要があるかもしれないことを
  念頭に置く必要がある。

  在韓邦人保護に韓国政府が協力しない場合,
  それは長い間,日本人の記憶に残るだろう。
  多くの意味において,韓国はリスクの高い国であることが
  周知されるのはいいことだ。

■戦後の出費
  中韓はもとより,米からも戦後処理の出費を求められるだろう。
  アメリカが戦後の半島に強く関わった場合(可能性は薄いが)は,
  安全保障を金で買う,という意味でも出費は避けて通れない。

  ただ,半島が赤化する可能性がある。
  例えば,韓国に左翼政権⇒中国後見の半島統一,という場合,
  金を出したくないし,出す必要があるのだろうか。

空自.jpg


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2017年04月27日

カールビンソンの動きから見る北朝鮮スケジュール

空母カールビンソンが日本海に向かっているはずなのに,
実際は南に向かっていたとのことで?がいくつもついている。

CVN_70.jpg

どうやら,こういうことのようだ。

米中会談
中国のターン。中国が北朝鮮を説得している模様。
中国が金正恩を説得できれば良し。
カールビンソンは南太平洋で時間稼ぎ。
核実験,又は北朝鮮を説得できない
アメリカのターン
おそらく7月以降に北朝鮮攻撃

現在,太平洋上にある空母は5隻,うち3隻は修理・点検中。
動ける空母はカールビンソンとニミッツ。
二隻で太平洋を監視することになり,北朝鮮攻撃は難しい。

しかし,5月になれば横須賀のロナルドレーガンの修理点検が終了。
太平洋上にある稼動空母が三隻となる。
ロナルドレーガンは1〜2ヶ月間演習を行い,
本番OKとなるのは7月ぐらいと目される。

米朝間での話し合いは考えにくい。
平和条約などは,北朝鮮をつけあがらせるだけで,
問題の先送りにしかならず,
芋をひいたとの評価がこの先トランプ政権にのしかかる。


posted by DEBUO at 22:00 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月20日

米軍が北朝鮮を攻撃する前兆

テレビをつけると,ワイドショーが明日にも開戦か,
などとやっている。
確かに,戦争が始まるかどうか,という議論よりも,
戦争への備えを議論すべきであるとは思う。
だが,いたずらに不安を煽られても困る。

現在はまだ米軍が北朝鮮を攻撃する兆候はない。
警戒態勢1が点灯している段階で,
日本海に注視しろ,というレベルだろう。


トランプが北朝鮮攻撃を決断しなくてはならない理由として,
  北朝鮮は核・ミサイル開発を止めない
  近い将来,北朝鮮は第2のキューバ危機となる。
  ソフトランディングは無駄のみならず,
  芋をひいたら,トランプ・アメリカはずっと見下げられる。

トランプが北朝鮮攻撃を躊躇する理由として,
以下のようなものがある。
  米軍が注力を注ぎ始めているのはIS。2正面作戦はやりづらい。
  中国との話し合いが順調に見えない。
  日本や韓国の戦争への備えに配慮するべき。
  何よりも,在韓米人の安全に配慮すべき。

では,戦争前夜,と考えられる事態にはどのようなものがあるか。
  1 北朝鮮が核・弾道ミサイル実験をしたら。
  2 日本海に米空母が3隻以上集結したら。
  3 在韓米人が一斉に引き上げ始めたら。
以上はわかりやすい材料だと思う。


1 北朝鮮が核・弾道ミサイル実験をしたら。

アメリカがこれだけ強硬に核・ミサイル実験に反対し,
多くの米艦艇を日本海に集結させようとしているにも関わらず,
その鼻先で北朝鮮が実験を行えば,それは戦争のトリガーとなる。

トランプもアメリカもなめられるわけにはいかない。
それは小学生的な見栄の張り合いではない。
まあ,先日のように失敗してしまうと,米軍も動きづらいだろうが。

但し,実験と米軍が実際に攻撃に移るのにはタイムラグがある。
準備に時間がかかるからだ。

北朝鮮核実験.jpg


2 空母3隻

北朝鮮を攻撃するとなると,先日のシリアのようなわけにはいかない。
数多くのミサイル発射施設,核製造工場,正恩がいると思われる場所,
38度線に展開する数多の大砲,その他の軍事施設,
しかも,山の中,洞窟の中,など非常にわかりにくい場所を
一気に攻撃する必要がある。
極力反撃の余地を残さないためにである。
並みの部隊編成ではない。

戦力集中のわかり易い基準として,『空母の数』がある。
ミリオタ(軍事オタク)なら以前から周知のことであろうが,
  空母一隻ならただの圧迫
  空母二隻なら警戒
  空母三隻なら開戦
ということらしい。

ニミッツ.jpg

例えば,
  台湾海峡危機(1996) 空母2隻←戦争に至らず
  リビア空爆(1986) 空母3隻
  湾岸戦争(1990)   空母6隻
  イラク戦争(2003) 空母6隻

太平洋上にある米空母は5隻。
カールビンソンはゆっくりと日本海を目指しているらしい。
ロナルドレーガンは横須賀で修理中,1〜2週間で終了だという。
ニミッツは太平洋を西に向かっているらしい。
日本海に向かっているのかどうかはわからない。
JOHN C.ステニス,セオドア・ルーズベルトは西海岸にて修理・点検中。

米空母の位置(2017.04.07)
maritime_07_04_2017.jpg
クリックすると拡大 詳細はu.s.carrier strike groups locations map

但し,日本海に展開する場合は在日・在韓米軍の存在も
加味する必要がある。
戦争前夜になれば,米軍基地に続々と戦闘機が
集結することになるのだろう。
だから,空母2隻でも打撃力が十分となるかもしれない。
空母3隻というのは,あくまで目安。


3 ソウルから米国人がいなくなる

韓国には約10万人の米国人がいるという。
戦争前夜となれば,これら米国人は韓国を離れることになる。
これはNEO(Non-combatant Evacuation Operation/非戦闘員退避作戦)と呼ばれている。

日本政府はどうかというと,在韓邦人救出作戦を検討しているらしい。


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2017年04月15日

北朝鮮攻撃後の中国軍

現在,中朝国境には中国軍が詰めていると見られている。
難民対策がメインと私は考えていたが,追加する。

中国が北朝鮮を擁護するのは,
北朝鮮が崩壊して欲しくないからだ。

その理由としては
  北朝鮮利権
  難民発生
  アメリカとの緩衝地帯
この3つを私は主要な理由と考えている。

そして,米軍が北朝鮮を攻撃するのは,
その3つについて担保した後,と私は考えている。

半島有事の進捗は,

  米軍の北攻撃
  ↓
  韓国軍の陸上部隊投入
  ↓
  ピョンヤン占領(核,金正恩の排除)
  ↓
  中国の仲介による北朝鮮との和平

こういうコースを私は思い描いていた。


しかし,
    米中の話し合いが中途半端
    話し合いができていても,北での米軍の影響力が強まるのを嫌う
    韓国軍が米軍のコントロールを越える可能性
ということも考えられる。

そうであれば,米軍が北に突入したあとに,
中国軍も治安維持を目的として北に進撃する可能性がある。


中国の狙いは,北朝鮮を占領したいからではない。
上記3番目の北朝鮮がアメリカとの緩衝地帯
という現状を失うのを防ぐためだ。

中国は北朝鮮が中国のコントロール化にあることを望んでいる。
できれば,米軍には半島から出て行ってもらいたい。

あと一ヶ月もすれば,韓国の大統領選挙だ。
文が当選すれば,米日との距離が決定的になり,
自動的に赤化する可能性が強い。

容易に半島が中国のものになるわけだが,
その前に米軍が動く可能性が強まってきた。
北が核実験を行えば,米軍は北を攻撃する。
そうであれば,中国も北朝鮮でのプレゼンスを強めたいであろう。


posted by DEBUO at 04:48 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月14日

ソウル攻撃

NHK 4月12日

少しずつ緊張の高まっている半島情勢。
現在は警戒態勢1というところか。
デフコンだと5→4というところ?

まだまだ明日にも開戦,というレベルにはないが,
戦争が起こるかどうかを議論する時期は過ぎている。
起こったらどうするかを議論すべきだ。
超大型台風が沖縄南方にあるようなレベルだろう。

日本政府は事前に米軍から攻撃情報を得ると思うが,
これから攻撃が始まる,などと日本政府が断言することはありえない。
開戦後に,攻撃が始まった。帰国しなさい。というのが精一杯だ。
せいぜい,事前の注意情報を厳しくする程度であろう。
米軍の奇襲攻撃の邪魔をしないためである。

韓国に滞在する日本人に対しての政府注意情報にも限りがある。
だから,各自自己防衛しなくてはならない。
すでに駐在員に対して,帰国要請をしている会社もあるらしい。
当然だろう。少なくとも家族は帰国させるべきだろう。
むしろ,何の注意もしない会社は見限ったほうがいい。

未確認情報だが,このところ船のレンタル料がかなり上がっているという。
在韓米人の動きにも注意を払えば,確度の高い確信を得られるかもしれない。
米軍攻撃前には,ソウルから米国人がいなくなると思われるからだ。



ソウル脱出ルート

私がソウルにいるとして,
ソウル脱出を以下のように考えてみた。

ソウル砲撃.jpg

一説によると17000もの大砲が38度線に並んでいるらしい。
北朝鮮はソウルを攻撃するのにこの大砲を使う。
ミサイルは高価だからだ。
ミサイルは在韓米軍等の重要施設にピンポイントで使用する。

北朝鮮の継戦能力は1日程度といわれている。
大砲やミサイルは当初は猛烈な攻撃だとしても,
1時間足らずで種切れだろう。
飛行機や潜水艦も怖くはないだろう。
主だった北朝鮮の攻撃施設・兵器はすぐに無力化されると思う。

しかし,北朝鮮の攻撃はそれだけではない。
10本以上のトンネルが38度線に掘られていると見られている。
何本あるのかはわからない。
砲撃の後,ここからぞろぞろと北朝鮮軍がやってくる。
また,ソウル市内にはゲリラも潜伏しているだろう。
これらがやっかいだ。

空港・駅・港・主要道路・橋・放送局・主要な政府施設・
水道/ガス/石油施設・ダム・原子力発電所等,
主だったインフラ施設は攻撃目標になる。
ソウル市内の韓国軍基地は当然主要目標だ。

また,北朝鮮は核を持っている。
砲撃を避けるためにも,当初は地下鉄や地下街,
大きなビルに隠れることになる。

ソウル韓国軍.jpg

仁川・金浦空港は攻撃目標になるだろうし,チケットはとれず,
そもそも飛行機が運航するのかどうかもわからない。

ソウルにいる人は南に向かって漢江を越えることになる。
江南がソウル一の高級住宅地になったのは偶然ではない。
朝鮮戦争ではイスンマンにより避難民ごと橋が爆破されたのだ。

地下鉄をつたって,というコースはどうだろか。
待ち伏せはあるだろか。サリンをばら撒かれたらおしまいだ。

次にソウルを脱出すること。
これでかなり攻撃を避けることができるのではないか。

38度線から60km圏外に至れば,とりあえずセーフ。
砲撃が届かないからだ。

後はひたすら南下。徒歩になるだろう。
山の中に隠れてもいいかもしれない。

備蓄は必要。信頼できる人同士で徒党を組み,
襲撃(韓国人含む)を警戒しつつ,移動したい。

日本政府がアメリカに邦人救助の援助要請をした場合,
平沢在韓米軍基地は目的地としていいかもしれない。
ただし,平沢は北朝鮮の最大の攻撃目標の一つだ。

在韓米軍.jpg

上記地図のうち,東豆川の米軍陸軍基地はもうない。
龍山基地も司令部だけおいて?平沢に移転した模様。
在韓米軍陸軍はここ数年でかなり数を減らした。
陸軍はローテーション制により
米本土から入れ替わり部隊がやってくる。
長期常駐部隊はいないか,かなり数が少ない。

以前は,38度線目前に米陸軍基地があった。
アメリカのやる気満々な姿勢がそこにあったのだ。
しかし,ソウル市内の基地は閉鎖,遠い平沢に移転した。

地上戦で米兵の血は流さない。
それが米軍地上部隊の最優先事項かもしれない。
彼らは戦闘員というよりは米軍基地の守備や
在韓アメリカ人保護が主任務だと思う。

在韓米軍の主体は空海軍である。
つまり,ほとんど韓国に駐在する必要がない。
後方に在日米軍や太平洋艦隊が控えているからだ。


なんにせよ,とにかく開戦初日をなんとか切り抜けること。
特に最初の1時間足らずに砲撃が集中する。
1週間以内には韓国内の戦闘は
あらかた決着がついているのではないか。


おまけ
ソウルが火の海になったら,日本が助けにこなかった。
とかいって謎の恨みを抱くのが韓国人。


韓国の原子力発電所


韓国原子力発電所.jpg

韓国原発事故.jpg


ダム決壊作戦

ダムソウル.jpg水攻めソウル.jpg

ソウル・漢江上流にあるダム(金剛山・平和のダム)を決壊させる攻撃も考えられている。


原爆の威力

北朝鮮核威力.png


以下は,広島の被災状況。
上を見ると北朝鮮の核は,これより威力は小さいようだ。
最新の水爆?にしても,広島型よりは威力が小さいと見られている。
しかし,別の情報では広島型の3倍程度の核実験をしている,
としているところもあり,威力はよくわからない。

原爆威力.gif
核で怖いのは,最初の閃光と爆風。
これを避けるには,地下街,地下鉄,大きなビルの中央部など。
その後は死の灰をできる限り長時間避けること。





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2017年04月13日

有事なのに円高

震災円高.jpg

上のドル円チャートは,2011年のもの。
3/11に大震災があったのに,急激な円高になった。
(その後は円安へ)

円は安全資産だから,という説明がつくことが多いが,
大震災のときの動きは,
日本企業が外国から資金を引き上げたり,
投資家がポジションを閉じたりしたためと言われている。

円を手元に置きたいからだ。
つまり,円高の原因は日本人。

411.jpg
上のチャートは,最近のもの。
3月中旬ごろから円高傾向にある。
米軍が北朝鮮を攻撃したら,どうなるんだろうか。

大震災のときは,急な円高→急な円安に振れた。
値動きが荒っぽいだろうから,FXや株やってる人は大変そうだ。


米軍が日本海にいる状態で北朝鮮が核・ミサイル実験を行えば,
100%米軍は北朝鮮を攻撃する。
いないとしても,核やミサイル実験をすれば
米軍が北朝鮮を攻撃する。

実験をしなければ。
米軍はいちゃもんをつけて攻撃する。

トランプに攻撃意思があれば,米軍は止まらない。


情報確度はどれだけあるかわからないが,
中朝国境に中国軍15万人が配置されたとのこと。
数週間前から国境に詰めているとの報道はあったけどね。
難民対策が一番の目的だろう。
北朝鮮利権のために北朝鮮に進軍の可能性もある。

また,日本政府は米政府に攻撃時の事前協議を求めた模様。
日米安保条約により,在日米軍が北朝鮮を攻撃する場合には
事前協議で日本政府の承認が必要だし,
一報をもらうだけでも日本政府の初動が違ってくる。


但し,日本政府があからさまに動くのは本当に直前になる。
わかり易い動きはできない。
それはアメリカも同じ。
奇襲は戦後米軍の十八番(おはこ)だ。
殆どの人には,朝テレビをつけたらミサイルが飛び交っていた,
となるはず。

おそらく,韓国はスルーされている。
韓国なんかに話したら,即刻マスコミや北朝鮮に漏れるから。
韓国軍の戦時統制権はアメリカにあるので,
攻撃と共に米軍司令部が韓国軍を動かすことになる。

スルーされているせいなのか,韓国は随分とのんびりしているようだ。
戦争を人事のように捉えている雰囲気だ。
今回の件で本当にしみじみ感じたのだが,
韓国人は安全意識がものすごく低い。

そもそも,高かったらソウルを首都なんかにしない。
ノムヒョンが首都移転をしようとしたら,
憲法違反で取りやめになったことがある。
ソウルは朝鮮王朝以来の慣習的首都なんだそうな。
謎理論である。
ソウルを首都にするのは北と正統性を争う上で重要らしい。

ソウルに政治・経済・人口が集中した結果,
ソウルが攻撃されると大被害が出る,
とずっと米軍の北朝鮮攻撃に反対してきた。
馬鹿としかいいようがない。

その反面,韓国人は危機に直面すると容易にパニックを起こす。
    安全意識が低い
    想像力が欠如
    依存心が強い
    自分に都合よく物事を捉える
こうした韓国人の性格ゆえに身構えができていないのだろう。
日本人が情報を与えればパニックを起こしにくいのとは対照的だ。

だから,韓国政府も正しい情報を流さないし,
そもそも韓国政府は正しい情報を知らないだろう。
韓国政府が正しい情報を流したとしても,韓国人は信用しないだろう。

北朝鮮がソウルを砲撃する場合は,大パニックになる。
道路も空港も基地外のような混乱状態になるだろう。
米軍基地にもつめかけて大騒動を起こして,
米軍の鎮圧部隊が活躍するだろう。
場合によっては騒ぐ韓国人に発砲するかもしれない。

ソウルから脱出するのは混迷を極めることになる。
なにしろ朝鮮戦争のときは避難民もろとも橋を爆破したお国柄だ。

だから,現在韓国に駐在している人や出張している人は,
個別に対処する必要がある。
まあ,日本の本社と相談したりしていると思うが。

何も考えずに韓国に遊びに行く人は,
どうぞ楽しんでください。とブラックに言うほかはない。


posted by DEBUO at 03:22 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月12日

日本海に米軍艦艇続々集結中

米中会談.jpg

注目された米中会談。
表向きは何の進展もなく,共同声明もない冷えた内容だったようだ。
それが端的に示されるのが上の画像。
つまらなそうなトランプと張り付いた笑顔・緊張した上体の習近平。

下は日米会談。

日米会談.jpg

ただ,習近平という人はどうも外交向きではないようで,
いろいろ画像を探ってみたが,借りてきた猫のようなのが多い。
それは中国にいるときも同じで,牽引力があるようには見えない。

それでも,江派の追い落としを図っていたり,
大統領制?を導入しようと,内政改革を目指していたり,
それなりの手腕の持ち主であることは確かだろう。
よくわからんが。


さて,肝心の米中会談であるが北朝鮮についてはどうだったのか。
シリア攻撃は習近平(そして金正恩)へのストレートな警告になっただろう。
『俺(トランプ)はやるぞ』というわけだ。

前にも述べたが,習近平としても北朝鮮(の核)をどうにかしたいと思っているはず。
    北朝鮮利権
    米中の緩衝地帯
    北朝鮮難民
これらの問題点をクリアできれば,北朝鮮の核を排除するのに
いかような障害があろうか。

アメリカはもう待てないのだ。
北朝鮮が核ミサイルを配備する前に対処しなくてはならない。

米朝平和条約はありえない。
その種の話し合いは,アメリカの負けになる。
金正恩は勝利を確信し,さらに居丈高になるだろう。
むろん,核を捨てるはずはない。核信仰はさらに高まるだろう。

外部に対しても,核さえ持てばアメリカは引くのか,
というメッセージを送ることになる。
アメリカはなめられる,ということだ。
アメリカのような脳筋国家には致命的だ。


さて,北朝鮮にはカールビンソン(空母打撃群)が向かっている。
さらにサンディエゴから多数の艦艇(水上戦闘群)も出航したという。
空母群5隻と多数のミサイル艦やおそらく潜水艦。
何隻集まるのかわからないが,かなりの数だ。

湾岸戦争では空母が6隻集まったという。
注目は北朝鮮の核実験である。
このような圧迫を受けて金正恩が核実験を行うとしたら,
それはたいした根性といわざるを得ない。
100%,アメリカの攻撃を受けるからだ。

むしろ,アメリカは北朝鮮の核実験を待ち望んでいるかもしれない。
いい口実だからだ。
核実験をしたにも関わらず,アメリカがそのまま帰る,
なんてことはありえない。
米軍は張子の虎か,といい笑い話になるだけだ。
それはトランプにとってもアメリカにとっても受け入れがたいであろう。

金正恩が核実験を見送ったとしても,
次の核・ミサイル実験を決行したときに,
トランプはGOサインを出す可能性は高い。

シリア攻撃で欧米からあれだけの賞賛を受けたトランプだ。
ためらいはないだろう。



posted by DEBUO at 00:27 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

緊迫してまいりました 韓国大使,韓国へ

麻生太郎財務相、北朝鮮情勢「新聞が書いているより深刻」
SANKEI 2017.3.31

トランプ大統領「われわれでやる」 
対北朝鮮で単独対処も 中国の協力得られない場合 英紙報道
SANKEI 2017.4.3

一時帰国の長嶺駐韓大使4日帰任 岸田外相表明
NIKKEI 2017/4/3

米中首脳、4月6〜7日に初会談−フロリダ州のトランプ氏別荘で
BLOOMBERG 2017年3月31日

今回の唐突な駐韓大使の帰任発表,
上記の文脈での行動としか考えられない。

邦人保護にむけての打ち合わせが第一任務だろうか。


追記

このあと,2chとかいろいろなサイトに当たってみたのだが,
日本のサイトだと,私のような反応を見せるところが多かった。

当然だと思う。
あまりに唐突すぎるし,
単に大使を韓国に戻したいだけなら,他の時期を選ぶはず。
日本人の間では,北朝鮮攻撃が共有されつつある。

ところが,韓国の反応には,
この大使帰任を北朝鮮と結びつけるものが皆無だった。
識者にも見当たらず,
当然,コメント欄も単なる日本への罵倒が並んでいるだけだった。

韓国人の情報感度のあまりの低さに驚いた。
韓国帰任を北朝鮮と結びつけるのはまったく無理はないと思うし,
むしろ,積極的に結びつけるべきではないだろうか。

米中首脳会談の始まっていない現時点において,
北朝鮮攻撃はまだ現実味を帯びていないかもしれない。
しかし,米国では北爆はいくつかのプランができているはずだし,
その実現性はゼロではない。

おそらく,韓国人の頭の中には米軍の北朝鮮攻撃は
思いもよらないことになっているのだろう。

韓国人の安全感度の低さはことが起こるたびに問題となる。
ところがしばらくすると,その話題は忘れさられ,
再び同じことが繰り返される。

安全感度の低さだけではない。
韓国人は日本人に比すると,圧倒的に状況判断力が低い。
ビジネスでも,状況を判断して,というよりも
無理やり押し込むような商売をすることが多い。

しかも,達成できないときの代替案がないことが多い。
まさしく,猪突猛進いや盲信(妄信)といったところか。

それでも韓国人が繰り返される災難を生き延びてこられた秘訣の一つは,
事が起こったときの対処力がほぼ動物的であることにあると思う。

例えば,韓国人(朝鮮人)は日本が敗戦するまでは,
日本の本土以上に日本万歳で溢れていたと言われている。
ところが,日本の敗戦が決まったとたん,
自分たちは戦勝国だとして,日本中で暴れまわった。
何しろ,警察署をも襲ったぐらいだ。

勝ち馬にしがみつく韓国人(朝鮮人)の浅ましさには
日本人的な感覚とは異質なものがある。



posted by DEBUO at 22:01 | 半島有事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月22日

北朝鮮攻撃 その8 半島有事後の日本


F 半島有事後の日本

朝鮮有事により,日本は朝鮮からの攻撃を受ける可能性が強いし,
半島からの難民(ほぼ韓国人)をどうするか考える必要がある。
戦後の処理費用をめぐっての多額の費用にも頭を痛ませるだろう。
特に中韓からのおねだりには注意をしたい。

だが,半島有事は局地的な揉め事にすぎない。
大枠は,対中国ということになる。

半島が非武装化して無害になればそれは結構なことだが,
むしろアチソンラインが復活する可能性のほうが強そうだし,
日本としてはそれに備えるべきである。

アチソンラインの復活ということは,
隠岐〜対馬〜佐渡が中国との防衛ラインになるということだ。
日本にとって,現状の38度線よりも緊張を強いられる。
平成の防人ラインを維持するために,
日本がどのような施策をし,日本人がどのような意識改革をしていくか。

北朝鮮からの攻撃が日本人を根本から変える可能性はある。
日本人は有事に強い。それは歴史が証明している。
日本人は有事になればなるほど一致団結し,
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
をなしてくる。過剰なほどに。

基本的に極めてリアリスティックな日本人は,
北朝鮮からの攻撃により,
安全保障への感覚が軍事アレルギーを上回るかもしれない。
まさか,この期に及んで『無防備都市』などと世迷いごとを叫ぶのは,
中国の息のかかった左翼以外にはおるまい。

自国は自分たちで守る,という極めて自然な感情が復活することを望みたい。
そうであれば,施策は自然についてくる。
それでこそ,戦後は終わった,といえるのではないだろうか。


軍事費はGDP費2%になる。

半島有事後とは関係なく,近い将来,
軍事費GDP1%枠は突破するだろう。
それが1月の安部ートランプ会談の意味の一つだ。

アメリカは米軍基地を守るのには関心があるが,
日本を守るのに必ずしも関心があるわけではない。
自国を自分たちで守るのは至極当然。
安全保障を他国に依存するのがおかしいのだ。

トランプ01.jpg
※トランプという人は,ものすごく率直なタイプのようだ。
経営者らしく底にはクールな計算があるとは思うが,
考えていることがストレートに顔に出易い。
或いは,ストレートに顔に出している。抑制しない。


当面、防衛費はGDP比1.2%程度の盛りかもしれないが、
最終的には2%前後になる。
2%というのは、NATO加盟国の軍事費目標だ。

  NATO軍事費、GDP比2%に 加盟国、増額で一致
  参照

左翼が基地外のようにわめくだろう。
支持率もかなり下がるかもしれない。
それでも、政府は防衛費増額を成し遂げる必要がある。
デモ隊に囲まれながらも,60年安保をなしとげた岸政権のように。

押し切らないと、日本の将来がなくなる。
自国を自分で守らないのなら、アメリカもつきあいきれない。
それでなくても,アメリカは他国防衛に二の足を踏み始めているのだ。
トランプは仏の顔から鬼の顔に変貌するだろう。

前日に続いて,再度このグラフを。
図をクリックすると拡大します。

防衛費.jpg
どうなる防衛費予算 防衛省


ただ、日本が自立するのはいいことであり、
安部首相もそれを願っているだろうが、
同時に自立しすぎるのも憚れる部分がある。

自立のしすぎは周辺国やアメリカにさえ
余計な軋轢を生むことになる。
自立を促進しながらも、
同時にアメリカの矢面に立たないことが望まれる。

アメリカは東アジアの安全保障のかなりの部分を日本にまかせたいはず。
当然、日本VS中国という構図が前面に出てくる。
悪い言い方をすれば、そういう図式をアメリカは狙っている。
代理戦争は、戦後の主要な戦争戦略なのだ。

現代戦争は19cまでと違って費用や人命の損失が甚だしく,
国家・国民が総力を挙げて取り組む必要がでてきた。

そのコストを嫌い,大国は小国に自分の代理をさせようとする。
それが第二次大戦以降の戦争の傾向であり,主戦略である。

確かに,日本のみならず特に東南アジアの安全保障上,
中国は看過できない侵略を行っている。
だからといって日本がイケイケドンドンになっても困るのだ。
軍備はあくまで抑止のため。
使わずに済むのであれば,それに越したことはない。

また,私は日本の自立を望むが,
独力だけでの安全保障は非常に難しい。
スイスがいい例だ。
永世中立国をうたったため,国民皆兵となっている。

それはアメリカでも同じである。
あの超大国であっても独力で自国を守るのは難しい。
アメリカは経済・軍事国境が本来の国境を遥かに越えている。
縮小したくとも,それを守らないとアメリカ経済は疲弊する。

端的に言えば,
他国への投資・他国からの輸入⇒ドルを世界にばらまく
⇒他国からのアメリカへのドル投資⇒貿易赤字をチャラにする
これがアメリカという国のビジネスモデルだ。
ドル基軸通貨の意味でもある。
こうして,アメリカと世界の繁栄を謳歌している。
それを裏で支えるのがアメリカ軍である。


ドル基軸通貨.jpg
出典:IMF Currency Composition of Official Foreign Exchange Reserves(COFER)
2014年第3四半期末時点をもとにメットライフ生命にて算出


しかし,アメリカ以外の国の繁栄とともに
アメリカは相対的に国力が落ちてきた。
それを補ってもらう国を求めている。
トランプ政権では,それが日本とイギリスになる。

アメリカの犬とならずに,アメリカと50vs50の関係を維持し,
上手に世界の安定をなしとげたいものだ。
私が言うまでもなく,そうしたバランス感覚は政府内で
十分話し合われていると思うが。


終わり。


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2017年03月21日

北朝鮮攻撃 その7 戦後処理


E 戦後処理

以前,アメリカを含む周辺国が北朝鮮に攻撃しなかったのは,
   安全保障その他の利益
だったからだ。
太陽政策などという世迷いごとを言う余裕があったのである。

しかし,現在は
   安全保障その他の利益
になってしまった。

アメリカも直接本土を核攻撃される能力を北朝鮮が持ち始めている。
そうであれば,アメリカは日韓中露が反対しても攻撃する。
自衛だからだ。

北朝鮮ミサイル.jpg

とは言うものの,アメリカは闇雲に攻撃するわけにはいかない。
戦争のデザインを考え,戦後処理を関係国と協議する必要がある。

特に,戦後処理は北朝鮮の金正恩・核を排除するよりも難しい。
関係各国の利害の調整の場だからだ。


各国の状況

アメリカ

金正恩排除後、経済的に旨味のない北朝鮮に留まりたくはないだろう。
軍事戦略的にも半島(韓国含む)に駐留するのはCPが高くない,
と判断する可能性がある。

戦後直後は半島に留まるとしても,
半島の非核化を実現したあとは,アチソンラインを対馬海峡において,
日本海をアメリカの最終ラインとするかもしれない。
米韓同盟は破棄され,半島は赤化するということである。

アチソンライン.bmp


中国

中国には北朝鮮利権があるとされる。
漁業権,鉱山権,港湾権だ。
越境している北朝鮮労働力も確保したいかもしれない。

中朝国境で米軍とにらみ合うのは嫌がるだろう。
つまり,北朝鮮が米軍付の韓国に吸収されるのは意に染まない。
北朝鮮に中国の強い影響力を及ぼしたいはずだ。
中国の傀儡政権,というのが中国の望む将来だろう。

できれば,米軍が半島から出ていき,
米韓同盟が破棄されたとなれば,中国には願ってもないことだろう。

それと、難民の発生を嫌がるのは間違いない。
難民を嫌がるのはロシアも同じだ。
難民による東北中国の不安定化も避けたいが,
北朝鮮と東北アジアの朝鮮族と結びつくのは阻止したいだろう。

アメリカ同様,核技術の行方にも神経をとがらすだろう。

現在、北朝鮮と中国国境に中国軍が詰めていると言われている。
北部戦区(旧藩陽軍区)だ。
この戦区と北京との関係はどうなっているのだろうか。

中国戦区.jpg
旧瀋陽軍区はその強大化がおそれられ,北京軍区の一部に吸収された。
それが北部戦区。当初は北京軍区全部と合併するといわれていた。


韓国および日本

韓国は北朝鮮と統一したいと執拗に主張するだろう。
だが,韓国には政治的・軍事的・経済的にその力がないと思われる。

韓国がどう関わるのかはわからないが、
少なくとも中国は米軍付の韓国による統一は絶対に反対する。
統一するとすれば,米中の談合による誘導であろう。
可能性が強そうなのは,米韓同盟破棄,中国主導による統一である。
中国の傀儡政権を半島に作るということだ。

日本には強い発言権はない。
米軍付の韓国が半島を統一したら,
日本は費用の一部を負担せざるを得ない。
アメリカの犬と非難する日本国民の反対があるだろうが,
安全保障を金で買わざるをえない。

逆に,韓国に左派政権ができてアメリカとの関係がこじれる,
又は中国との話し合いにより,米軍が半島を出て行くということになれば,
半島は中国の強い影響下に入る,ということになる。

そういう事態をアメリカが容認するのかどうかはわからないが,
なっても不思議ではない。
アメリカは在日米軍さえ守れれば良いわけだ。

ミサイルや無人攻撃機による遠距離攻撃が主体になり始めている現在,
陸上部隊を半島に置く意味が薄れている。
最終ラインが38度線だろうと日本海だろうとさほど変わるわけではない。
コストとの兼ね具合でいかようにもなるだろう。

ただ,アメリカは米軍基地を守るのに興味があるのであって,
日本を守るのに必ずしも興味があるわけではない。
日本を守るのは日本自身である。
そういう当たり前の意識を日本人全員が持つ必要がある。

防衛費.jpg
どうなる防衛費予算 防衛省


ロシア

露西亜はどのような関わり方をするのだろうか。
中国ほどには発言権がないとは思うが,
核の行方や難民のコントロールには当然注意を払うだろう。

何らかの影響力を半島に及ぼしたいと考えるのは当然だし,
多国籍軍の一角を占めても全く不思議ではない。


北朝鮮の新体制

いろいろパターンが考えられる。
  北朝鮮独自の新政権
  韓国主体の統一
  北朝鮮は国連信託統治とする
  北朝鮮を米中共同管理

金正恩排除直後は北朝鮮は多国籍軍による統治となるだろう。

ただ,韓国が中国側につくとなれば,
或いは,米軍が半島から引き上げるとなれば,
将来的には中国のバックアップで半島が統一されるのでは。

済州島に中国海軍がきたら、北九州や対馬が最前線に。

韓国主導で半島が統一されるのならば,
日本は統一費用の一部を負担せざるを得ない。
安全保障を金で買うわけだ。

しかし半島が赤化したとなれば,
その統一費用に金を出すいわれはない。


北朝鮮攻撃 その8  に続く



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2017年03月20日

北朝鮮攻撃 その6 開戦


北朝鮮攻撃 その6 開戦

アメリカには金正恩政治と核ミサイルは必ず排除する必要がある。
これはほぼ待ったなしだ。
最大の理由はアメリカの安全保障が著しく脅かされていることにある。

  ポイントは
     安全保障>経済的などのほかの利益
     タイムリミットは北朝鮮が核ミサイルを配備するまで

では,その手立ては?

話し合い

一番馬鹿げた手段。闇雲に金正恩に時間を与えるだけ。
話し合いで解決できるのならば,過去数十年の間に解決している。
脅迫じみたものを含め,いかなる説得をも金正恩は受け付けないのではないか。

何度も言うが,金正恩は核を捨てない。
金正恩はいわば核真理教信者だ。
核が体制を維持させている。
米朝平和条約を結ぼうものなら,
それが成功体験となってより深い核信者となり,
金正恩はさらにマウントしてくる。それが朝鮮人だ。


経済制裁

今まで何度も北朝鮮に制裁してきたし,今も続いている。
しかし,効果的とはいえなかった。
中国が北朝鮮へ石油・食糧を援助していたからだ。

逆に言えば,世界の経済制裁をチャラにできるほどの援助を
中国がしてきたということだ。
中国は北朝鮮に崩壊して欲しくないのだ。

その中国が石油・食料をストップしたら。
これは中国が北朝鮮の崩壊を容認したということだ。
難民の発生,北朝鮮利権,米軍との対峙,
これらへの対処の目処がついたことを意味する。

それは北朝鮮にとって,
日本がABCD包囲網をしかれ石油の輸入をストップさせられたのと同じ。
生存に関わる事態になる。
日本はアメリカ相手に開戦を決意した。北朝鮮は?

後ろを断ち切られたら,前に出るしかない。
それは米中ともにわかっているだろう。
金正恩が白旗を上げるとはとても思えない。

だから,石油パイプを締めた瞬間,時をおかずして
米軍は北朝鮮を攻撃するだろう。
中国軍は中朝国境に兵を集め,警戒を厳重にするだろう。
場合によっては,国境内に進軍するだろう。

内部テロによる政権転覆も考えられるが,
金正日時代からの部下監視体制は並みではないと聞く。


B1.jpg


開戦

まるで明日にでも北朝鮮攻撃がありそうな記事があるが,
それはない。開戦の前に,
どう攻撃するのか,戦後処理をどうするのか
関係各国と話し合う必要がある。
それが終わるまで,攻撃は難しい。
特に,中国とは話を詰めておく必要がある

見所は,来月のトランプー習会談である。
米中首脳会談、来月上旬で調整 

ここで間違いなく北朝鮮問題が話し合われるだろう。
水面下では米中で話が進んでいるとして,
最終的な腹の割りあいになるかもしれない。

なんにせよ,アメリカは中国に北朝鮮攻撃を認めさせたいところだ。
中国への経済制裁,為替監視国の指定,関税,
北朝鮮と取引する中国企業への制裁
戦後のTHAADの撤収,在韓米軍の撤収,米韓同盟の破棄
など,こうしたことも絡めて話し合われるかもしれない。

ただ,北朝鮮のミサイルの開発状況次第では,
関係各国との調整もすっ飛ばすかもしれない。
アメリカの自衛のためである。

北朝鮮攻撃は今年なされるだろう,ではない。
核ミサイルが整備される前にしなくてはならない。

仮に中国が北朝鮮の肩を持ち続けるようならば,
アメリカは中国ごと切り捨てることになるだろう。
この話は駆け引きではないからだ。
中国がそのような態度を取るとは思えないのだが。


開戦となれば,韓国はアメリカに積極的に寄り添うしかない。
仮に政権交代があり,左派政権が北朝鮮寄りの姿勢を見せたのなら,
アメリカは韓国をスルーして行動するだろう。
韓国にとって,中国以上にそれは得策ではない。

ただし,ソウルは火の海になる可能性が高い。
ソウルにはミサイルは必要ない。
普通の大砲で38度線からバンバン撃ってくる。
38度線下のトンネルを抜けて,或いは潜り込ませてある
ゲリラも一斉に攻撃に移るだろう。
こうなると第二次朝鮮戦争は全面戦争に移行する。

北朝鮮を空と海から攻撃した後は,陸上部隊を投入する。
そのときは韓国の陸上部隊が活躍する。
何しろ人数は十分ある。
ただベトナムの二の舞だけは勘弁して欲しいものだ。
しっかりと,韓国軍をチェックしてもらいたい。


日本は少なくとも難民をどうするか備える必要がある。
それも韓国からの難民が圧倒的に多い。
北朝鮮からの難民は,日本まで来る手段がない。

ミサイルは何本か飛んでくることも想定しなくてはならない。
攻撃直前には日本海や在日米軍に大きな動きがあると思われるから,
テレビやネットで連日さまざまな情報が流れるだろう。
ミサイル非難訓練があるかもしれない。
日本人はあらかじめ情報を与えていれば,
大きなパニックは起こさないと思う。

攻撃目標は在日米軍が第一だが,
都市部やインフラ拠点も狙ってくるかもしれない。
日本のMD(ミサイルデフェンス)はどうなんだろうか。
THAADとアショア・イージス(地上型イージス)を導入しようとしているが。
単なるミサイルならば,さほど怖くはない。
もちろん,被害にあわれる方にはお気の毒だが。

核ミサイルであれば,とにかく地下街や地下鉄,
大きなビルの中心部に避難する。
爆風と閃光を避ければ,後はできる限り長時間死の灰から逃れることで,
ぐっと生存率が高まる。
発射から5分ぐらいで日本に到達するというから,
行動はそれ以前に起こす必要がある。
開戦時には道路や空港は大混雑するだろう。

韓国同様,ゲリラによる被害も十分考えられる。
原発が標的の一つであると以前から囁かれている。


アメリカは正恩と核ミサイルを排除できればいいわけで,
北朝鮮への攻撃は必ずしも軍事的ではないかもしれない。
軍事的だとしても,秘密部隊が活躍するのかもしれない。
ただ,最悪の事態は想定するべきだと思う。


B2.jpg
地中貫通型爆弾(バンカーバスター)。
地下に潜む敵を攻撃する爆弾。
左はB2ステルス爆撃機。
北朝鮮ではステルスは不要とされば爆撃はB1を使う模様。




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2017年03月19日

北朝鮮攻撃 その5 金正恩への見切り

北朝鮮攻撃 その4 からの続き

D 金正恩への見切り

   ー不良債権は早目処理が原則

北朝鮮の核ミサイル問題を調べていくと、
全般的に金正恩の評価は低い。
金正恩は脇が甘く、目先ばかりで動いて先を見通す力がない、というのだ

例えば金正男暗殺事件。
空港で毒ガスを使用する、という衝撃的な事件が世界に与える衝撃を
金正恩はどの程度事前に予想していたのか。
強気だけで行動する、典型的な朝鮮民族の行動様式ではないのか。

そばに北朝鮮の職員がいたのだが、空港のカメラに写っていた。
しかも、彼らは飛行機を使って北朝鮮に帰国した。
こういう場合は、セキュリティチェックの厳しい空港ではなく、
船を使うのが普通だという。

この脇の甘さは、計画立案者に人物がいないか、
或いはやる気がないか、もしくは両方だという。

北朝鮮からは重要人物が続々と亡命している。
金正恩の恐怖政治ゆえに、
内部で崩壊を起こしていると見られている。

  金第1書記の実権、「自壊」か 高官の粛清続く北朝鮮
  参考 2015.05.17
  北朝鮮「工作機関」の大物幹部が亡命…背景に「粛清の嵐」
  参考 2016/4/11
  北朝鮮亡命情報、韓国で相次ぐ 体制への影響不透明
  参考  2016/8/26
  北朝鮮幹部が韓国亡命か、秘密警察局長級と報道
  参考 2016.10.12


金正恩は孤立を選んでいる。
内部的にもそうだし、外部もそうだ。
特に中国に対する恫喝には驚く。

中国に牙をむく金正恩氏「社会主義の裏切り者」…北朝鮮内部文書
YAHOO NEWS

金正日も崖っぷち外交といわれ、その強引さに驚かされたものだが、
金正日は戦略的には狂気でも、戦術的には天才的と評されていた。

しかし、金正恩の行動は暴走しているだけのような印象を与える。
若い金正恩の焦りなのか。
或いは核を手にして神にでもなったような気分でいるのか。
父親の崖っぷち外交を越えようとしているのか。

いずれにせよ、金正恩の行動がエスカレートするのは間違いないだろう。
金正恩は不良債権化し、処理化まったなしなのだ。
遅らせれば遅らすほど負債額は雪だるま式に増えていく。

内部テロはどうなんだろうか。
相当な恐怖政治で少しでも目立つ分子は処罰され,
毎日を戦々恐々と過ごす金正恩の側近は,
とても反抗などできる状態にないのかもしれない。

喜び組.jpg
画像は喜び組。金正恩の顔の替わりに。
韓国人にはこういう控えめで上品な外見の女性を見たことがない。


問題は、中国である。
中国がどういう立ち位置にいるのか。

中朝は血盟同士だ、とよく言われてきたが、
私はそれを信じたことはない。
チンピラ同士の間に信頼などあるだろうか。
それはあまりにセンチメンタルだ。

中国がなぜ北朝鮮をかばうのか。
そこに明らかな利益があるからだ。
アメリカは半島権益に興味はない。安全を確保できればいいのだ。
それならば中国に対しては利益を補償してやれば良い、ということになる。

中国が北朝鮮をかばう理由は

 北朝鮮利権を失いたくない
 東西両陣営の緩衝地帯を失いたくない
 東北中国への難民流失を防止したい

他にもあるだろう。
こうした中国の懸念を担保することができるのなら、
中国は北朝鮮を捨てるのではないか。

北朝鮮の核ミサイルは中国にとっても気持ちのいいものではない。
北朝鮮がよりコントロール可能なエリアになるにこしたことはない。




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2017年03月18日

北朝鮮攻撃 その4 変化した北朝鮮外交

北朝鮮攻撃 その3 からの続き

C 変化した北朝鮮外交 

  瀬戸際外交から全方位テロ国家に

金正恩政権の誕生とともに,
北朝鮮攻撃その3で申し上げた北朝鮮を攻撃しない理由,
つまり攻撃しないことによって得る各国の利益よりも,
安全保障への危機が上回るようになってきた。

金日成・正日時代では、核は北朝鮮を守り、
核をアメリカとの交渉材料としてきた。
あくまで、核は政治的な道具であったわけである。
崖っぷち外交と呼ばれていた。

ところが、金正恩の過激な動きは崖っぷち外交ではなく,
全方位テロ国家の様相を見せ始めている。
一つには頻繁な核ミサイルや核実験。
もう一つは金正男暗殺事件。
さらに,中国を含めた外交的孤立。

金正恩は核を持った自国を過信した自己顕示か。
権利掌握のため,父の金正恩を越えたいという焦りか。
或いは冷静な判断で大国に渡り合うつもりなのか。
どのような思惑でいるのかはわからないが、
北朝鮮はコントロールの効かない本当の厄介者になってきた。

それにつれて,世界の認識も変わってきている。
金正日時代は崖っぷち外交で
  世界の安全保障その他の利益
金正恩は全方位テロリスト外交で
  世界の安全保障その他の利益


1 頻繁な弾道ミサイル及び核実験

文末を参照して頂きたいが、近年のミサイル・核実験は
以前より頻繁になされるようになってきた。
自称水爆からミサイルに搭載可能な小型原爆まで作り始めている。

ミサイルの質も向上している。
2017年1月のミサイルも特に日米には衝撃だった。
固形燃料使用、移動型ランチャからミサイルが発射されたからである。
このミサイルは発射兆候を特定しにくいのだ(文末参照)。

また北朝鮮はミサイル潜水艦を開発中とも伝えられている。
これも発射地点を特定しにくい。
発射地点を特定しにくければ、それだけ迎撃が困難になる。

実際、現在のイージスシステムでは
上記ミサイルを補足するには力不足の面があり、
日本でTHAADやイージス・アショアシステム導入が急がれている。
※イージス・アショアシステム 陸上型イージス

もちろん北朝鮮ミサイルの一番の標的は、米軍基地である。
これで昨年からUSAでは北朝鮮攻撃論が噴出。
核ミサイルが整備される前に北朝鮮を叩こうというわけだ。

日韓両国が11月23日、「軍事情報包括保護協定」(GSOMIA)に署名したが、
以上の流れが韓国を相当程度圧迫しているのは想像に難くない。

北朝鮮ミサイル.jpg


2 金正男暗殺事件

大量破壊兵器である毒ガスによるテロであり、
しかも警戒の厳しい国際空港で事を起こした。
北朝鮮のしわざとされる。

マレーシア政府が激怒したのも当然。
世界的に金正恩には実兄殺しのレッテルが貼られ,
北朝鮮排除の正当性が認識された事件となった。

暗殺の背景は推測するしかないが、
金正男の後継者としての正統性を金正恩が嫌ったため、
という見方がある。

金正男は西側教育を受け、中国の庇護下にあった。
中国・西側が御しやすい人物で、
金正男を後継者にしようという動きがあったそうだ。

その中心人物が正恩の叔父・張成沢。
張成沢は金正男をトップにしようと画策、
北京に相談したことがばれたことで処刑されたとされる。

金正男.jpg
クアラルンプール国際空港のターミナル内の防犯カメラに写っていた金正男氏(2月13日)


3 中国との関係悪化

核ミサイルによる恫喝は北京にも影響を与えている。
中国と北朝鮮は血盟、と一般的には信じられているが、
私は以前からこれを疑っていた。
チンピラ同士に信義などあるはずがない。

中国の北朝鮮に対する態度は、
トランプー習会談で腹を割るまでわからないかもしれないが、
仲たがいの兆候がいくつか出ている。

例えば、金正日は5回訪中してる。
金正恩はまだ一回も訪中していないという。
金正恩は中国をも敵視しているようだ。

次のようなニュースもある。

中国に牙をむく金正恩氏「社会主義の裏切り者」…北朝鮮内部文書
YAHOO NEWS

金正恩の意図が何にせよ、北京が対処しなくてはならない
段階に入っているのは確かなようだ。
中国の北朝鮮制裁はわかる限りでは次のとおりである。

中国の石炭貿易港、北朝鮮船の入港禁止 外貨獲得打撃か
朝日新聞デジタル 2016年3月20日
対北朝鮮、中国が新たに制裁 高速カメラなど輸出禁止に
朝日新聞デジタル 2017年1月26日
中国、北朝鮮石炭の輸入を停止 国連制裁決議を執行
朝日新聞デジタル 2017年2月18日
中国、北朝鮮を「仮想敵」視
共同通信 2017-01-30

中朝間がどういう状況なのかはよくわからない。
だが、上記記事を読むと関係は良くないように見える。
北朝鮮国境と北京は最短約800kmしか離れていない。
東京〜広島・函館ぐらいの距離である。
アメリカ以上に中国は北朝鮮の核に強い懸念を感じていると捉えるのは自然だろう。

一方でこういう見方もある。

中国の対北朝鮮の強硬姿勢は本物か?
NEWSWEEK 


中国の対北経済制裁で最大のものは、
北朝鮮への石油パイプを締めることだろう。

中国は北朝鮮に石油・食料を援助していると見られている。
世界の対北経済制裁に効果がない理由の一つだ。

前述したとおり、中国は北朝鮮に破綻して欲しくない。
だから,いくら国連で制裁決議案が出ても,
中国は北朝鮮への援助を止めなかった。

その中国が石油パイプを締めるとすれば、
中国の経済制裁は本気ということになる。

おそらく,そのときは北朝鮮攻撃が間近に迫っている。


参考

北朝鮮の核・ミサイル実験

(1993年)
    ミサイル実験 ノドン(射程1300〜2000km)
(1998年)
    ミサイル実験 テポドン1号(射程2,000km)
(2006年)
    ミサイル実験(7月)テポドン2号ICBM(人工衛星、失敗)
  核実験(10月)TNT換算0.5kt〜15kt※広島16kt
(2009年)
    ミサイル実験 (4月)テポドン2号改ICBM(人工衛星、失敗)
  核実験(5月)TNT換算5〜20kt※長崎20kt
(2012年) 2011年金正日死去、以後金正恩体制
    ミサイル実験 (4月)テポドン2号改ICBM(人工衛星、失敗)
    ミサイル実験 (12月) テポドン2号改ICBM(人工衛星、成功)
(2013年)
    ミサイル実験
(2014年)
    ミサイル実験
(2016年)
  核実験 (1月)TNT換算5〜10kt(自称水素爆弾)
    ミサイル実験 (2月)テポドン2号改ICBM(人工衛星、成功)
   THAADミサイルを韓国と北朝鮮の軍事境界線付近に配備する方針[7]。
  核実験 (9月))TNT換算10kt程度
  北朝鮮は「核弾頭爆発実験が成功裏に行われた」と発表
  ⇒核の小型化に成功、弾頭ミサイルの脅威がアメリカ・日本に広がった。


液体燃料と固体燃料ミサイル

液体燃料はミサイルを撃つたびに注入する必要がある。
劣化や腐食があるからだ。
注入作業を監視していればミサイル発射の兆候を知ることができた。
しかし、固形燃料は事前注入の必要がない。
移動型ランチャや潜水艦もミサイル発射の兆候を掴み難くさせる。


東北中国軍 瀋陽軍区(現北部戦区)
江沢民派系 
北朝鮮利権を握っているとされる
軍閥 7大軍区最強
但し、核は北京軍区が所有している。
朝鮮族が多い

瀋陽軍区は現在、北部戦区に吸収された。
理由の一端は,瀋陽軍区の独走を防ぐため,との説がある。

※江沢民は中国で影響力低下

5大戦区.png





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2017年03月17日

北朝鮮攻撃 その3 北朝鮮が今まで攻撃されなかった理由

北朝鮮攻撃 その2 からの続き

B 北朝鮮が今まで攻撃されなかった理由

北朝鮮に関しては1994年のクリントンによる北朝鮮爆撃未遂とか六カ国協議とかさまざまな話題があったのだが、概ねスルーされてきたといってよい。
現状維持が一番収まりが良かったからである。
それには以下のような状況があった。

1 経済的利益がない

数少ない鉱山や港湾といった北朝鮮利権は中国が握っている。
中国、特にその利権を握っていると言われている瀋陽軍区(北部戦区)は、
あえて北朝鮮で有事を起こしたくはない。

その反面、他国から見れば北朝鮮で工業等の産業を興そうにも
ほぼ一から育成ということになる。
インフラ整備や人民の教育から始めないと駄目なわけだ。
北朝鮮に関わると、経済的にはマイナスである。

※中国の北朝鮮利権

漁業権
北朝鮮漁業権.jpg

港湾施設租借
北朝鮮港湾.jpg

北朝鮮鉱山.gif


2 軍事的には、中国との緩衝地帯になるため

特に中国にとっては、在韓米軍と直接相対するのは、
非常に負担が大きい。
北朝鮮ならば、難民対策程度で済むのが、
在韓米軍となると、武器・装備などは飛躍的に高度になるし、
精神的にも非常に厳しい勤務となる。

程度の差はあれど,米韓ともに事情は同じだと思う。


3 日韓の支持を得られなかった

1994年、クリントンが北朝鮮を攻撃しようとしたことがある
やめたのは、
関係各国、日韓中露の支持を得られなかったため。
特に日韓。

韓国が攻撃を嫌ったのは,経済的なダメージを嫌ったせいだが,
それとともに韓国人は,今でも決断できないと思う。
そういう民族だ。
自分たちが圧倒的に有利である確信のない限り。

現状でも韓国軍は北朝鮮軍を装備で圧倒する。
しかし,戦ってみないとどちらが勝つかわからない。
(米中露は静観するとして)
北朝鮮は失うものはあまりないのに対して,
韓国は失うものが多すぎる。

それに彼らはいざとなるとまるで腰が入らない。
腰が入らないのは北朝鮮も同じかもしれないが。
朝鮮戦争のとき,なぜ韓国軍は一気に釜山まで押されたか。
形成逆転した後,なぜ北朝鮮軍は中朝国境付近まで一気に押されたか。

朝鮮戦争.gif


4 中露は北東アジアの混乱を避けたい

東北中国はもともと満州の土地、朝鮮族も多い。
この地域には藩陽軍区(北部戦区)という中国屈指の軍隊がいる。
朝鮮族や満州族も多数参加しているという。

ここに難民が流入して不安定化したらどうなるのか。
少数民族の独立騒ぎが起きても不思議ではないし、
その騒ぎは新彊ウィグルやチベット方面にまで広がるかもしれない。

ロシアにしても玉突き的に中国や北朝鮮からの
難民が増えるのを怖れている。
シベリアには500万人しかロシア人がいない。
対して東北中国には1億人以上の中国人がいる。
1%が難民化するだけで100万人だ。

中国少数民族02.gif
参照

朝鮮自治州.jpg
参照





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2017年03月16日

北朝鮮攻撃 その2 今年、米軍の北朝鮮攻撃がある理由

北朝鮮攻撃 その1 からの続き

A 今年、米軍の北朝鮮攻撃がある理由

シンプルな話だ。
北朝鮮問題は不良債権処理に似ている。
遅らせれば遅らすほど、問題が大きく複雑になる。

どのような不良債権があるか。

@核弾道ミサイル
このミサイルを持つと,北朝鮮はアメリカ本土全域を核攻撃できる。
これをアメリカは絶対に容認できない。

A核ミサイル(技術)輸出
南米,中近東,旧ソ連諸国が北朝鮮から核ミサイルを購入したら。
その周辺の政治バランスが根底から覆る。

B東アジアの核ドミノ
北朝鮮が核ミサイルを配備すれば,
韓国は北朝鮮主導の半島統一を受け入れるか,
自国核配備を決断しなくてはならないかもしれない。
半島が核化すれば,日本,台湾も相当な対抗をする必要がある。

C北朝鮮に強い態度をとれなくなる。
アメリカはおそらく韓国を引き払うだろう。

D北朝鮮は核を絶対に手放さない。
北朝鮮は核によって国体を維持してきた核原理主義国である。
仮に米朝平和条約を結ぼうとも,北はこっそり核を開発し続ける。
ソフトランディングはトランプに言わせると『ない』。
妥当な判断だと思う。


トランプはオバマのソフトな態度を批判している。
太陽政策が北朝鮮に効果がないのは既に証明済みだ。
ただ、今までは北風政策をとるほどの利益がなかっただけである。

しかし、ここに至って北朝鮮をのさばらせるわけにはいかなくなってきた。
核ミサイルと金正男暗殺事件は周辺国に強い脅威を与えているのだ。

国益において何が優先されるか。
 安全保障>経済的利益
である。
命と引き換えにしてもお金が欲しい、などという人は極めて限られるだろう。
アメリカを含む周辺諸国は,安全を脅かせる北朝鮮の核問題から
逃げるわけにはいかないのだ。

移動ランチャーミサイル.jpg
参考画像 画像はTHAAD

繰り返すが、
北朝鮮の核はのっぴきならないところまで来ている。
それはアメリカを含む周辺国ののど元近くまで刃を向けている。

ソフトランディングは効果がない。
相手に時間を与えれば、その分だけ不利になる。
ハードランディングで早急に脅威を取り除く必要がある。
安全保障>経済的利益なのだ。

安全保障が激しく脅かされているにも関わらず、
仮に今年中、それも割りと早い段階で北朝鮮に攻撃しないのならば、
その不手際を責められるべきだろう。

タイムリミットは,北朝鮮が核ミサイル配備するまで。


米韓合同演習.jpg





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2017年03月15日

北朝鮮攻撃 その1

去年の秋から、北朝鮮への米軍攻撃の話で緊張が高まっている。
特に、先日の金正男暗殺事件により、さらにボルテージがあがった。

私は米軍の北朝鮮攻撃は今年中にあると思っているが、
北朝鮮攻撃を考える上で、最大のポイントは何か。

中国だ。

突然,米軍が北朝鮮に攻撃したとしよう。
間違いなく、中国も進撃してくる。
北朝鮮を守るためではなく、
まずは自衛のため、そして北朝鮮利権を守るため。

つまり、米軍が北朝鮮を攻撃するのならば、
最低限、中国に話を通しておく必要があるし、
場合によっては米中合同軍だってありえるのではないか。


戦後処理にも中国の意見が重要だ。

ポスト金正恩をどうするのか。
正統性の高いという金正男(中国の庇護にあった)の息子をたてるのか。
或いは国連主導等、多国籍の委託地域になるのか。

いずれにせよ、主体は米中ということになると思う。
(おそらく韓国は主体になれない)

米中でヤルタ会談が必要なのである。
トランプと習近平間で米中会談のなされたあとで攻撃、
という手はずになるのではないか。

闇雲にトランプが北朝鮮を攻撃したのなら、
トランプは東北アジアを不安定化させたとして
周辺国から大避難を受けるであろう。

ターニングポイントになりそうなのが、来月のトランプー習会談である。

米中首脳会談、来月上旬で調整 2017年3月14日

この会談で北朝鮮についての腹を探りあうだろう、
と思われる。
私も誠に拙いながら、感想を述べていこうと思う。


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